ジニアを使ったセンスのいい寄せ植え7選|組み合わせと作り方のポイント
とまつあつこ
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ジニアを使ったセンスのいい寄せ植えをご紹介!ジニアは、暑い時期にも花が休むことなく咲き続ける一年草。長い間咲き続けることから和名では百日草と呼ばれています。園芸家の先生に教わったジニアを使った寄せ植えや、ジニアの種類、センス良く作るポイント、苗の組み合わせや管理のコツについてもお話しします。
目次
ジニアとは
ジニアは、初夏から秋までの長い期間、可愛い花を次々と咲かせるキク科の一年草。花が大きくて華やかなので、寄せ植えやハンギングバスケットではメインの花として使われることが多いです。
ジニアは暑さに強く、暑い夏も元気に咲き続ける花の1つ。オリンピック2020花壇にも「夏に強い花」として植えられ、強い日差しの中で美しく咲き誇っていました。ジニア’プロフュージョン’は、丈夫で病気に強く、花径約6cmほどの花が初夏から秋まで咲き続けます。花が咲き終わると、咲き終わった花を覆い隠すように新しい花が咲く性質(セルフクリーニング性)があります。
ジニアは、寒さに弱いため霜に当たると枯れてしまう一年草ですが、秋が深まる11月頃まで花を楽しめます。秋のジニアは、夏とは少し違う雰囲気で花も葉もしっとりと美しく育ちます。
ジニアは、咲いている花の真下からは新しい芽が出ない性質があります。咲いている花の下の茎をたどっていくと、1~2節下の両脇から新芽が出ている部分があるので、その上でカットするようにしましょう。写真のジニアの場合は、黄色い矢印が指している場所で切ります。咲き終わった花をカットすると、新芽が勢いよく生長します。
ジニアの種類
最近ではジニアの新しい品種が続々と登場し、花色はピンクやオレンジのような明るい色からアンティークカラー、オシャレなバイカラーや複色カラーなど様々あります。
咲き方も、一重咲き、八重咲き、ダリア咲き、ポンポン咲き、カクタス咲きなどそれぞれ個性的です。背が高いタイプ、低いタイプもあります。
ジニアを使ったセンスのいい寄せ植えを作るポイント
3ポットで作る可愛い寄せ植え
苗3ポットで気軽に寄せ植えができます。ジニアにあと2ポット好きな苗をプラスしてもいいですし、ジニアの色違いを3ポット組み合わせても可愛いです。選ぶ苗によって雰囲気ががらっと変わります。3ポットで作る寄せ植えは、バランスが取りやすくて時間が無い時でもさっと作れるので本当におすすめです。
テーマをイメージして苗を組み合わせる
「元気に」「華やかに」「ナチュラルテイスト」「ホワイトガーデン」「秋の景色」など、テーマをイメージして苗を組み合わせることが大切です。使う鉢の形や色、素材によっても雰囲気が変わります。
互いに引き立て合う苗をセレクト
ジニアは、花はとても華やかですが葉色は緑色で少し単調です。そんなジニアには、ライム色の小葉のジャスミンやロニセラ、斑入りや銅葉色のリーフ、小花などを合わせると、互いに引き立て合って美しく仕上がります。
ジニアを使ったセンスのいい寄せ植え7選
ブルーとピンクのグルーピングで作るバスケット
ピンクの草花(ジニア、ハツユキカズラ)とブルーの草花(アメリカンブルー、カリブラコア、ブルースター)を合わせて、華やかで可愛い雰囲気に仕上げました。壁にかけても、花台や床に置いても飾れるタイプのバスケットなので使いやすいです。
寄せ植えに使っている草花
- ジニア
- ハツユキカズラ
- アメリカンブルー
- カリブラコア
- ブルースター
ナチュラルテイストの可愛い草花を組み合わせたハンギングバスケット
Photo by:土谷ますみ 「グリーンギャラリーガーデンズ」土谷ますみさんのハンギングバスケットです。
八重咲きのジニアを中心に、ペンタスやマトリカリアなどの可愛い小花と繊細なカラーリーフを組み合わせています。見ているだけでふんわり優しい気持ちになってしまうようなナチュラルな雰囲気が素敵です。
寄せ植えに使っている草花
- ジニア
- ペンタス
- マトリカリア
- オレガノ・ケントビューティ-など
ベンチプランターを使ったリトルガーデン
黒田園芸さん特製の木製のベンチプランターに、白のジニアとニチニチソウ、ブルーの小花、ライムとシルバー色のカラーリーフをちりばめました。苗を12ポット使ったダイナミックな寄せ植えです。
寄せ植えに使っている草花
- ジニア
- ニチニチソウ
- レースラベンダー
- アメリカンブルー
- ブルースター
- ハツユキソウ
- カラミンサ
- イポメア
- クリサンセマム・ペティオラレ
- タイム
ビタミンカラーの寄せ植え
厳しい暑さや日差しに負けないジニアやマリーゴールドなどの丈夫な花を中心に、オレンジやイエローのビタミンカラーを意識した寄せ植えを作りました。鉢は、リサイクルペットボトルと天然素材を使った不織布で作られているルーツポーチを使っています。取っ手が付いていて、軽くて持ち運びが簡単です。
寄せ植えに使っている草花
- ジニア
- マリーゴールド
- メカルドニア・ガーデンフレックル
- ロニセラ・レモンビューティー
- ジャスミン
- ヘデラ・かぐや
夏の暑さに強いおしゃれな組み合わせ
花の寄せ植えレッスン | 太陽に映えるビタミンカラーの寄せ植え
ジニアをはじめ、夏にも元気に咲く花と爽やかなグリーンを組み合わせて寄せ植えを作りました。オレンジ、黄、赤、ライム色を合わせた鮮やかなビタミンカラーが美しく、夏にぴったりです。
寄せ植えに使っている草花
- ジニア
- セロシア
- ガイラルディア
- ルブス
- サンブリテニア
- パープルファウンテングラス
- コリウス
秋の小花と実ものをちりばめた寄せ植え
初心者にもできる!小さな秋の寄せ植えづくり
落ち着きのあるグリーンのブリキ鉢を使って、初秋から寒くなるまで長く楽しめるような寄せ植えを作りました。
寄せ植えに使っている草花
- ジニア
- 観賞用トウガラシ
- テイカカズラ
- センニチコウ
- ニチニチソウ
- ウンシニア
大人ムードの秋の寄せ植え
花の寄せ植えレッスン!|秋風を楽しむ寄せ植え
ジニアにシックな色のケイトウやグラス、実のなる植物を合わせて秋の寄せ植えを作りました。様々な秋の素材がちりばめられて、どの角度から見ても秋の素敵な景色を感じられます。
寄せ植えに使っている草花
- ジニア・ドリームランド
- セロシア・スマートルック
- 観賞用トウガラシ
- ジュズサンゴ
- コプロスマ
- コリウス
- パープルファウンテングラス
ジニアを使って寄せ植えを作ろう♪
今回は、ジニアを使った寄せ植えを7種類ご紹介しました。ジニアは、初夏から秋までの長い間花を咲かせるため、初夏はラベンダーと合わせて爽やかに、夏はマリーゴールドと合わせて元気いっぱいに、秋はグラス類や実ものを使って趣深くなど、様々な組み合わせを楽しめます。季節ごとに違う草花を合わせることで、ジニアのまた違う美しさが引き出されるように感じます。ジニアを使った寄せ植えを作ってみませんか。
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