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蚊がいない庭にする工夫!ヤブ蚊対策とおすすめアイテム

夏のガーデニングは蚊との戦い。特に庭の茂みなどを好むヤブ蚊は、昼間に人の血を吸う習性があるので、庭仕事の大敵です。蚊の種類や生育サイクル、発生場所、そして蚊がいない庭にするための工夫やおすすめグッズを紹介します。

目次

夏の庭の大敵「蚊」の季節が到来!そもそもどんな虫なの?

夏の庭仕事の際にやっかいなのが「蚊」。蚊が発生する庭では数分作業をしているだけで、体中がさされてかゆくてたまらなくなり、ガーデニングどころではなくなりますよね。

よく見かける代表的な蚊2種類

夏の庭の大敵「蚊」の季節が到来!そもそもどんな虫なの?

日本には、100種類ほどの蚊が生息していますが、一般家庭でよく見る蚊は大きく分けて、屋内に侵入するイエ蚊と、屋外の茂みなどに生息するヤブ蚊がいます。

■アカイエカ
アカイエカは、主に家の中に生息している蚊です。寝ている時に耳元でプウーンというわずらわしい音で近寄ってくるのはおそらくアカイエカです。おかげで寝苦しい経験をした人も多いのではないでしょうか。


■ヒトスジシマカ(ヤブ蚊)
ヒトスジシマカは通称「ヤブ蚊」と呼ばれる、黒い身体に白いシマの入った蚊です。白黒のシマ模様のヤブ蚊に刺されて強烈なかゆみが生じた記憶はだれもが持っているのではないでしょうか。ヤブ蚊に刺されると、腫れとともに強烈なかゆみが生じます。

蚊の種類によって血を吸う時間帯が違う

蚊はその種類により吸血する時間が異なります。

アカイエカ:夕方から夜にかけて吸血します。夜中に耳元に寄ってくるのは夜間に活動するからです。

ヒトスジシマカ(ヤブ蚊):日中(特に早朝と夕方にかけて)吸血します。夕方に庭に出て大量のヤブ蚊に刺された人も多いと思います。

ガーデニングの大敵はヤブ蚊

ガーデニングの大敵はヤブ蚊

屋外の茂みなどを好み、日中(特に早朝と夕方にかけて)吸血するヤブ蚊は、ガーデニングの大敵です。5月中旬から10月下旬にかけて大発生し、人の血を吸います。強烈なかゆみはもちろん、ヤブ蚊を媒介とした感染症(デング熱やジカ熱)の恐れもあるので、できるだけ蚊に刺されない対策が大切です。

そのためには、まず蚊の生育サイクルを覚えておきましょう。

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蚊の生育サイクルと発生時期

ヤブ蚊の生育サイクル

ヤブ蚊は、流れのない水たまりなどに卵を産みつけます。一度の産卵で200個~300個もの卵を産みつけ、そこからボウフラ→サナギ→成虫になるまで、わずか10日~15日ほど。あっというまに成虫のヤブ蚊となって水から飛び立ちます。

ヤブ蚊の生育サイクル

ヤブ蚊の発生時期

ヤブ蚊は気温が22〜30℃程度の時に活発に動き、気温が高くなる8月頃に最も多く発生します。

ただし、真夏の35℃以上にもなる猛暑日や15℃以下の日は活動量が鈍くなります。暑すぎる夏は、蚊の活動が気温の低い時間帯である朝や夕方に多くなるのも、これが要因のひとつです。

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庭での蚊の発生を防ぐ対策|水のある場所は注意!

蚊の発生を防ぐには?水のある所は注意!

上記のとおり、ヤブ蚊が発生する前提として、まず産卵して、幼虫(ボウフラ)が生息するための水たまりが必要です。逆に言えば、ヤブ蚊は少量でも水が溜まった場所があれば産卵し、大繁殖します。

家まわりでヤブ蚊が産卵し、ボウフラが発生しやすい場所としては下記のような場所が挙げられます。どれも水が溜まりやすく、放置されやすい場所です。

・空き缶、空き瓶、ペットボトル
・植木鉢の受け皿
・古タイヤの中
・ビニール袋等のくぼみ
・バケツ
・境界ブロックの穴

蚊の発生を防ぐには?水のある所は注意!

庭の水道まわりなども水たまりができやすく、ボウフラが発生しやすい場所。雨の後に溜まった水も放置するとボウフラの温床に。


一方、成虫になったヤブ蚊は、名前の通り草木が生い茂った藪や、日当たりや風通しが悪く、人がよく出入りする場所に多く見られます。

水たまりができやすく、茂みのある庭は、まさにヤブ蚊が生息するのにうってつけの場所なのです。

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蚊が人に寄ってくるのはなぜ?

