小型でコロコロ可愛いティランジア|ロリアセア

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Tillandsia loliacea

ロリアセアはブラジル北東部~ウルグアイにかけて分布している小型のティランジアです。広範囲に分布しているだけあり、個体差が多く収集する楽しみもあります。

また、ロリアセアはディアフォランテマ亜属というものに分類されており、ディアフォランテマ亜属の特徴に小型で自家受粉をしやすいというものがあります。この自家受粉しやすい=主に実生で繁殖するということも個体差が多くある要因の一つかと思います。

ティランジア・ロリアセア

このように開花してしばらく経つとシードポッドができます。この中に種子が入っており、数か月~1年ほどすると鞘が弾けて種子が飛び出します。ティランジアの種子はタンポポのように綿毛が生えており、風にのって飛んでいきます。この綿毛は木や岩などに絡みやすくもなっており、栽培下でも気が付くと棚や他の株に絡みついて発芽していることがままあります。

 

ティランジア・ロリアセア

見た目の個体差としては大きく分けると葉が長く広がるタイプと、短くギュッとしたタイプがあります。よく流通しているのは葉が長く広がるタイプのロリアセアで、ギュッとしたタイプのロリアセアは見かける機会が少ない印象です。

ロリアセアなどの極小型のティランジアは小枝などに着生させるのも自生地感が出てよいですね。コルクよりもコンパクトで棚に吊り下げても邪魔にならないのでおすすめです。

 

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