アグラオネマとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
アグラオネマ
学名

Aglaonema

英名
Aglaonema
科名
サトイモ科
属名
アグラオネマ属
原産地
熱帯アジア

アグラオネマの特徴

アグラオネマは熱帯アジア原産の観葉植物で、近年人気が高くなりさまざまな園芸品種が流通しています。葉模様が美しく、アグラオネマ・ピクタムの園芸品種は特に人気があります。

アグラオネマは雌雄同株で、匍匐性のものと直立するものがあります。現在広く流通しているのは直立するタイプのアグラオネマになります。耐陰性が高く高温多湿を好むため、水槽やガラスケージ、衣装ケースなどで湿度を保てるようにして管理することがあります。

アグラオネマの詳細情報

園芸分類 観葉植物
草丈・樹高 ~1m程度
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色

サトイモ科の樹液

サトイモ科に分類されている植物の樹液にはシュウ酸カルシウムが含まれています。そのため、体質によっては皮膚がかぶれてしまうことがあります。過度に心配する必要はありませんが、剪定や植え替えをするときはゴム手袋などをすると安心できると思います。

また、小さいお子様やペットがいるご家庭では誤って口にしないよう手の届かない場所に置いておいた方が事故の防止に繋がります。

 

アグラオネマの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え替え
肥料

アグラオネマの栽培環境

日当たり・置き場所

屋外

アグラオネマは多湿を好むため、屋外で管理する場合は水切れや空中湿度が低くならないように注意します。特にアグラオネマを購入した時に、水槽やガラスケージなどで栽培されていた株の場合は屋外で管理するのは避けた方が無難でしょう。園芸店などで常湿の環境で販売されていたアグラオネマはそのまま屋外で管理して大丈夫です。

室内

アグラオネマは耐陰性が強いため明るい室内であれば通年育てることが出来ます。より本格的に育てる場合は水草などの植物育成用ライトを用いると良いでしょう。多湿な環境を好むためガラスケージや水槽にいれて空中湿度を確保できるようにします。

温度

アグラオネマは寒さに弱いため肌寒いと感じるようになったら暖かい室内に移動させましょう。

用土

アグラオネマは高温多湿を好みますが、水はけの悪い土と使ってしまうと根の張りが弱くなったりする場合があります。そのため出来るだけ排水性が良く、保水性のある土を使うようにしましょう。もしくは水苔を使って植えても良いです。

アグラオネマの育て方のポイント

水やり

アグラオネマを常湿で管理しているときは、土の表面が乾燥したら鉢底から水が流れ出る位たっぷりと水やりをするようにします。また、葉水を定期的に行うことでハダニなどの発生を予防することができます。葉水をする時はアグラオネマの葉裏にもしっかりと水をかけましょう。

肥料

アグラオネマは冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の生長期に与えるようにします。

肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。
有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

病害虫

ハダニアブラムシカイガラムシ、に注意しましょう。特に屋外では害虫の被害に遭いやすいのでよく観察することが大切です。

アグラオネマの詳しい育て方

選び方

アグラオネマを選ぶときは葉の色つやが良く、好みの模様をした株を選ぶと良いでしょう。また、病害虫が発生していないか注意します。

植え付け

植え付けは暖かい時期に行うのがおすすめです。 7月以降に植え付けを行う場合は猛暑日は避けるようにします。

剪定・切り戻し

アグラオネマは剪定をあまり必要としませんが、葉が混みあってきて風通しが悪くなってきたときなどは邪魔な葉を剪定します。また、株の高さが出てきた場合は切り戻しを行うことで、切り口周囲から脇芽を発生させます。

植え替え・鉢替え

アグラオネマの水はけが悪くなったり、株が鉢一杯に増えてきたら植え替えします。植え替えの適期は5~7月頃ですが、暖かい室内であれば時期は問いません。

アグラオネマは白い花を咲かせることがあります。

夏越し

アグラオネマは暑さには強いですが乾燥に弱いため、半日陰の涼しい場所で夏越しをするようにしましょう。

冬越し

アグラオネマは寒さに弱いため、肌寒い季節になってきたら暖かい室内に移動させます。なるべくレースカーテン越し程度の日当たりの場所に置き、寒さに当てないように気を付けましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

アグラオネマは株分けや挿し木、取り木で増やすことが出来ます。10cm程度の挿し穂を作り、ミズゴケや細粒赤玉土などを用いて挿し木しましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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