蚊が人に寄ってくるのはなぜ?

ヤブ蚊が人に寄ってくるのは、人や動物から血を吸い、栄養を補うためだといわれています。そのため、吸血するのは繁殖期のメスだけで、オスは血を吸いません。蚊の吸血目的は、産卵期の栄養を人や動物の血液から摂取するためなのです。

蚊に刺されやすい人は?

蚊は視力が良くないため、ニオイや温度、人や動物の呼吸から排出する、「二酸化炭素」を感知して近寄ってきます。

①ニオイに寄ってくる|汗や体臭

蚊に刺されやすい人の特徴

蚊にはさまざまな化学物質を感じ取るセンサーが備わっています。汗や体のニオイも蚊が寄ってくる原因となるので、こまめに汗を拭きとり、体を清潔に保つことで蚊に刺されるのを軽減できます。

②温度に寄ってくる|体温

蚊に刺されやすい人の特徴

蚊は、人や動物から吸血するため、動物の体温を感じ取る敏感な温度センサーを持っています。周囲より温度が高いものを感知して、吸血対象となる人や動物に近寄ってくるのです。庭作業で汗をかき、体温が上昇するガーデニングは、蚊が集まりやすい条件がそろっているといえるでしょう。

③吐く息に寄ってくる|二酸化炭素

蚊に刺されやすい人の特徴

同じく、人や動物が吐く息(=二酸化炭素)も、蚊が吸血対象を見つけて集まるための目印になります。また、ビールなどに含まれるアルコール臭や、炭酸からでる二酸化炭素などにも蚊は反応します。

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庭に蚊がいなくなる方法|どんな対策グッズを選べばいい?

では、ガーデニングで遭遇するヤブ蚊対策にはどのようなグッズを選べばいいのでしょうか?

ヤブ蚊対策のグッズは目的によっていくつかの種類に分けられます。

①ヤブ蚊(産卵やボウフラ)の発生自体を防ぎたい

②今いるヤブ蚊を退治したい

③肌をヤブ蚊から守りたい

④ヤブ蚊のいない空間にしたい


ヤブ蚊を発生させないためには、産卵場所やボウフラの発生源となる水たまりを庭に作らないことが第一です。

でも、気を付けていても急な雨などでどうしても見えない場所に水は溜まりますし、ボウフラがいない庭でも、人のニオイや体温などを感知して茂みなどにどこからともなくヤブ蚊は集まってきます。

今いるヤブ蚊を退治するなら、スプレー剤で直接駆除するのが効果的。
そして肌をヤブ蚊から守るには、庭作業前に虫よけを肌にスプレーしておくことが有効です。

一方で、作業場所に処理することでヤブ蚊のいない空間をつくれるスプレーもあります。手軽で効果的な対策グッズを利用して、ガーデニングを快適にしましょう。

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蚊がいない庭にする工夫におすすめのスプレー

蚊がいない庭にする工夫におすすめのスプレー

ここからは、ヤブ蚊の幼虫であるボウフラの発生予防や、成虫になったヤブ蚊を寄せつけないためのおすすめグッズを紹介します。

1プッシュでヤブ蚊を駆除&8時間よせつけない!「ヤブ蚊プッシュ」

1プッシュでヤブ蚊を8時間寄せつけない!「ヤブ蚊プッシュ」

「ヤブ蚊プッシュ」は、草むらや庭木周り、物陰、地面に1プッシュするだけで、ヤブ蚊を駆除&よせつけない空間を8時間持続してれます(※)

※使用環境により異なります。

 

1プッシュでヤブ蚊を8時間寄せつけない!「ヤブ蚊プッシュ」

片手に収まるミニサイズでありながら、120回分とたっぷり使えるので、ヤブ蚊の発生時期には1本常備しておくと心強いですよ。コンパクトで持ち運びしやすいので、庭作業以外に、キャンプやレジャー時にも気軽に持っていけるのも魅力です。

