清水柾孝さん厳選! 育てやすくて美しい花が咲くラン10選
土屋 悟
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画像提供 森水木のラン屋さん
ランというと育てるのが難しいイメージがあるかもしれませんが、なかなか枯れなくて、咲きやすい種類もたくさんあります。
今回は、平成世代のラン栽培家のトップランナーの一人である清水柾孝さんに、育てやすくて美しい花が咲くランを紹介してもらいました。
目次
ランは初心者にもおすすめ!手間がかからず、育てやすい植物
バラは弱くて育てにくいという定説がありましたが、それも今は昔の話。現在では、日本での品種改良が進み、高温多湿に耐えて病気に強く咲き続ける品種も増えています。
同様に、ランも育てるのが難しいイメージがありますが、そんなことはありません。ランが「難しい!」と言われていたのは今から40年以上前の海外の品種や、日本の住宅環境の空調設備が整っていなかった時代の話。
「ハイエンドなラン愛好家が好むランの中には栽培が難しいものも少なくありませんが、単にランの花を楽しむなら、育てやすくて、よく咲くものがたくさんあることは、もっと知ってもらいたいですね」
そう語る清水さんが、温室などの施設が無くても住宅環境で育てられ、育てやすいラン厳選10種をご紹介します。まずは、基本的な栽培環境をみてみましょう。
ランを育てる上でおすすめの基本的な栽培環境とは
①置き場所は、強すぎない日差しの明るい環境で
Photo : 清水柾孝
清水氏の自宅での小型ラン栽培スペース
「画像の様に日向で光を遮った空間のことを半日陰といいます。こうすることで、適度な光を長時間浴び続けられます。遮光材の種類によって暗さは変わります。」
②水やりは、植え込み材料が乾いてからたっぷり与えるが、生長期は湿らせ気味でもよい
Photo : 清水柾孝
活発に生長するカトレアの根の様子
「夏場は新しい芽が生長するために、画像の様に活発に根が伸長していきます。このように活発に生長している際は、梅雨の長雨に当てることは問題ありません。ただし、夏場の生長期のみだけです(秋雨はNG)。他の時期は乾いてから水を与えるの繰り返しを守りましょう。」
③夏は、戸外で管理し開放的に
Photo : 清水柾孝
清水氏の戸外栽培場の様子
「活発に生長するシーズンに自然の風と雨を浴びることで、著しく生長が進みます。コンクリートで囲まれた都会では外に出しずらいかもしれませんが、梅雨の時期だけでも外で育ててみて下さい。その際、強い光にはご注意を。郊外の方は、外で開放的に育てることをおすすめします。」
④霧吹きを効果的に使おう
Photo : 清水柾孝
霧吹きでよく湿らせたカトレアの様子
「冬の乾燥している際に、蕾に霧吹きすることは有効です。湿気を与えて蕾の発達を促します。ただし、蕾に水をかけるのは晴れている日中から夕方までにしましょう。
このような共通のポイントがあります。
是非、これらの品種と特徴を覚えていただき、ランを枯らさずに育てていただきたいです。早速、おすすめのランをご紹介します。」
育てやすくて美しい花が咲くラン10選
1.ブラサボラ・ノドサ
多肉質な葉も観賞価値が高い
Brassavola nodosa Photo : 清水柾孝
「多肉植物のような硬い棒状の葉(バルブ)を持ち、花が咲いていない時期でも見ていて楽しいラン。よく増えて、新芽が沢山出て大きくなりやすいです。がっちりした株姿から咲く花は、ラッパの様に広がる大きな唇弁(リップ)と、ライトグリーンの細くしなやかな花弁からなり、とても可憐です。ブラサボラ属はカトレアと交配することもできる、カトレアの近縁種です。」
Photo : 清水柾孝
「リップの形がハート形の様で可愛らしさがあります。」
育て方
置き場所
