9月におすすめ!育てる秋色リースの寄せ植え作りをはじめよう
戸松敦子
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9月のおすすめは秋色のリース型寄せ植え。リースの丸い形を見ると、心がほっとしませんか?リースは平和や永遠の象徴と言われます。玄関やベランダにリースが飾ってあると素敵ですよね。 家にリースを飾って、家族の「行ってきます」「お帰り」の幸せのルーティンを永遠に祈り、幸運を呼び込みたいですね。
目次
- 9月の寄せ植え~育てる秋色リース
- 育てる秋色リース作りにおすすめの植物7種
- 育てる秋色リースを作るポイント
- 育てる秋色リースの作り方
- 育てる秋色リースの管理方法
- 育てる秋色リースを作った植物のその後
- 育てるリースのすすめ
9月の寄せ植え~育てる秋色リース
育てるリースを作るときは、背が低めで株元からふんわりと育つ苗を選び、リース型のバスケットに植えていきます。秋色の苗をセレクトしてちりばめると秋の風情を思い切り楽しめます。
リース型のバスケットは見た目がとてもかわいらしく、椅子に立てかけたり、S字フックでフェンスやスタンドにかけて飾ることができます。
それでは、秋色リースを作るときにおすすめの植物を紹介していきましょう!
育てる秋色リース作りにおすすめの植物7種
アカバセンニチコウ コタキナバル
ヒユ科 非耐寒性多年草 観賞期:周年 開花期:10~2月(冬は温度が必要です。)
存在感たっぷりな赤葉を持ちます。特徴的な赤は、寄せ植えや花壇のアクセントとして存在をアピールします。白い球状の花を咲かせます。風通しの良い日なたと水はけの良い用土を好みます。高温、強光に丈夫な性質です。寒さに弱いので、寒い時期は室内に取り込めば周年葉色を楽しめ、2月まで開花します。
スウェディッシュアイビー ゴールデン
シソ科 非耐寒性多年草 観賞期:周年 開花期:8~12月(冬は温度が必要です。)
少し肉厚のかための葉っぱと、明るいゴールドカラーが魅力的なカラーリーフです。花は白花の穂咲きです。風通しの良い日なた~半日陰と水はけの良い用土を好みます。寒さに弱いので、寒い時期は室内に取り込めば周年葉色を楽しめます。
センニチコボウ 千紅花火
ヒユ科 半耐寒性多年草 開花期:10~2月(冬は温度が必要です。)
センニチコウの花を小さくしたような、小さなかわいい花がたくさん咲きます。花穂の大きさは、5~10mmくらいです。花持ちが良く、寄せ植えではメインの花を引き立て、メインの花に引き立てられる花として大活躍します。風通しの良い日なたと水はけの良い用土を好みます。
ランタナ 秋色ランタナ
クマツヅラ科 半耐寒性常緑低木 開花期:5~11月
秋の紅葉のような、手毬状のかわいい小花を次々と咲かせます。花の彩りが変化する様子は、まさに紅葉のようです。暑さに強く、風通しの良い日なたと水はけの良い用土を好みます。
ウェストリンギア スモーキーホワイト
シソ科 半耐寒性常緑低木 観賞期:周年 開花期:4~10月
シルバーの美しい葉を持ちます。別名はオーストラリアンローズマリーです。細長い葉や花の形が、同じシソ科のローズマリーに似ていますが、香りはありません。淡い紫色の小花を咲かせます。風通しの良い日なたと水はけの良い用土を好みます。どちらかというと、乾燥を好みます。
ハツユキカズラ
キョウチクトウ科 耐寒性木本 観賞期 周年
新葉にピンクと白の斑が入る美しい植物です。徐々にグリーンの部分が多くなっていきます。春~夏に刈り込んで新芽を増やすとピンクと白の葉を楽しめます。秋から冬に紅葉する姿も美しいです。風通しの良い日なた~半日陰と水はけの良い用土を好みます。
ヒューケラ キャラメル&パプリカ
ユキノシタ科 耐寒性多年草 観賞期:周年 開花期:5~6月
写真左側が「キャラメル」、右側が「パプリカ」です。
緑、黄、赤紫、茶など葉色が豊富で葉の模様も変化に富みます。丸い葉の直径は3~10cmくらいです。日なた~半日陰と水はけの良い用土を好みます。耐寒性と耐陰性が強いですが、西日は苦手です。株分けで繁殖します。
育てる秋色リースを作るポイント
今月のテーマは「育てる秋色」
植え付け後は、どれぞれの苗が成長していきますが、その成長の向きやボリュームを想像しながら、どの向きに植えたら美しいリースの形を保てるか、それぞれの苗の良さを引き立たせることができるかを考えながら植えつけましょう。
秋色を意識してセレクトした植物たちが、秋が深まるにつれてどのように育ち、彩りが変化していくか楽しみですね。
見る角度によって、違う秋色を楽しめるリースを作っていきます。
育てる秋色リースの作り方
準備するもの
9cmット苗10ポット
アカバセンニチコウ、センニチコボウ、ランタナ2色、ヒューケラ2色、ウェストリンギア、スウェディッシュアイビー、ハツユキカズラ2ポット
リースを作る丸い形をイメージしてセレクトしましょう。
リース型バスケット(外直径35cm)S字フック付き。
肥料入り培養土、乾燥水苔、不織布、土入れ、ハサミ、ジョーロなど
※不織布は無くても作れますが、リース型バスケットの劣化を防ぎ、再度利用する際に使いやすいのでおすすめします。キッチンの排水溝ネットでも代用できます。
※乾燥水苔は水に浸してふやかしておきます。
作り方
リース型バスケットに不織布をしき、リースの深さ1/4くらいまで土を入れます。
ポイントとなる苗をポットから出して根をくずしていきます。
苗の肩(株元)の部分に枯葉などがある場合は取り除いて、苗の下の部分はやさしくつぶしながら根をくずし、株をリースに入りやすい形にしていきます。根を傷つけないように、やさしく、手早く作業しましょう。
これから茎が伸びていく方向を考えて、植える向きを決めます。
次に、相対する場所のポイントとなる苗を植えます。
ハツユキカズラのように株分けできるものは、株分けして使います。
株元がすっきりしていて、少し隙間があきそうな苗の株元に添えて植えるとバランスが良くなります。
株分けした苗の根が乾燥している場合は、水分を補給してあげましょう。
今回は、ヒューケラパプリカと、センニチコボウ、ウェストリンギア、ランタナの株元にセットして植えました。
残りの植物もポットからはずして根を少しくずして植えていきます。
一度植える場所を決めてセットしたら、なるべく移動しない方が良いでしょう。どうしても移動したい場合は、苗を傷めないように素早く移動させましょう。
隣同士がくっつきすぎず、隙間があきすぎないように、ふんわりと植え付けます。
すべてのポットを植えつけたら、周りに土を入れます。外側一周、内側から一周して、指や割りばしなどで土を突っつきながら入れていきます。思ったより土が入ります。
ここでしっかりと土を入れることがポイントです。土が足りないと、植物の生育が悪くなったり、ぐらついたり不安定になります。
しっかりと土が入ったら、不織布のいらない部分をカットします。外側一周、内側一周行います。
不織布を内側に織り込んで隠しながら、水苔をはっていきます。外側一周、内側一周行います。
内側は、手でやさしく茎をよけて、しっかりと水苔をはります。
完成です。株元の外側と内側から、何回かに分けてたっぷりお水をあげます。
作成後すぐは、明るい日陰で少し休ませてあげましょう。
\次は、育てる秋色リースの上手な管理方法を紹介します!/
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