前田有紀の一“花”言vol.59 「初夏の鎌倉散歩」
LOVEGREEN編集部
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フラワーアーティストの前田有紀さんが、一家言ならぬ一“花”言と称して、その時期に気になる旬のお花や魅力、そして前田さんならではのアレンジ術などをお届けするこちらの企画。今回も特別編として前田さんのコラムをお届けします!
初夏の鎌倉をお散歩
紫陽花が咲き始める季節になりました。日に日に力強く生長して、梅雨の季節を告げる花。私の住まいのある鎌倉では、たくさんの寺院や家々の庭先に紫陽花が植えられているので、散歩をしていても楽しい季節です。平日でも息子との散歩はすっかり日課になっています。
草花に触れる時間を、親子の楽しみに
こちらは季節の花、スモークツリー。よく散歩途中で見かけます。
カシワバアジサイは先端が穂のようになっているのが特徴。ダイナミックな満開時もとても好きなアジサイですが、咲き始めは小さくて可愛いですね!
鎌倉の二階堂にある瑞泉寺へ
先日、毎年家族で訪れる瑞泉寺へ足を伸ばしてみました。
早い時間帯だったので人も少なく静かでした。
まだ咲き始めでしたが、回遊式の庭園には所狭しと紫陽花が植えられていて、その一つ一つの色や咲き方の違いに癒されるひと時でした。
長い階段も瑞泉寺の見どころの一つ。大きな木々に包まれる中、苔むした階段をゆっくり登っていくと、ひっそりと佇む本堂でも季節の草花たちに出会えます。
家族と散歩をする時間が本当に増えたのも、3月から4月、5月と自粛期間が続いていたからこそ。家族時間を過ごしながら、朝時間や週末に仕事を進めたりする、今までと違う働き方にも少しずつ慣れてきたところ。
これから日常が少しずつ戻ってきても、この日々に見てきた風景の記憶を大切にしたい!と強く思っています。
PROFILE
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フラワーアーティスト 前田有紀さん
10年間テレビ局に勤務した後、2013年イギリスに留学。コッツウォルズ・グロセスター州の古城で見習いガーデナーとして働いた後、都内のフラワーショップで3年の修業を積む。「人の暮らしの中で、花と緑をもっと身近にしたい」という思いからイベントやウェディングの装花や作品制作など、様々な空間での花のあり方を提案する。2018年秋に自身のフラワーブランドguiを立ち上げる。
Facebook/前田有紀『一日一花』
instagram/前田有紀 『一日一花』
Instagram/“guiflower”
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