明るい環境を好む。年間を通して太陽光が当たる場所で管理。20℃を超える夏~秋は戸外の半日陰、冬~春にかけては室内の直射日光が射す場所。夏場は風通しが良い場所に置く。着生したものを吊るすことも可能。
温度
最低気温10℃以上を保つ。高温には強い。
湿度
ランの中では比較的乾燥に強いが、夜は空中湿度をやや高めたほうが生育がよいため、霧吹きなどをするとよい。
水やり
水ゴケなどの植え込み材が乾いたらしっかり水がしみ込むまで与え、その後はまた乾かす。
肥料
生長期は春から夏のため、その時期に固形肥料を施す。また、水に薄めた液体肥料を月2~3回与えるのもよい。
2.クロウェシア レベッカノーザン
立派に太ったバルブに存在感
Clowesia Rebecca Northen Photo : 清水柾孝
「近年人気急上昇中のクロウェシア属。茎が大きく肥大したそのバルブの見た目から「タケノコ系」と呼ばれるランの一つです。カタセタムやシクノチェスもその仲間です。多くの着生ランは常緑性ですが、クロウェシアを含むタケノコ系は休眠期に葉を自然と落葉させるランです。落葉してバルブだけになったユニークな株姿から、淡いピンク色の可憐な花を下垂させて咲かせるのも可愛らしいところ。」
育て方
置き場所
春から夏は戸外の明るい日陰で管理する。雨が当たる場所がおすす。秋以降は雨を避けて管理し、冬に落葉したら日が射す明るいリビングなどで管理する。
温度
最低気温15℃を下回ったら、室内に取り込む。春は最低気温15℃を超えたら戸外に出す。
湿度
ランの中では比較的乾燥に強いが、夜は空中湿度をやや高めた方が生育がよい。落葉しても株全体に霧吹きなどをするとよい。
水やり
春先に新芽が15cm以上伸びてきたら、植え込み材が乾き切る前に水を与え、湿らせ気味にする。生長期はとても水を好む。また、葉の裏にも定期的に水を浴びさせることでハダニや病気予防になる。バルブがしっかり肥大し、最低気温が20℃を下回るようになったら、植え込み材料を乾かし気味にする。
肥料
春先に新芽が15cm以上伸びてきたら、固形肥料を施しながら、水に薄めた液体肥料を月2~3回与え、併用してバルブの肥大を促す。
3.セロジネ インターメディア
清楚な白花の沢山咲く姿が魅力的
Coelogyne Intermedia 画像提供 万花園
「セロジネは東南アジアやインド、ヒマラヤなどに自生する着生ラン。白い花を咲かせるランはたくさんありますが、代表格がセロジネです。その中でもクリスタータとトーメントーサの交配によって生まれた強健種で、かなり花着きの良いことで有名なのがインターメディアです。暑さにも寒さにも強く、繁殖力も旺盛なとても丈夫な種類です。」
育て方
置き場所
春から秋は戸外で管理する。強い日差しは好まないため、半日陰または遮光70%程度で管理する。雨ざらしで問題なく、風通しが良いと尚よい。秋の日当たりはバルブが充実するために重要で、10月頃はよく日光浴させる。冬は室内に取り込む、シクラメンやシンビジウムなどと同様に涼しい明るい環境で管理する。
温度
最低温度は3~5℃まで耐えることが出来る。東京23区内などの冬でも温暖な地方の霜や寒波が避けられる日当たりの良い場所であれば、戸外で管理できる場合がある。
湿度
湿度は気にしなくても大丈夫。葉が汚れた時は葉水をかけて拭いてあげる程度でもよい。
水やり
夏の生長期は1~2日に1回、鉢内がしっかり湿るように十分に与える。また、熱帯夜対策として、夕方に葉水をおこなうと効果的。秋~冬は植え込み材がよく乾いてから水を与える。
肥料
新芽が伸びてきたら固形肥料を施す。有機系でも化成系でもどちらでも大丈夫。
4.マキシラリア・バリアビリス
まん丸の可愛いバルブから無数に咲く花着きのよさ
Maxillaria variabilis ‘yellow Doll’ 画像提供 36laocd
