挿し木のやり方とコツ|初夏のガーデニング
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初夏は、「挿し木」の成功率が高い時期。「挿し木」という言葉はよく目にするけど、「いつ」「どうやって」やればよいのかわからない方も多いと思います。
今回は、花木、観葉植物、ハーブの「挿し木」のコツをはじめ、挿し木以外の増やし方もご紹介します。お気に入りをもう一株増やしたい方は、コツを覚えてチェレンジしてみませんか。
「挿し木(挿し芽)とは?」
挿し木(挿し芽)のやり方と上手に発根させるコツをご紹介します。
「種ができないアジサイのような花」や「種からだと開花までに時間がかかる植物」は、挿し木で増やします。剪定した枝を使って、お気に入りをもう一株作ってみましょう。
ほとんどの観葉植物は、初夏から秋が生長期。特に初夏は、増やすにはおすすめの時期です。お気に入りの観葉植物を増やし、家の中を緑いっぱいの空間にしちゃいましょう。
交雑しやすいミントのようなハーブは、種で増やすと親株の香りとは違うことがあります。挿し木で増やすと、同じ香りの株を確実につくることができます。
繁殖力の強い植物は、水に挿しておくだけで発根します。土を使わず、部屋の中で気軽にトライしたい方にはおすすめです。
植物の中には、葉を土に挿しておくだけで発根するものもあります。生命力の強さを体感してみてください。
挿し木のコツ|まとめ
①挿し木できる植物
植物の増やし方は、挿し木のほか、種まき、株分けなどさまざま。植物の種類によって、増やし方は違います。まずは挿し木ができる植物なのかを確認しましょう。
②時期
同じ植物でも、挿し木をする時期で発根する確率が変わります。慣れるまでは適期に作業し、コツをつかみましょう。
③清潔で栄養分のない土を使う
清潔で栄養分のない土を使わないと、せっかく発根した根が根付かないことや腐ってしまうことがあります。初心者さんは、挿し木用の土もおすすめです。
④土は湿り気味を維持、風通しの良い明るめの日陰で管理
多肉植物やサボテンなどの一部の植物を除き、発根するまでは土が常に湿っている状態を維持し、直射日光が当たらない明るめの日陰で管理しましょう。
⑤新芽が出るまでいじらない!
根付いたかな? と確認したいのはやまやまですが……。手で引っ張って確認するのはNG。挿した茎から新芽が出てくるのが根付いた合図。ぐっと我慢して芽吹きを待ちましょう。
「お気に入りの株をもう一株」「寿命の短い多年草の更新用として」……。挿し木のコツをつかんでチャレンジしてみてくださいね。
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