初夏から秋まで長く咲く花!暑さに強い夏の宿根草と一年草18選

金子三保子

金子三保子

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開花期間が長く、暑さに強い夏の宿根草と一年草18選!冬から春の園芸に比べて、暑さが厳しい真夏は、長時間の園芸はなかなか難しい時期ですね。そんな時に取り入れたいのが、暑さに強くて開花期間の長い花。春から初夏に植栽すれば、秋まで咲き続けてくれる草花を花壇や寄せ植えに取り入れてみませんか?

春(初夏)から秋まで長く咲く一年草、宿根草18選と、開花期間が長い草花をきれいに咲かせるための手入れのコツをご紹介します。

目次

一年草、宿根草、多年草の違いって?

初夏から秋まで長く咲く1年草

初夏から秋にかけて長く咲く宿根草(多年草)

開花期間の長い花のお手入れ

一年草、宿根草、多年草の違いって?

一年草

一年草は、種を蒔いたその年に発芽し、花が咲き、種をつけ、枯れていく植物のことをいいます。本来は多年草だけど日本の環境だと冬越しや夏越しができない理由で一年草扱いになる、という多年性植物も多くあります。この場合はプランツタグなどに「日本では一年草扱い・・・」のような表現がされています。

宿根草、多年草

宿根草と多年草は、同じ株から何年も続けて花を咲かせる植物です。宿根草と多年草の違いは、冬になったら地上部(葉や茎)が枯れるのが宿根草、地上部分に葉が存在するのが多年草です。場合によっては多年草も含めて宿根草と表現されることもあります。

初夏から秋まで長く咲く1年草

1.ジニア

矮性から高性まで種類が豊富なジニア。ジニアの和名は「百日草」。百日間、咲き続けるということからですが、実際は5月~11月まで開花するので、百日どころではない長く咲く草花です。最近、新品種が次々と出てきて、色合いのバリエーションもとても豊富になりました。

矮性から高性まで種類が豊富なジニア。ジニアの和名は「百日草」。百日間、咲き続けるということからですが、実際は5月~11月まで開花するので、百日どころではない長く咲く草花です。最近、新品種が次々と出てきて、色合いのバリエーションもとても豊富になりました。

▼ジニアの育て方についてはこちら

 

2.ペチュニア、サフィニア、カリブラコア

サフィニア、ペチュニア、カリブラコアは、夏の1年草の中でも品種がとても豊富。夏のガーデニングの定番的存在です。咲き方、色あいが豊富なのでイメージにあわせた色を選ぶことができるのが魅力です。

ペチュニア

ペチュニア、サフィニア、カリブラコアは、夏の一年草の中でも品種がとても豊富。夏のガーデニングの定番的存在です。咲き方、色あいが豊富なのでイメージにあわせた色を選ぶことができるのが魅力です。ペチュニア類は本来は多年草ですが、日本では一年草で扱われています。

最近ではシックな色や八重咲き、小輪種・・・など、ますますバリエーションが豊富です。

ペチュニア

最近ではシックな色や八重咲き、小輪種・・・など、ますますバリエーションが豊富です。

 

▼多花性のサフィニア、ペチュニア、カリブラコアの手入れで欠かせない摘心と切り戻し。この作業をやると、長くたくさんの花を楽しめます。

 

3.サルビア

サルビア  品種が豊富なサルビア。色数が豊富で夏の暑さに強く、真夏でも咲き続ける花です。

サルビア

品種が豊富なサルビア。色数が豊富で夏の暑さに強く、真夏でも咲き続ける花です。

最近はこんな大人っぽい色合いのサルビアもあります。色合わせのアクセントになります。

サルビア

最近はこんな大人っぽい色合いのサルビアもあります。色合わせのアクセントになります。

サルビア

  • サルビアの仲間は熱帯から亜熱帯に分布し900種以上に及び、ハーブや観賞用として幅広く利用されています。サルビアは宿根性の種が多いですが一・二年草から木本性の低木になるものもあります。サルビアは19世紀初頭にヨーロッパに伝わり改良が進みました。耐暑性はありますが耐寒性は種によってさまざまで、多くのものは日当たりと水はけの良い環境でしかも乾燥しないところでよく育ちます。燃えるような赤い花をつけるブラジル原産の「サルビア・スプレンデンス」が最も一般的です。サルビアは暑さに強い性質や花期が長いことから夏から秋にかけての花壇材料によくつかわれ、公園や街路などの公共花壇でもよく用いられます。

