ガーベラを最後まで楽しむ方法・すぐ枯れそうになったことない?
峰亜由美
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お花屋さんで彩り鮮やかに店頭に置かれる人気のガーベラ。一年中を通して購入する事が出来ます。
鮮やかな色どりのガーベラは、どんな季節でも、お部屋の中に明るい彩を運んでくれます。その種類は2,000種以上。花の形も八重咲や花びらがねじれた様な個性的な形など、他にも色々な花びらの形をしたガーベがありバリエーションも様々です。色は淡いパステルカラーからビビッドカラー、シックな色合いのガーベラもあり、その日の気分やインテリアに合わせて選ぶのも素敵ですね。一凛だけでも存在感があり、一輪挿しも良く似合うお花です。
ガーベラを生けた時、すぐに首が曲がって萎れてしまったり茎が腐ってきてしまったなどという経験はありませんか?今回はガーベラの特性に合わせた生け方と長持ちさせるコツ、最後までお花を楽しむ方法をご紹介させて頂きたいと思います。
目次
ガーベラを生ける温度
ガーベラはお花屋さんで、一年中購入する事ができる人気のお花です。咲く季節は春と秋。
3月~5月、9月~11月頃となります。気候も良いこの季節に咲くガーベラは寒さと暑さが苦手。切り花を生ける際、気温の低い場所に置いた方がお花が長持ちするかもしれないとつい思いますがガーベラは気温が10度以下になると萎れてしまう場合があります。
茎がグリーンのまま傾いたように花びらも萎れた様子の場合は気温が低い証拠。ほんの少し気温の高い場所に移動をして一度水の中で茎を切り戻して生け直すと解消される事があります。
また真夏にガーベラを購入するとすぐに茎が腐ってしまう事があります。この場合は気温の高さと水の温度が上がっているので氷を2つ位入れてあげると解消します。その際は冷たすぎないようにお気をつけて下さいね。
ガーベラを長く楽しむ湯揚げの方法
ガーベラの花が隠れる位まできつめに新聞紙で巻き、花びらが曲がらないように丁寧に巻いてみましょう。
これは水を花びらの先まで吸い上げやすくさせる為のガイドです。
巻くと、このような形になります。
お湯を沸かし、湯をバケツにいれます。
新聞紙で巻いたガーベラの茎を、3cm位を10秒程お湯につける。その際、茎から小さな気泡が出てきます。
お湯から引き揚げて水の中でお湯につけた部分のすぐ上あたりを切ります。
水の中で切ったガーベラは茎の1/3位を新聞紙を巻いたまま1~2時間程浸けておきます。その際水に新聞紙がつかないように気を付けてください。
新聞紙からガーベラを取り出し花器に生けます。
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ガーベラをお手入れしながら長く楽しんでみよう
お水を替えながら、少しずつ茎を切り戻していくと、だんだんガーベラの茎が短くなってゆきます。ガーベラは丈夫なお花で丁寧なお水換えをしていると季節にもよりますが冬から春先にかけては3週間以上も長持ちするお花です。
短くなりすぎてしまったガーベラは花の頭が重いので生ける花器に迷う事があると思いますが、そんな時は思いきって花を短く切り水盤やお皿などに浮かべて楽しむ方法もあります。
平らな形のガーベラは、水盤にスッと浮かび花びらに動きなども出て来て違った表情を楽しませてくれますよ。この生け方は思いがけず茎だけ枯れてしまった場合や花首だけ折れてしまった場合にも同じように楽しむ事ができます。
ガーベラの花びらを楽しむ
ひらたい器に花びらを彩りよく並べても素敵です。透明のグラスに入れて縦長のオブジェのようにも楽しめます。
グラデーションをいかして糸に通して壁飾りに。
最後まで途中で枯れる事なく、生けたガーベラの花を堪能すると花の中央部が半球状に盛り上がり花びらよりも高く咲き始めます。ここまで来ましたら思わずお花に「おめでとうございます!」とお伝えしたくなりますね。
その後、花びらが散るのですが花びらはまだ瑞々しさを残しています。ここで飾り終えるのも良いと思いますが、最後まで愛でてみる事もおすすめ致します。
きっとその頃には花びらも飾り始めた頃よりほんの少し色褪せて優しい色味になっていると思います。それでも尚、色鮮やかな花びらは数種類のガーベラを合わせてグラデーションを楽しみながら透明のグラスなどに盛って楽しむこともできます。
またはお皿に絵を描くように配置してみても素敵です。グラスやお皿にはお水を入れず花びらだけを入れてみましょう。又は花びらに糸を通して壁飾りにしてもも素敵ですよ。小さな空間にもスッと馴染み優しい雰囲気の空間を作る事が出来ます。
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