エアプランツを木のバークに着生してみよう!
持永久美子
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土も要らないユニークな植物エアプランツは最近人気上昇中のインテリアグリーンですね。種類も様々で上手に育てれば大きくなって子株が出来たり花を咲かせたり、育てる楽しみがあります。
エアプランツは原産地では木やサボテン、岩などに根を張って自生する着生植物です。今回は木のバークに着生させて、少しでも自生地での生活環境に近づけるようなアレンジになればと作成しました。
とても簡単に出来るので皆さんもぜひ作ってみてくださいね。
目次
着生のメリットは?
鉢に植えなくてもそのまま育てられるエアプランツですが、根元の近くに根が着生出来るような素材があればそこに誘導するような管理をしてあげると根が出てきやすいです。
エアプランツの根は活着するだけの役割だと思われがちですが、実際はエアプランツの根も養分や水を多少吸収しています。
そのため、やはり根が出てくると生育も安定し、よりすくすく大きく育ってくれるようです。先日お店で購入したエアプランツも見事に沢山の根が出ていて株もイキイキ!着生するとこんなにも違うんだなと実感しました。
ハリが違います。美しい!
バークに取り付けてみよう!
材料
*バーク(インテリアバーク、バークチップ等の名称で販売されています)
流木やへゴ板、軽石などもオススメ!
*キリ
*ワイヤー
*エアプランツ
バークの灰汁抜き
バークとは松の樹皮のことで、松ヤニなどが多く含まれているため灰汁抜きが必要になります。
灰汁抜きは水を張ったバケツなどの中に半日~1日ほど漬け、再度水を取り替えて半日~1日ほど漬けて取り出し、芯まで乾燥させれば終了です。
早く終わらせたい場合は沸騰したお湯の中にバークを入れて10~30分ほど煮沸してください。その後半日ほど綺麗な水に浸けて取り出し、芯まで乾燥させれば終了です。
バークの灰汁抜きを行わないとエアプランツが汚れてしまうことがあるため、しっかりと行うようにしてください。
キリで穴あけ作業
バランスを見ながらキリで穴をあけます。バークが固く、穴が空かない場合は電動ドライバーなどを用いてもよいです。手や床を傷つけないように、厚めの段ボールや発泡スチロールの上で行うのがおすすめです。
大きさは根元が入るくらいの小さめの穴で大丈夫です。
今回はエアプランツが2株あるので、穴も2個あけます。
エアプランツを差し込む
今回は根があるエアプランツだったので穴に差し込んで裏でホチキスでとめるだけの簡単作業です。もし根がない株の場合は細めのワイヤーなどで株をくくりつけ裏側で固定しましょう。
育てる場所が乾燥しやすいならば、エアプランツとバークの間に水で戻してきつく絞ったミズゴケを入れてみて下さい。ミシン糸やテグスなどでミズゴケをバークに固定すると見栄えが良いです。
ホチキスを開いて使用します。根を通すとき出来るだけ根がちぎれないよう優しく扱いましょう。一カ所だけでなく、複数個所を止めておくと外れにくくなります。
完成!
あとはバークの上部にも小さめの穴をあけ、吊り下げ用のワイヤーを通せば完成です。
これからこのバークにモリモリ根をはって成長してほしいものです!
お水やりは2~3日に1回は霧吹きでたっぷりと葉水を与えましょう。ソーキングする場合もこのバークのままどぼんと水に沈めて大丈夫です。
先日作ったトキワシノブの着生仕立てとの相性もばっちり◎木に着生するだけでちょっと存在感が増して素敵に見えますね。気になった方はぜひお家のエアプランツも着生させてみてはいかがでしょうか?
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