 

4.ヘリクリサム(帝王貝細工)

帝王貝細工

ドライフラワーにもできる帝王貝細工、初夏から晩秋まで長く咲く夏の暑さに強い草花です。乾燥にも強いので暑い夏にぴったり。

ヘリクリサム(ムギワラギク・帝王貝細工)

  • オーストラリア原産で自生地では低木のようになる多年草ですが寒さや高温多湿に弱いので園芸上は一年草として扱われます。草丈50センチ~1mほどになり、茎はかたく直立しています。頂部にある総苞片が魚の鱗状で薄く、花弁のように見えます。カサカサと音を立てるムギワラ細工のような光沢があり、花色は赤、ピンク、橙、黄、白でドライフラワーとしても人気があります。明治初年に渡来し、別名にムギワラギク(麦藁菊)やテイオウカイザイク(帝王貝細工)がありますがカイザイクとは別の植物です。

 

5.千日紅

庭や花壇の彩りとして楽しみつつ、ドライフラワーになりやすい素材などを植栽して、自分の育てた花でドライフラワーを作るのもよいのでは。

庭や花壇の彩りとして楽しみつつ、ドライフラワーになりやすい素材などを植栽して、自分の育てた花でドライフラワーを作るのもよいですね。

センニチコウ(千日紅)

  • センニチコウ(千日紅)はパナマ、グアテマラ原産の一年草で真夏の暑さに強い丈夫な花で切り花や花壇材料、鉢植えとして幅広く利用されています。粗毛があり葉は長さ5~10センチの細長い卵型で茎は長く茎頂に花径2~3センチほどの紅紫色やピンク、赤、白の頭状花をつけます。グロボーサは草丈15~50センチ前後ですが類似種にグロボーサよりも草丈が高いキバナセンニチコウがあり、こちらはテキサスからメキシコ原産の多年草です。別名センニチソウともいい鮮やかな花色を長期間保てるのでドライフラワーにも向きます。栽培は水はけと日当たりがよければよく育つのであまり手間がかかりません。

 

6.ペンタス

ペンタスは、熱帯アフリカ、アラビア半島原産の常緑性の多年草です。星型の花は直径1センチに満たないような小輪ですが、傘状に30~40輪咲くのでよく目立ち華やかです。春から秋まで長期間開花し、暑さに強く、夏の暑さにも強く途切れることなく花を咲かせるので、花壇などにもよく利用される草花です。ペンタスは本来は多年草ですが、日本だと一年草扱いされることが多い草花です。

ペンタスは、熱帯アフリカ、アラビア半島原産の常緑性の多年草です。星型の花は直径1センチに満たないような小輪ですが、傘状に30~40輪咲くのでよく目立ち華やかです。春から秋まで長期間開花し、暑さに強く、夏の暑さにも強く途切れることなく花を咲かせるので、花壇などにもよく利用される草花です。ペンタスは本来は多年草ですが、日本だと一年草扱いされることが多い草花です。

 

7.ポーチュラカ

ポーチュラカ

カラフルな色合いで這性のポーチュラカ。華やか、元気な色合いでカラフルです。ポーチュラカは本来は多年草ですが、日本だと一年草として扱われることが多い草花です。最近は、葉っぱが斑入りのポーチュラカもできて、花だけでなく葉ものとしても楽しめる存在です。

 

初夏から秋にかけて長く咲く暑さに強い一年草はまだまだあります。

マリーゴールド、ニチニチソウ、インパチェンス、アメリカンブルー、イソトマ、トレニア、ケイトウ、朝顔、ニコチアナ・・・

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初夏から秋にかけて長く咲く宿根草(多年草)

植えっぱなしで毎年咲く宿根草。

通常、買った年より2年目、3年目以降の方がたくさんの花を楽しめることが多いので、じっくりと育てて年々大株にしていく楽しみがあります。その中でも初夏から秋まで長く咲く宿根草をご紹介します。

8.エキナセア

エキナセアはもともとハーブですが、最近は園芸種のエキナセアの品種がとても増えました。色合いが複色カラーのものが多くて、色合いを選ぶのも楽しい宿根草です。

エキナセアはもともとハーブですが、最近は園芸種のエキナセアの品種がとても増えました。色合いが複色カラーのものが多くて、色合いを選ぶのも楽しい宿根草です。

▼エキナセアについての育て方はこちら

 

