常緑低木一覧|イングリッシュガーデンにおすすめの木や花が咲く種類
更新
公開

お庭に植えたくなるようなおしゃれな常緑低木を、イングリッシュガーデンにおすすめの種類、花が咲く種類、日陰に強い種類に分けて紹介します。
目次
イングリッシュガーデンにおすすめの常緑低木
マートル
- 樹高: 1~3m
- 花期:5月~6月
マートルは、ギンバイカとも呼ばれるフトモモ科の常緑低木。初夏に梅に似た真白な花を咲かせ、秋には黒いオリーブに似た実を付けます。葉を揉むと爽やかな芳香があるのが特徴です。光沢のある小さな葉と花も実も観賞できることから、イングリッシュガーデンによく植えられています。女神アフロディーテの神木としても有名です。
シルバープリベット(シルバープリペット)
- 樹高:1~3m
- 花期:5月~6月
シルバープリベットは、丸みを帯びた斑入りの小葉を枝いっぱいに付ける常緑低木。イングリッシュガーデンで必ずといっていいほど見かけます。初夏に真白な房状の花を咲かせる様子が美しく、また、この花の蜜を求めて蝶や蜂が寄ってくる光景を楽しめます。イングリッシュガーデンでは定番の庭木です。
ウエストリンギア
- 樹高:1.5m
- 花期:四季咲き(真夏と真冬を除く)
ウエストリンギアは、別名オーストラリアンローズマリーという名でも親しまれている常緑低木。ローズマリーによく似た細い葉と淡い紫色の花が特徴です。こんもりとブッシュ状に繫るので、イングリッシュガーデンでは、高木の足元や生垣に使用されています。
ローズマリー
- 樹高:0.5~2m
- 花期:11月~5月(品種によってはそれ以外の時期にも開花する)
ローズマリーは、枝葉に芳香のあるハーブ。常緑で、真直ぐに伸びる木立性と枝を横に伸ばすほふく性、その中間の半木立性があります。イングリッシュガーデンでは、その芳香を生かしてベンチの近くに植えられていたり、木立性のものは生け垣や花壇の縁取り、トピアリーに仕立てられているのを見かけます。自由に枝を伸ばす姿を生かして、自然感のある景色作りにも一役買います。
クチナシ
- 樹高:0.5~2m
- 花期:6月~7月
クチナシは、甘い香りの花が魅力の常緑低木。ガーデニアという名前でも流通しています。初夏に咲く、甘く濃厚な香りの白い花は短命で、1~2日で黄色くなって萎れていきますが、次々とたくさんの花を咲かせるので、シーズン中はずっと香りを楽しめます。香りの良さと花の美しさからイングリッシュガーデンでも好まれる庭木です。
アベリア
- 樹高:0.5~2m
- 花期:5月~初冬
アベリアは、ほぼ四季咲きといえるほど花期が長く、たくさんの花を楽しめる常緑低木。光沢のある小葉が美しく、また斑入りや花色がピンクの品種などもあり、イングリッシュガーデンだけでなく、生垣や庭木として植えられています。
イチゴノキ
- 樹高:2~5m
- 花期:11月~12月
イチゴノキは、冬に白い花と赤い実を同時に楽しめる常緑低木。樹高は、通常2~3mほどですが、5m近くまで大きくなることもあります。ブルーベリーの花に似たつぼ型の小さな花も、真赤に色づいたキイチゴのような花も、どちらもかわいらしい庭木です。
花が咲くおしゃれな常緑低木
セアノサス(カリフォルニアライラック)
- 樹高:1~3m
- 花期:4月~6月
セアノサスは、カリフォルニアライラックという別名でも流通している常緑低木。晩春から初夏にライラックのような穂のような花を枝の先に咲かせます。品種が豊富で、花はブルーがかった紫色や白、ピンクなどです。軽やかな印象で、洋風のお庭によく合う庭木です。
カラタネオガタマ
- 樹高:3~5m
- 花期:4月~5月
カラタネオガタマは、香りの良い花を咲かせる、マグノリアの仲間の常緑低木。通常は樹高3mほどですが、5m近くまで大きくなるものもあります。あまり大きくしたくないのであれば、剪定で樹高を抑えるように管理しましょう。晩春に咲く花は、果物を思わせるような甘い芳香があり、香りで存在に気づくこともあるほどです。花色は、クリーム色やボルドーカラーがあります。小ぶりで丸みを帯びた葉もかわいらしく、洋風のお庭の雰囲気に馴染みやすいおしゃれな庭木です。
ジンチョウゲ(沈丁花)
- 樹高:1~1.5m
- 花期:3月~4月
ジンチョウゲは、春に爽やかな香りの花を咲かせる常緑低木。和のイメージが強い庭木ですが、洋風のお庭にもよく似合います。花色は白やピンク、葉に斑が入った品種もあり、周囲の景色に変化を付けるのに役立ちます。
トキワマンサク
- 樹高:3~5m
- 花期:4月~5月
トキワマンサクは、春にリボンを裂いたような不思議なフォルムの花を咲かせる常緑低木。強い刈り込みにも耐えるので、生垣として人気があります。花色は、白やピンク、葉色も明るいグリーンやボルドーカラーがあり、お庭に彩りを与えてくれます。葉の色やフォルムが美しく、おしゃれな庭木として人気があります。
日陰に強い常緑低木
マホニア コンフューサ
- 樹高: 1~2m
- 花期:10月~12月
マホニア コンフューサは、秋から冬に黄色い花を咲かせ、その後黒い実を付ける常緑低木。細い葉を密度高く繫らせるので、生垣にも使用されることの多い庭木です。日陰でも育てられることから、シェードガーデンで好まれます。
アオキ
- 樹高:1~3m
- 花期: 3月~5月
アオキは、日当たりの悪いお庭でもよく育つ常緑低木。光沢のあるグリーンの葉と、冬に実る真赤な実が特徴です。葉に黄斑が入る品種もあり、木漏れ日が当たっているように見える葉は、シェードガーデンを明るく演出してくれます。日本固有種で、和のイメージの強い庭木ですが、景色に変化を付けられることや強健さが評価され、洋風のお庭でも人気があります。
サザンカ
- 樹高:1~5m
- 花期: 10月~4月
サザンカは、ツバキの仲間の常緑低木。樹高は、通常2~3m、大きくなっても5m程度なので、管理がしやすい庭木です。花色、咲き方が豊富で、洋風のお庭にもよく似合います。秋から春まで咲き続けること、明るい日陰でも花を咲かせることなどから、シェードガーデンで好まれる庭木です。
ヤツデ
- 樹高:3~5m
- 花期:10月~12月
ヤツデは、天狗のうちわのような葉が印象的な常緑低木。日陰や湿り気のある場所でもよく育つため、シェードガーデンで人気の庭木です。和のイメージの強い木ですが、葉のフォルムが独特で、他の庭木とのコントラストを楽しめることから、洋風のお庭でよく植えられています。明るい印象の斑入り種もあります。
おすすめの常緑低木を紹介しました。和のイメージが強い木でも、周囲の植物との合わせ方で洋風に様変わりします。好みの木を見つけて、理想のお庭作りを楽しんでください。
▼編集部のおすすめ