ソフォラ・リトルベイビーとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ソフォラ・リトルベイビー
学名

Sophora prostrata ‘Little Baby’

英名
Sophora prostrata ‘Little Baby’
別名・流通名
メルヘンの木
科名
マメ科
属名
ソフォラ(クララ)属
原産地
ニュージーランド

ソフォラ・リトルベイビーの特徴

ソフォラ・リトルベイビーはマメ科クララ属に分類されるニュージーランド原産の植物です。属の和名であるクララは根を舐めるとクラクラと目が眩むぐらい苦く、眩草(くららぐさ)と呼ばれていたことが由来とされています。ジグザグの細い枝に小さく丸い葉が連なる草姿は大変可愛らしく、メルヘンの木とも呼ばれています。ソフォラ・リトルベイビーは日当たりを好みますが夏の蒸れが苦手です。また、葉が小さいため乾燥にも弱く、冬場は葉水などでいかに湿度を保つかがポイントになってきます。珍しい見た目ですが人気が高く、園芸店やホームセンターなどで購入することが出来ます。

ソフォラ・リトルベイビーの詳細情報

園芸分類 観葉植物
耐寒性 弱い
耐暑性 普通
耐陰性 普通
花色 オレンジ色
開花時期 不定期

ソフォラ・リトルベイビーの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
肥料

ソフォラ・リトルベイビーの栽培環境

日当たり・置き場所

【屋外】

春~秋にかけて屋外で管理することができますが、直射日光を当ててしまうと刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので遮光をして下さい。遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。

【屋内】

ソフォラ・リトルベイビーは耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。しかし、日光が当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。室内だからと言って直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。

また、ソフォラ・リトルベイビーにエアコンの風などが直接当たってしまうと枯れてしまうことがあるため、エアコンの風が当たらない風通しと日当たりの良い場所に置きましょう。

温度

肌寒くなってきたら暖かい場所に移動させると良いでしょう。また、霜に当たると弱ってしまうため、霜に当てないよう注意が必要です。

用土

ソフォラ・リトルベイビー は水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。そのため、出来るだけ水はけの良い土を使うのをおすすめします。自分でブレンドする場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合でブレンドし、生育環境に合わせて微調整してください。また、室内の場合は土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生をある程度防ぐことが出来ます。

ソフォラ・リトルベイビーの育て方のポイント

水やり

ソフォラ・リトルベイビーが生長している間は土の表面が乾燥したら、鉢底から水が流れ出る位たっぷりと水やりをするようにします。気温が低い冬など、ソフォラ・リトルベイビーの生長が止まったら水やりを控え、一週間に12回程度水やりをするようにしましょう。生長期であれば腰水で管理をしても良いです。

また、葉水を定期的に行うことでハダニなどの発生を予防することができます。葉水をする時はソフォラ・リトルベイビーの葉裏にもしっかりと水をかけましょう。

肥料

ソフォラ・リトルベイビーは冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の生長期に与えるようにします。肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。 有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

また、肥料分が不足すると葉が黄色くなります。根詰まりや害虫の被害が無く葉が黄色くなる場合は薄めの肥料を与え、徐々に規定倍率の肥料を与えるようにしてください。

病害虫

ハダニアブラムシカイガラムシ、に注意しましょう。特に屋外では害虫の被害に遭いやすいのでよく観察することが大切です。

ソフォラ・リトルベイビーの詳しい育て方

選び方

ソフォラ・リトルベイビーを買う時は必ず病害虫に注意してください。ハダニやアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと後々ソフォラ・リトルベイビーが弱ってしまったり、最悪の場合他の植物へ付着してしまう可能性があります。

植え付け

ソフォラ・リトルベイビーの植え付けは5月~6月の暖かい時期に行うのがおすすめです。植え付け直後で根張りが弱い場合は土を乾かさないように注意します。

剪定・切り戻し

切れ味の良いハサミやナイフを使って古くなった葉や枝(茎)を剪定し、通気性を良くしてください。剪定は生長期の後半か、生長期が終わった後に行うのがおすすめです。

植え替え・鉢替え

ソフォラ・リトルベイビーは植え替えをしないでいると鉢が根でパンパンになってしまい根詰まりを起こしてしまいます。そのため、環境にもよりますが1~2年に1度1回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。水はけの良い土を使って植え替え、鉢底にはしっかりと鉢底石を入れてください。植え替え時期は5~7月頃が最適です。

オレンジ色の可愛らしい花を咲かせます。

オレンジ色の可愛らしい花を咲かせます。

夏越し

屋外で育てる場合、猛暑日は日陰に移動してください。30~50%程度の遮光をすると葉焼けを防止することが出来ます。ソフォラ・リトルベイビーの水やりは気温が高くなる時間帯に水をあげてしまうと蒸れる可能性があるため、土の表面が乾いたら夕方~夜にたっぷり与えてください。

冬越し

気温が低くなってくるとソフォラ・リトルベイビーの生長が緩慢になるので、水やりを土の表面が乾燥してから2~3日後に行ってください。霜に当たると枯れてきてしまうので、肌寒くなってきたら室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

実生で増やすことが出来ます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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