9.ガイラルディア

ガイラルディアも写真のような八重咲き種など、最近新品種が続々登場しています。赤や黄色など明るくてはっきりとした色が多いので、強い日差しにとても生える色合いです。品種によって花丈が違うので、地植えにする場合は、プランツタグで丈を確認してから植え付けましょう。

ガイラルディアも写真のような八重咲き種など、最近新品種が続々登場しています。赤や黄色など明るくてはっきりとした色が多いので、強い日差しにとても生える色合いです。品種によって花丈が違うので、地植えにする場合は、プランツタグで丈を確認してから植え付けましょう。

 

10.チェリーセージ

品種が豊富なチェリーセージ。暑さに強く真夏でもよく咲きます。植えて数年するとかなりの大株に。セージ類はブルー系のものが多いですが、チェリーセージはピンクやアプリコット色、複色など、カラーバリエーションがとても豊富です。最近では葉っぱがライムグリーンの品種もあります。

品種が豊富なチェリーセージ。暑さに強く真夏でもよく咲きます。植えて数年するとかなりの大株に。セージ類はブルー系のものが多いですが、チェリーセージはピンクやアプリコット色、複色など、カラーバリエーションがとても豊富です。最近では葉っぱがライムグリーンの品種もあります。

▼チェリーセージについての育て方はこちら

 

11.宿根サルビア・セージ

宿根サルビア

宿根草のサルビア、セージは、たくさんの品種があります。サルビア、セージ類はおおむね開花期間が長いですが、品種によっては晩秋咲きのものもあるので、念のためプランツタグなどで開花期間を調べましょう。

宿根草のサルビア、セージは、たくさんの品種があります。サルビア、セージ類はおおむね開花期間が長いですが、品種によっては晩秋咲きのものもあるので、念のためプランツタグなどで開花期間を調べましょう。

 

12.ルドベキア

丈夫で放任でもよく育つルドベキア。最近は写真のようなシックな色みの新種も登場しています。また、花の咲き方も一重の他、八重咲など多様になってきました。

丈夫で放任でもよく育つルドベキア。最近は写真のようなシックな色みの新種も登場しています。また、花の咲き方も一重の他、八重咲など多様になってきました。

 

13.ガウラ

ガウラ

蝶のような花をたくさん咲かせるガウラ。初夏から秋まで暑さに強く、夏の暑さにも負けずよく咲きます。丈のある花なので地植えにすると見事ですが、コンテナでも育てられます。

蝶のような花をたくさん咲かせるガウラ。初夏から秋まで暑さに強く、夏の暑さにも負けずよく咲きます。丈のある花なので地植えにすると見事ですが、コンテナでも育てられます。

 

14.宿根フロックス

宿根フロックス

宿根フロックスは品種によっては春に咲く種もありますが、夏の宿根フロックスは高性タイプ。年々大株になって見事になります。宿根フロックスは切り花としても出回っています。

 

15.宿根バーベナ

バーベナは宿根性でも這性で丈の低いもの、高性で1m以上の丈になるものなど、品種によって花丈がかなり違います。とても丈夫で植えっぱなしでよく育つ宿根草です。

 

16.ランタナ

ランタナはクマツヅラ科の常緑低木。暖かい地域では冬越しも可能で低木になっていきます。ランタナは、次々とわき芽を増やし、横に広がって生長していきます。暑さに強く真夏も休むことなく花が開花し、咲き進むたびに花色が一色だけではなく、グラデーションのような花色が楽しめます。とてもたくさんの花が楽しめる反面、ランタナは「要注意外来生物リスト」(環境省)に登録されるほど、他の植物を一掃してしまうくらい強い生命力を持っています。花が終わった後の花がら摘みをまめにすることが大切です。

ランタナはクマツヅラ科の常緑低木。暖かい地域では冬越しも可能で低木になっていきます。ランタナは、次々とわき芽を増やし、横に広がって生長していきます。暑さに強く真夏も休むことなく花が開花し、咲き進むたびに花色が一色だけではなく、グラデーションのような花色が楽しめます。とてもたくさんの花が楽しめる反面、ランタナは「要注意外来生物リスト」(環境省)に登録されるほど、他の植物を一掃してしまうくらい強い生命力を持っています。花が終わった後の花がら摘みをまめにすることが大切です。

