お盆に飾るナスとキュウリの精霊馬とは?作り方や処分方法
LOVEGREEN編集部
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精霊馬のアレンジ方法
日本の風習をしっかり体現するには、先ほど作ったキュウリとナスの精霊馬を飾りましょう。
もし、お迎えする方がご自身に近しい方をお迎えするとき、遊び心を添えてお迎えしてはいかがでしょうか?
ベランダなどでプランター栽培している夏野菜があれば、さらにお迎えする気持ちも盛り上がります!例えば、車が大好きだったお父さんにズッキーニのスポーツカーでお迎え♪
仲良くみんなでお家に来てね♪
帰りはお散歩しながらゆっくり帰ってね♪
まるでシンデレラ!?パプリカの馬車でお出迎え♪
それともおんぶして帰りましょうか?
様々な気持ちを込めて、ご先祖様の顔を思い浮かべながら、風習としての精霊馬以外にも、こんなお迎えも楽しくて、心が優しい気持ちになります。
精霊馬の処分の方法
この精霊馬は、生の野菜に割りばしや楊枝をさし、真夏に飾っておくため傷んでしまいます。
通常この精霊馬の処分する方法としては、灯篭流しのように川に流すそうですが、現代の日本では不可能です。
使用した後は、「ご先祖様を乗せて下さってありがとうございました」という感謝の心を添えて、塩で清めて半紙などにくるんで処分することが、私たちにできる最大限のことのようです。
精霊馬のお迎えとお見送り
精霊馬に乗って帰ってくるご先祖様たちが、無事にお家に帰ってきて、そしてお帰りいただくことを願って行うことに「迎え火」と「送り火」があります。
迎え火
昔はお墓で炊くことが多かったようですが、近ごろは家の前で迎え火をすることが多いようです。迷うことなく我が家に辿りついていただく目印になります。
送り火
ご先祖様をあちらの世界に送り出す意味で炊かれます。
送り火と迎え火の行う主な場所
門や玄関先
送り火と迎え火の方法
仏壇店などで取り扱いがある素焼きの「焙烙(ほうろく)」という入れ物に、「オガラ」といって古来から清浄な植物と思われていた「麻の芯」の部分を折り重ねて入れて燃やします。オガラはスーパーや花屋さんでも取り扱いがあるようです。
東京地方でお盆を7月15日としているところでは、7月中に精霊馬(しょうりょううま)も迎え火・送り火も終えてしまうようです。本当に地域によって風習は違いますね。
盆提灯(ぼんちょうちん)
マンションの方は、迎え火・送り火はなかなかハードルが高いですね。そんな方は、盆提灯(ぼんちょうちん)を飾るのはいかがでしょうか?
盆提灯(ぼんちょうちん)は迎え火・送り火と同じように、ご先祖様がお家に辿り着くための目印となります。
いかがでしたか?
ユニークな形の精霊馬を作るなら、家庭菜園で育てたお野菜がおすすめです。ベランダでも育てることができますので合わせてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
古くからあるお盆の風習に、現代の想いをのせて、ご先祖様への素敵な乗り物のプレゼントに、皆さんもぜひ精霊馬を作ってみてくださいね♪
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