生長がはやいティランジア(エアプランツ)15選

松本卓

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ティランジア(エアプランツ)はホームセンターや園芸店はもちろんのこと、花屋や雑貨屋、さらにはブライダルの装飾などにも使われています。小さなものは価格も安く、土が必要ないことから植物をあまり育てたことが無い人にも人気があります。今回は初心者の人にもおすすめな生長のはやいティランジア(エアプランツ)をご紹介します。

目次

ティランジア(エアプランツ)とは

ティランジア(エアプランツ)は中南米が原産の植物で、正式名称はTillandsia(ティランジア)と言います。実はパイナップルの仲間で、ブロメリア科という科に属しています。

自然環境下では樹木や岩、サボテンなどに根を張っている着生植物で、主に葉から水や養分を吸収するため土が無くても育てることができます。近年、100均やホームセンター、園芸店などでも販売されており、手軽に入手できるようになりました。

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おすすめのティランジア(エアプランツ)15選

ティランジア(エアプランツ)の中でも入手しやすく、育てるのが比較的簡単で生長の早いティランジア(エアプランツ)を紹介します。

ティランジア・イオナンタ

Tillandsia ionantha (Mexican Form)

イオナンタはティランジア(エアプランツ)の定番中の定番とも言える種類で、非常に多くの品種があります。主にメキシコとグアテマラに分布しており、一般的にティランジア・イオナンタとして販売されているのは、画像のイオナンタ・メキシコかイオナンタ・グアテマラになります。

花が咲くときに赤く染まるのが特徴で丈夫で育てやすく、ティランジア(エアプランツ)の入門種に最適です。写真の個体は特にトリコームが濃く、ずっしりとしたものです。このように個体差が大きいのもイオナンタの魅力です。

ティランジア・イオナンタ

  • ティランジア・イオナンタはメキシコとグアテマラが原産のエアプランツです。

    イオナンタで流通しているものはイオナンタ・メキシコかイオナンタ・グアテマラのどちらかです。グアテマラの方が葉が細く、メキシコに比べて大きくなる傾向があります。

    変種も多く、アルバやドゥルイドといった葉が黄色く染まり白い花を咲かせる変種や、葉が桃色に染まるピーチなど魅力的な品種が多いです。

    生長もはやく、強健なので育てることでティランジアの基礎を学べます。

 

ティランジア・イオナンタ・フエゴ

Tillandsia ionantha ‘Fuego’

イオナンタ・フエゴは小型で葉が細長く、開花時に真っ赤に葉が染まります。イオナンタの中でも特に発色が良く、とても美しいティランジア(エアプランツ)です。イオナンタ同様に増えやすく、育てやすいです。

ティランジア・ハリシー

Tillandsia harisii

CITESⅡに登録されているティランジア(エアプランツ)で、野生個体はほぼありません。海外のナーセリーで繁殖されたものが許可書と共に国内へ輸入されています。白く肉厚な葉が魅力的なティランジア(エアプランツ)ですが、葉が折れやすく、扱いには注意が必要です。葉が折れやすいこと以外は強健で育てやすいティランジア(エアプランツ)です。

ティランジア・ハリシー

  • ハリシーはトリコームが生えた白い葉がロゼット状に展開する美しいティランジアです。また、花も立派な赤い花苞に紫色の筒状花を咲かせる観賞価値が高いティランジア(エアプランツ)です。葉がやや多肉質で折れやすいため動かす時や管理するときは注意してください。また、ハリシーは普及種ですが、実はCITESⅡ(ワシントン条約付属書Ⅱ)に登録されているティランジアになります。

 

ティランジア・ウトリクラータ・プリングレイ

Tillandsia utriculata ssp. pringlei

子株を無数に出し、一株だけいきなり大きくなり開花する少し変わったティランジア(エアプランツ)です。小型で育てやすく、見た目も面白いため初心者向きと言えます。小さな子株が取れてしまっても、そのまま育てていれば大きくなります。

 