 

17.アガスタチ(アガスターシェ)

アガスタチはシソ科の宿根草。初夏から晩秋まで長くたくさんの花が咲きます。品種によって花丈は違いますが、低めのものでも</p>
<p>50cm近くなります。紫系、赤系、オレンジ系、黄色系など色幅も豊富なので、夏の花壇や寄せ植えにおすすめです。

アガスタチはシソ科の宿根草。初夏から晩秋まで長くたくさんの花が咲きます。品種によって花丈は違いますが、低めのものでも50cm近くなります。紫系、赤系、オレンジ系、黄色系など色幅も豊富なので、夏の花壇や寄せ植えにおすすめです。

 

18.ハイブリッドジギタリス

ハイブリッドジギタリスは、ジギタリスとイソフレクシスを交配して作られた新しいタイプの宿根草のジギタリスです。もともとのジギタリスより耐暑性にすぐれ強健、花色の発色がとてもよいのが特徴です。ジギタリスは、東京だと5月~6月が開花時期ですが、ハイブリッドジギタリスは6月~11月と、開花期間が長く、花茎が分枝する性質に優れているので、1株でたくさんの花を立ち上げます。色はピンク系や赤系の複色カラーで、今後新しい色合いのものも続々出てくるのでは。年々、暑くなる日本の夏、耐暑性があって、開花期間が長い花は嬉しいですね。

ハイブリッドジギタリスは、ジギタリスとイソフレクシスを交配して作られた新しいタイプの宿根草のジギタリスです。もともとのジギタリスより耐暑性にすぐれ強健、花色の発色がとてもよいのが特徴です。ジギタリスは、東京だと5月~6月が開花時期ですが、ハイブリッドジギタリスは6月~11月と、開花期間が長く、花茎が分枝する性質に優れているので、1株でたくさんの花を立ち上げます。色はピンク系や赤系の複色カラーで、今後新しい色合いのものも続々出てくるのでは。年々、暑くなる日本の夏、耐暑性があって、開花期間が長い花は嬉しいですね。

 

開花期間の長い夏の宿根草はまだまだあります。

ゼラニウム、ぺラルゴニウム、ブーゲンビリア、ハイビスカス、モナルダ、花オレガノ・・・。

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開花期間の長い花のお手入れのポイント

花がら摘み

たくさん咲かせるためには大切な作業、花ガラ摘みはまめに行いましょう。植物は、終わった花をそのままにしておくと、種をつける方にエネルギーが回るので、花数が少なくなってしまったり、株が弱ってしまいます。

切り戻し

梅雨の間から真夏に入る前までに株を全体的に切り戻すと、真夏にエネルギーを温存して、秋に再び返り咲きます。夏の間、伸ばしっぱなしにしていると、蒸れて枯れてしまうこともあるので、風通しを良くする意味もあります。ただし、切り戻しをしない方がいい草花もあるので、事前に調べてから作業に入りましょう。

開花中の肥料とお礼肥え

特に限られた土で育てている鉢植えの草花は、それぞれの草花にあった頻度で追肥しましょう。草花によって、肥料を欲しがる草花、逆に少なめの肥料の方がいい草花があるので、プランツタグなどに書いてある肥料の頻度を確認します。

宿根草(多年草)は、シーズン最後に来年綺麗な花を咲かせてくれるようお礼肥えを与えましょう。

宿根草(多年草)はシーズン最後に適切な剪定をしましょう

最後の開花が終わったら、地際で切り戻すなど、適切な剪定をして冬を迎えましょう。それぞれお住いの地域によって、冬の気温が違うので、同じ植物でも冬越しの仕方が変わってくる場合があります。

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最近は開花期間が長い一年草、宿根草の新種が続々登場しています。上手に取り入れて、夏の園芸も素敵な植栽にしたいですね。

 

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金子三保子
金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー。1997年よりフラワースクールにてスタッフを経験後、2001年に花屋・レコルトを設立。 花のギフトや装花・コーディネート、自身でスタイリングした花の撮影など、幅広く活動中。受け手が心地よい気分になれるような、ナチュラルでさりげない花や写真を提案している。 好きな植物は、草花、ハーブ、原種のクレマチスなど。ビオラは交配して自分の好みの色あいを作ったりもしている。色合わせがとにかく好き。

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