ヤブ蚊&マダニを手軽に予防・駆除できる「ヤブ蚊マダニ ジェット」

ヤブ蚊&マダニを手軽に予防・駆除できる「ヤブ蚊マダニ ジェット」

手軽にヤブ蚊対策を試したい人には「ヤブ蚊マダニジェット」がおすすめです。

庭木のまわりや茂み、地面にまいておくだけで、約8時間(※)ヤブ蚊をよせつけない空間を作るとともに、潜んでいるマダニも駆除できます。「ヤブ蚊ボウフラジェット」に比べて効果持続時間が短めなのと、ボウフラの予防・駆除はできませんが、その分価格がリーズナブルなので試しやすいのがポイントです。
※蚊成虫に対する効果。使用環境により異なります。

ヤブ蚊マダニジェットの使い方

ヤブ蚊のいない空間をつくり、ボウフラも予防・駆除する「ヤブ蚊ボウフラジェット」

使用開始時に天面のストッパーを上におこして、パキッと音がするまで後ろの方に曲げて折りとり、缶をよく振ってからスプレーします。

怖いマダニも駆除!

ヤブ蚊に比べると、庭での遭遇率は低いマダニ。それほど身近に感じないかもしれませんが、公園の雑木林やハイキングで山登りをするなどした際に、衣服について住宅に持ち込まれたり、犬の散歩の際に犬にマダニがついてくる場合もあります。「ヤブ蚊マダニジェット」「ヤブ蚊ボウフラジェット」ともに、ヤブ蚊と同時にマダニが駆除できます。

ヤブ蚊のいない空間をつくり、ボウフラから予防・駆除する「ヤブ蚊ボウフラジェット」

ヤブ蚊のいない空間をつくり、ボウフラも予防・駆除する「ヤブ蚊ボウフラジェット」

本格的にしっかりヤブ蚊対策をしたい人には「ヤブ蚊ボウフラジェット」がおすすめです。地面や茂みにスプレーするだけで、2週間(※)ヤブ蚊のいない空間を作るとともに、ヤブ蚊の発生源となるボウフラ(蚊の幼虫)までも予防・駆除することができます。
※蚊成虫・マダニに対する効果。使用環境により異なります。

こんな人におすすめ!

①ヤブ蚊(産卵やボウフラ)の発生自体を防ぎたい

②今いるヤブ蚊を退治したい

③ヤブ蚊のいない空間にしたい

■ヤブ蚊・ボウフラに対して

ヤブ蚊を寄せつけないためには、ヤブ蚊が潜んでいそうな草むら、庭木まわり、物陰、水たまり等に1~2mの距離から1㎡あたり約5秒ずつ噴射します。ヤブ蚊を直接駆除する場合は、約1秒間直接噴射します。

蚊の幼虫(ボウフラ)を直接駆除する場合は、発生源(水たまり等)に対して、水量70~140ℓあたり約1秒間噴射します。

■マダニに対して

マダニが潜んでいそうな草むら、庭木まわり、地面等に約1mの距離から1㎡あたり約5秒ずつ噴射します。見つけたマダニを直接駆除する場合は、約1秒間直接噴射します。

3つのスプレーの使い分けは?

「ヤブ蚊プッシュ」「ヤブ蚊マダニジェット」「ヤブ蚊ボウフラジェット」はすべてヤブ蚊に効果があるけれど、どれを選べばいいのか迷う…という場合は、以下のまとめ表を目安にしてみてくださいね。

ヤブ蚊プッシュ (左)

販売名:アース殺虫エアゾールL1b

ヤブ蚊マダニジェット(中央)

販売名:アースジェットYjb-2b

ヤブ蚊ボウフラジェット(右)

販売名:アースジェットET2

ボウフラの

予防・駆除

なし なし あり

マダニの

予防・駆除

なし あり あり

重量

(全量使用量)

約114g
(120回)
約451g
(約110秒)
約432g
(約100秒)
持続効果

約8時間(※)

蚊のいない空間を作る

約8時間(※)

蚊とマダニのいない空間を作る

約2週間(※)

蚊とボウフラのいない空間を作る

こんな人におすすめ

手軽に待ち運べてコスパ良く対策したい

ヤブ蚊もマダニも対策したい

ボウフラからしっかりヤブ蚊対策をしたい

※使用環境により異なります。
注意:「ヤブ蚊プッシュ」「ヤブ蚊マダニジェット」「ヤブ蚊ボウフラジェット」は防除用医薬部外品になります。使用上の注意をよく読んでご使用ください。

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ヤブ蚊のいない庭で快適ガーデニングを

大量発生するとガーデニングどころではなくなるヤブ蚊は、夏の庭にとってはやっかいな存在です。庭仕事の前にさっとスプレーして、ヤブ蚊がいない庭で快適な夏のガーデニングを楽しみましょう。

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