花を楽しむ!オシロイバナを種から育てて花を使って遊ぼう!
小野寺葉月
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夏の夕方、遊歩道や公園で見かけるオシロイバナ。種が黒く目立つので、子供も大好きな植物ですよね。子供と一緒に遊べるオシロイバナの遊び方と種から育てる方法をまとめました。
目次
- オシロイバナってどんな植物?
- オシロイバナの遊び方➀パラシュート
- オシロイバナの遊び方➁色水でジュースやさんごっこ
- オシロイバナで遊ぶときに気を付けること
- オシロイバナの種をまいてみよう
- オシロイバナの育て方
- まとめ
オシロイバナってどんな植物?
科・属 | オシロイバナ科オシロイバナ属 |
英名 | Marvel of Peru, Four o’clock |
学名 | Mirabilis jalapa |
原産地 | 南アメリカ |
開花時期 | 7月~10月 |
オシロイバナは一年草で開花時期が過ぎると枯れてしまう植物です。夏になると色鮮やかな花をたくさん咲かせます。南米原産の植物で、夕方になると花を咲かせたり、一本のなかからいろいろな色の花を咲かせることから、英語で「Marvel of Peru(ペルーの不思議)」「 Four o’clock(午後4時)」と呼ばれているそうです。
オシロイバナの遊び方➀パラシュート
オシロイバナの花は夕方咲いて翌朝には枯れてしまいますが、新しい花がどんどん咲いていきます。咲いた花を使ってパラシュートを作ることができますよ。
花と言っていますが、実はオシロイバナの花のように見えるのはガクで、ガクに見える中に種がある部分は苞です。
ガクの細い部分と、苞の部分を指で押さえながらそーっと離すと、めしべだけが種と繋がった状態になります。
そのまま高い位置から手を放すと、パラシュートの様にひらひらと落ちていきます。
「切れちゃった…」
強く引っ張りすぎると切れてしまいます。力加減がすこし難しいかもしれませんね。
オシロイバナの遊び方➁色水でお店やさんごっこ
オシロイバナは花びら(ガク)部分に色素があり、毛糸などを染めることもできます。今回は色水を作ってジュースやさんごっこをしてみます。
花を摘んで水の中で指先を使って何度か揉みます。水の中で色素が出てくる様子はとてもきれいなので、観察してみると面白いでしょう。オシロイバナは白や黄色などもあるので、もし近くに咲いているのを見つけたら試してみましょう。この時期はつゆ草もあり、つゆ草を使うと青い色水ができます。色水を混ぜてみても面白いですよね。
ジュース屋さんをするとき、色水を作るときはペットボトル、ヨーグルトやプリンのカップなどがあると、濃度の違う色水が作れて混ぜたりもできるので、準備して遊んでみてくださいね。
オシロイバナで遊ぶときに気を付けること
オシロイバナで遊ぶときは、オシロイバナのもつ毒性に注意しましょう。草全体に毒があり、特に種と根に毒があるといわれているため、遊ぶときは誤食しないよう、十分注意しましょう。触ったあとは、手を洗いましょう。
オシロイバナの種をまいてみよう
オシロイバナの種は子供でも取りやすく、また割ってみると中に白いおしろいのような粉が入っているため、子供は大好きですよね。実際に種をまいたらどうなるのでしょうか?
まく時期は5月~6月ごろで、2,3つぶずつを一緒に植えて発芽を待ちましょう。ゴボウのようにまっすぐ下に根が伸びていくため、植え替えを嫌います。そのため、ポットでまくか、植え替えなくても大丈夫な場所に直まきしましょう。今年取った種を来年まで保管する場合は、ビニール袋や瓶に入れて密封し、冷蔵庫(5~10℃)で保管しましょう。水にはつけなくて大丈夫です。
オシロイバナの育て方
オシロイバナは野生化して公園などで咲いており、管理や手入れをさほどしなくても元気に育つ植物です。ただほおっておくと1mほども枝を横に伸ばしたり、背丈も1mほどまで伸びる場合があります。お庭などにじかに植えられる場合は大きく成長しても大丈夫な場所にしましょう。
オシロイバナが好む環境は、日当たりが良くて風通しの良い環境です。半日陰でも育ちますが、花付きや花色を良くしたい場合は日当たりの良い所が良いでしょう。寒い地方では一年草ですが、真冬でも2~3℃はあるような環境であれば、地上部は枯れても地中部は越冬し、多年草として来年また地上に伸びてきて、花が咲きます。
用土は水はけの良いものを好みます。水は土の表面が乾いたらたっぷり与えますが、あまり粘土質のじめじめした土だと、花付きが悪くなったり生育に影響が出るので注意しましょう。
ポット苗でも流通しています。その場合は、茎がしっかりしていてぐらつかず、葉が元気なものを選びましょう。また、花色は色々な種類があるため、色を確認して購入しましょう。植え替えなどは必ず手袋を使用してください。
まとめ
■オシロイバナで遊ぶときは口に入れたり、誤食しないように注意が必要
■種まきは5月~6月。種の保管は密封して冷蔵庫へ
■土は水はけの良いもの、生育環境は日当たりが良く風通しが良い場所
■寒冷地では一年草だが越冬できれば多年草として毎年楽しめる
■植え替えなどで根に触る場合は手袋を使用
今年の夏はぜひオシロイバナで遊んでみてください。大人でも楽しめますよ~!
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