オーニソガラム・ヌタンスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- オーニソガラム・ヌタンス
- 学名
Ornithogalum nutans
- 別名・流通名
- ガラスの花
- 科名
- キジカクシ科
- 属名
- オオアマナ属
- 原産地
- ブルガリア、トルコ、ギリシャ
オーニソガラム・ヌタンスの特徴
オーニソガラム・ヌタンスは、晩春から初夏に開花する多年草(球根花)です。何色とひとくちに言い難い美しい色合いで、その繊細な雰囲気から「ガラスの花」とも呼ばれています。
草丈が低く、花壇の縁取りに植えるのに適しています。最近は、球根付きの切り花としても流通しています。
オーニソガラム・ヌタンスの詳細情報
園芸分類 | 球根 |
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草丈・樹高 | 15~25cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 休眠期 |
花色 | 白~緑の複色 |
開花時期 | 4月~5月 |
オーニソガラム・ヌタンスの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
開花 |
オーニソガラム・ヌタンスの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しが良い場所に植え付けます。生長には寒さと日光、適切な水分が必要です。
真夏に強い光が当たり続けるような場所への植え付けは不向きです。冬から春は日当たりが良く、真夏は半日陰程度になるような落葉樹の株元などの環境が適しています。
用土
水はけが良い土が適しています。球根専用の用土か草花用の培養土を利用するのもよいでしょう。
オーニソガラム・ヌタンスの育て方のポイント
水やり
地植えは、植え付け直後以外は水やりの必要はありません。
鉢植えは、葉が出るまでに時間を要するため、水やりを忘れがちになります。鉢の表面の土が乾いたタイミングで、たっぷりと水やりを続けましょう。
開花後の水やりは、葉が黄色くなって枯れるまでは続け、夏の間は断水します。秋に芽が出てきたら、再開しましょう。
肥料
地植えは、一般的な草花が問題なく開花する自然の循環ができている庭ならば無肥料でも開花します。
鉢植えは、植え付け時の元肥と花が終わったら少量与える程度で十分です。
オーニソガラム・ヌタンスの詳しい育て方
選び方
カビの生えていないきれいな球根を選びましょう。
植え付け
球根の植え付けは、10月~11月が適時です。地域によって差がありますが、目安としては「紅葉の見ごろ」を目安にするとよいでしょう。
地植えは、植え付ける深さ3cm程度、間隔は5~10cmが目安です。
鉢植えは、15cmの鉢で5~7球程度が目安です。
植え替え・鉢替え
鉢植えは、1~2年に1回、秋に植え替えをしましょう。
花
晩春~初夏に開花し、下から上に向かって咲き進みます。頂点の花が咲き終わったら、花茎のみを株元で摘み取りましょう。
鉢植えは、葉が枯れる6月頃までは水やりを続けます。
収穫
球根付きの切り花としても流通し、実際の開花より早く出回ります。
夏越し
寒冷地では植えっぱなしにできますが、高温多湿の温暖地では、水はけが悪いと球根が腐ってしまうことがあります。葉が黄色くなって枯れてきた6月頃に、球根を掘り起こして、秋に植え付けしなおしたほうがよい場合もあります。
鉢植えは、葉がなくなったら断水し、風通しの良い日陰に鉢を移動しましょう。
冬越し
鉢植え
晩秋に発芽したら水やりを再開します。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
分球で増えます。