ティランジア・ウトリクラータ・プリングレイの花

長く伸びた花茎の先にクリーム色の筒状花を咲かせます。

ティランジア・ウトリクラータ・プリングレイ

  • 名前の’ssp.’は亜種という意味です。ウトリクラータ・プリングレイは開花をしなくても子株を多く出すので、早くクランプしたティランジアを見たいという方におすすめです。

    寒さ暑さにも強いため初心者の方におすすめの入門種です。また、赤い花茎に淡い黄色~クリーム色の花は非常に魅力的なので、ぜひ生で花を見て頂きたい品種です。

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ティランジア・ストレプトフィラ

Tillandsia streptophylla

ティランジア(エアプランツ)の中でも人気が高く、生長するとそこそこの大きさになる中型種です。くるくるとした葉が特徴で、乾燥すると葉が丸まり、水を吸収すると葉がピンと伸びます。このくるくる具合も個体差があり、収集しても面白いです。

現地では葉と葉の間に樹上性のアリが住まうアリ植物で、アリと共生して過ごしています。アリと共生する理由としては、アリはストレプトフィラという巣を入手できて、ストレプトフィラはアリが出す糞や尿、食べかすなどを栄養源として入手できるためだと言われています。また、他の害虫からストレプトフィラを守る役割もあるかもしれません。

 

ティランジア・ストレプトフィラの花

薄紫色の筒状花を咲かせます。香りはありませんが、花序が立派で非常に見ごたえがあります。

 

ティランジア・ストレプトフィラの花の蜜

ストレプトフィラの花が終わる頃に何か水滴が付着していました。舐めてみたところ甘く、蜜であることが分かりました。同じアリ植物のティランジア(エアプランツ)であるティランジア・セレリアナなども花の蜜が甘いため、アリをおびき寄せる役目もあるのでしょうか。

ティランジア・ストレプトフィラ

  • ストレプトフィラは乾燥しているときと潤っているときの草姿が大きく変わる大型のティランジアです。セレリアナと同様に葉と葉の間に空間があり、アリが住めるようになっています。アリと共生する理由については、アリの出す排泄物を栄養源としているためと言われています。

 

ティランジア・シーディアナ

Tillandsia schiedeana

シーディアナは肉厚で細長い葉をしているティランジア(エアプランツ)です。見た目が地味なためかあまり人気は高くないのですが、赤い剣状花序に黄色の筒状花という非常に珍しく美しい花を咲かせます。乾燥にも強いため育てやすく、群生しやすいです。

 

ティランジア・シーディアナの花

黄色の筒状花はティランジア(エアプランツ)の中でも珍しく、一見の価値があります。

ティランジア・シーディアナ・ミノール

  • シーディアナ・ミノールは赤い花苞に黄色い筒状花が魅力的な種です。ミノールとは小さいという意味で、基本種よりも葉が細く、全体的に小型です。また、基本種よりも乾燥に弱いため水やりを多めにして管理すると調子が良くなります。開花後に子株を出し、クランプ(群生)した株は迫力満点です。

 

ティランジア・フンキアナ

Tillandsia funckiana

フンキアナは茎を長く伸ばす有茎種のティランジア(エアプランツ)です。ベネズエラの固有種で、葉の開き方やトリコームの量など個体差があり面白いです。寒さに少し弱いですが、暖かい室内で管理していればさほど難しくはありません。開花後は良く子株をだし、群生しやすいティランジア(エアプランツ)です。

 

ティランジア・フンキアナの花

光沢のある赤い花を咲かせます。非常に美しく、観賞価値の高いティランジア(エアプランツ)です。

ティランジア・フンキアナ

  • フンキアナはベネズエラ固有のティランジア(エアプランツ)で、朱色の美しい花を咲かせる美種です。暑さに強い一方で寒さに弱いので冬の管理に注意が必要です。開花しなくても子株を良く出すためクランプにしやすいです。また変種が多いのでお気に入りの種類を見つける楽しみもあります。

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ティランジア・コットンキャンディ

Tillandsia Cotton Candy

ティランジア(エアプランツ)の交配種の定番中の定番であるコットンキャンディ。タイなどで増やされたものが輸入されて流通しています。柔らかな白い葉が美しく、育てやすいティランジア(エアプランツ)です。環境や状態にもよりますが、ハダニなどが発生しやすいので風通しの良い場所で管理しましょう。

