出荷のピークは3月まで!春の球根の花4選
金子三保子
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少しずつ春めいた日が多くなってきました。本格的な春もすぐそこまで来ていますね。
花屋さんでは、実際の季節より一足早く、ただいま春爛漫の時期を迎えています。
春の花の出荷のピークは3月!
びっくりするかもしれませんが、春の生花が豊富に揃うのは12月~3月まで。ファッション業界の洋服と同じように、生花も季節先取りで、冬に春の生花が出回ります。
春本番の4月になると、今度は初夏~夏の花に日ごとにシフトしていき、あっという間に春の花を見かけなくなってしまうのです。
ということで、今年も春の花の出回りは、あと1か月です。今回は春の代表的な球根の花4種をご紹介します。
春の球根の花4選
ラナンキュラス
ころんとしたつぼみが、日ごとにふんわりと開いてくる様子はとてもきれいです。
品種にもよりますが、つぼみの時と満開時では花の直径が3~4倍は違います。
花びらの色あいが微妙なものが多いラナンキュラス。毎日表情が変わります。
アネモネ
太陽と温度に敏感に反応する性質です。朝になると開き、夜になると閉じるを繰り返します。
最近は、定番カラーのビビッドカラーの他、パステルトーンの淡い色あい、また花のサイズも大輪から小輪まで、いろんな品種が出回っています。
チューリップ
光や温度に敏感に反応する性質です。朝になると開き、夜になると閉じるを繰り返します。また、切り花にしてからも茎が伸びます。
ヒヤシンス
水栽培、苗、生花といろいろな形態で出回っている球根の花。香りがするので、玄関に一輪飾るのもおすすめです。
最初は茎をあまり切らず葉っぱ付きで、葉っぱが黄色くなってきたら、切り戻しをします。生けてからも茎が伸びるので、切り戻しするか、伸びた丈にあわせて花瓶を変えましょう。
茎が柔らかくて折れやすいので、花瓶はヒヤシンスの花を花瓶のフチに引っ掛けるようにして折れるのを防止するとよいです。
最近はシックな色、アプリコット色など、カラーバリエーションも豊富になってきました。
花瓶に生けるときのポイント
ラナンキュラス、アネモネ、チューリップ、ヒヤシンス。花瓶に生けるときは、「浅水」で生けます。また、水は清潔に保つために、こまめに変えましょう。
浅水とは?
茎が空洞の花、柔らかい花は、水につかっている部分の茎が腐りやすいため、花瓶の水を少なめに入れて、できるだけ茎が水につかっている部分を少なくします。
この事を「浅水」といいます。
浅水の注意点としては、極端に軽い器に少ない水で生けると、花の重さに負けて器が倒れて水がこぼれるという惨事になりかねません。
特にヒヤシンスは、重量があるので要注意です。花瓶と水を入れた時の重さが花より軽くならないような花瓶を選びましょう
春の花いっぱいのアレンジメント
いかがでしたか?
暖かくなるのはうれしいですが、春の花との別れも近づいているのは、ちょっと寂しい気もする3月です。
是非、3月の花屋さんに足をお運びください♪お気に入りの花に出会えますように。
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