ヒイラギモクセイとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ヒイラギモクセイ
- 学名
Osmanthus × fortunei
- 英名
- Fortune's Osmanthus
- 和名
- 柊木犀
- 科名
- モクセイ科
- 属名
- モクセイ属
- 原産地
- 中国
ヒイラギモクセイの特徴
ヒイラギモクセイは、モクセイ科モクセイ属の常緑高木。ヒイラギとギンモクセイの交雑種だとされ、ヒイラギによく似た鋸歯のある葉を持ちます。葉の密度が高く、強い刈り込みにも耐えるため、公園樹、生垣や目隠しとして植栽されます。
ヒイラギモクセイの花が咲くのは10月~11月、ギンモクセイより少し遅れて、かつヒイラギよりも早く開花します。花の特徴はギンモクセイに似ていて、花色は白、花びらは4裂し反り返らず、芳香があります。ヒイラギの花は、花びらが反り返るので、見分けることができます。葉は長さ5~7cm、厚く鋸歯があります。幹は灰褐色でザラザラとした、モクセイ属らしい木肌をしています。
ヒイラギモクセイの詳細情報
園芸分類 | 庭木、常緑 |
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草丈・樹高 | 5~7m |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 白 |
開花時期 | 10月~11月 |
ヒイラギモクセイの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け |
ヒイラギモクセイの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所を好みます。半日陰でも問題なく育ちますが、あまり日当たりが悪いと花つきが悪くなります。また、大きくなるので、鉢植えよりも庭植え向きの木です。
用土
水はけが良く、肥沃な土壌を好みます。
ヒイラギモクセイの育て方のポイント
水やり
根付いてからは特に水やりの必要はありません。あまり乾燥が続くようなときは、土の乾き具合を見て水やりをしてください。
肥料
1月~2月、5月、8月~9月に緩効性肥料を施します。
病害虫
乾燥が続くと、ハダニの被害にあうことがあります。枝葉にまで水をかけるようにして予防しましょう。日当たりと風通しが悪いとカイガラムシが発生することがあります。風通し良く管理してください。
ヒイラギモクセイの詳しい育て方
選び方
葉の色つやが良く、害虫の被害のないもの、主幹がしっかりとしている株を選びましょう。
植え付け
3月~4月、9月~10月が植え付け適期です。植え付け後は、根と土をなじませるように、たっぷりと水やりします。
剪定・切り戻し
樹形を整える大きな剪定は、花後に行いましょう。新芽が伸びる前の2月~3月は、混みあった枝や、徒長した枝を切り取ります。
花
ヒイラギモクセイは、10月~11月頃、香りの良い白い花を咲かせます。
冬越し
冬でも葉を落とさない常緑樹です。特に必要な冬越しの作業はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木で増やすことができます。