 

ティランジア・コットンキャンディの花

透明感のある花苞にピンクがかった白い花が可愛らしいです。香りはありません。

ティランジア・コットンキャンディ

  • ティランジア・コットンキャンディはストリクタとレクルビフォリアの交配種です。花苞がとても美しく、ティランジア屈指の美花種です。丈夫で育てやすく、開花後に子株を多く吹くので、ティランジア入門種としてオススメです。園芸店だけでなく、普通のお花屋さんでも安価で売られているのでオススメです。

 

ティランジア・フクシー

Tillandsia fuchsii var. fuchsii

フクシ―はウニのような見た目をしたティランジア(エアプランツ)です。まん丸な胴体から細い葉を伸ばします。一般的には写真右側のような個体ですが、時折左側のような葉が細い個体があります。葉先が枯れ始めてきた場合は水やりの量が少ないことが多いため、水やりの頻度を増やすと良いでしょう。

ティランジア・ストラミネア

Tillandsia straminea

古い葉っぱがスカートの様に下に垂れ下がる見た目をしたストラミネア。葉は肉厚ながらも柔らかく、毛足の長いトリコームが生えています。花を甘い香りがあり、開花期間も長いです。

 

ティランジア・カルウィンスキアーナ

Tillandsia karwinskyana

カルウィンスキアーナとてもカッコいい見た目をしているのにも関わらず知名度の低いティランジア(エアプランツ)です。見た目だけでなく花も緑色の筒状花と珍しく、価格も低いため見かけたら是非入手して頂きたいところです。

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ティランジア・ブルボーサ

 

Tillandsia bulbosa

ブルボーサもストレプトフィラ同様に樹上性のアリと共生するアリ植物です。球根のようなコロコロとした胴体に細長い多肉質な葉がうねうねとして非常に可愛らしいです。花が咲くときに苞葉が赤く染まりとても美しくなります。

ティランジア・ブルボーサ

  • ブルボーサはメキシコからブラジルまで幅広い地域に分布しているティランジア(エアプランツ)で、「球根」の名前を持つ、壺型の人気種です。壺型の姿に独特の葉のうねりが特徴的で、日陰の灌木林や木の上など湿地に自生しており、湿度を好むタイプです。開花時は花序が赤くなり、紫の筒状花を咲かせます。

 

ティランジア・トリコレピス

Tillandsia tricolepis

トリコレピスは非常に小さなティランジア(エアプランツ)で、紐の様に長く伸びながら成長します。ある程度大きくなれば毎年開花するようになり、群生しやすいティランジア(エアプランツ)です。

 

ティランジア・ロリアセア

Tillandsia loliacea

ロリアセアは極小型種の定番ティランジア(エアプランツ)です。ティランジア(エアプランツ)にはディアフォランテマ亜属と呼ばれる極小型種が多く分類されている亜属があるのですが、ロリアセアもディアフォランテマ亜属の一つです。直径2~3cm程度しかないのですが育てやすく、毎年花が咲くことも珍しくありません。

 

ティランジア・ロリアセアの花

非常に小さな花ですが、透明感があり可愛らしいです。

ティランジア・ストリクタ

Tillandsia stricta

ストリクタはコットンキャンディの交配親にもなっているティランジア(エアプランツ)で、丈夫で生長が早く適切に育てれば毎年開花姿を見ることができます。画像はストリクタの園芸品種であるストリクタ・マゼンタです。

 

ストリクタ・マゼンタは下垂する花序と濃い青紫色の花が特徴の美しいストリクタです。

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松本卓
松本卓

趣味はチランジアの管理と爬虫類の世話。些細なきっかけでチランジアを育て始めたが、チランジア好きが派生して現在は日本ブロメリア協会にも所属。チランジアは小型で花の綺麗なものが好きで、チランジアを眺めているときが至福のひと時。最近の悩みは自宅で育てているチランジアが多くなりすぎて置き場所が無くなってきたこと。

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