「メキシコなどに自生する原種で、花色は黄色やオレンジ、ワインカラーなど、色彩豊かな種類です。小型でバルブが連なって上部に伸びて生長します。コンパクトにまとまりがよい姿から、無数の花が咲き続けます。強健でよく増えて育てがいがあります。上の写真は’イエロードール’という個体です。」
育て方
置き場所
出来るだけ長い時間日差しに当てた方がよいが、強健のため、2~3時間の日照時間でも育てられる。一年中室内でも管理できるが、梅雨時期は戸外で雨に当てるとよい。夏に戸外で育てる場合は半日陰で管理。
温度
最低気温は10℃程度。
一時的に7~5℃に温度が下がる場合は耐えられる。高温には強いが35℃を超えると生長は鈍る。
湿度
乾燥に強いが室内に取り込んでから、たまに霧吹きで葉水すると尚よい。
水やり
基本の植え込み材料の表面が乾いたらたっぷり与えるを繰り返す。夏のみやや多めに水やりしてもよい。
肥料
夏の生長期に固形肥料を施す。または、水に薄めた液体肥料を定期的に与える。
5.リンカトリアンセ・ヤンミンオレンジ
鮮やかなオレンジが美しく、丈夫で咲きやすい性質
Rhyncattleanthe Young-Min Orange 画像提供 tae_nag
「カトレアの近縁種が複数にわたって交配され誕生した比較的新しい品種です。鮮やかなオレンジ色で、沢山の花がボール状に開花してボリューム感のある咲き方が人気です。交配親の性質がよく受け継がれ寒さに強く、よく増えて温室の無い環境でも育つように考えられた品種です。台湾で沢山増やされ、お手頃な価格で入手できるというのも嬉しいところです。」
育て方
置き場所
年間を通して太陽光がよく当たる場所で管理した方が花が咲きやすくなる。20℃を超える夏~秋は戸外の半日陰、冬~春にかけては室内の直射日光が射す場所が適当。暗めの環境で育てる際は、LEDなどの人口照明で光を補ってあげるとよい。
温度
最低気温10℃以上で管理。
湿度
比較的乾燥に強いが、夜は空中湿度をやや高めた方が生育がよくなる。
その際は株全体に霧吹きなどをするとよい。
水やり
水ゴケなどの植え込み材が乾いたら、しっかり水がしみ込むまで与え、その後はまた乾かす。この繰り返しであるが、梅雨時期は雨にずっと当てて湿らせておいても大丈夫。
肥料
よく増えて生長が旺盛な種類のため、肥料は多めに与えるとよい。固形肥料を施しながら、水に薄めた液体肥料を月2~3回与え、併用して株の充実を促す。
6.デンドロビウム・キンギアナム‘シルコッキー’
とても丈夫で育てやすく、可憐な花
Dendrobium kingianum ‘Silcokii’ Photo : 土屋 悟
「育てやすいものが多いデンドロビウムの中でも、特に丈夫な種類で、オーストラリアなどに自生します。とにかく陽射しがよく当たる環境が大好きなので、日当たりが十分確保できる人におすすめです。花は両輪で可憐な姿ですが、とても花つきがよいのが嬉しい品種です。鉢植えでも着生させてもアレンジしやすいのも、このシルコッキーの特徴です。」
育て方
置き場所
春と夏は風通しがよく、終日木漏れ日が射す戸外が理想的。雨が当たる場所でも問題ない。11月〜3月の冬は直射日光に当てても大丈夫。最低温度が5℃くらいまでは戸外で管理する。基本的にも霜が当たらなければ枯れないほどの耐寒性がある。
湿度
それほど高い湿度を保つ必要はないが、着生させている株は根が過度に乾きがちなので霧吹きをするとよい。
水やり
最低気温15℃以上の戸外で管理している際は、植え込み材料の表面が少し乾いたらたっぷり与える。冬は、しっかり乾いてからたっぷり与える。
肥料
春、3〜4月に新しい芽が出はじめたら肥料を与えはじめる。肥料を与えるのは7月まで。それ以降は施さなくてよい。
7.デンドロビウム・ファーメリー
豪華なシャンデリアの様な咲き方が魅力的
Dendrobium farmeri Photo : 清水柾孝
「ヒマラヤやマレー半島に自生する着生ランでデンドロビウムの中でもカリスタ系と呼ばれるタイプです。ブドウの房の様な咲き方で多数の花が垂れ下がって咲きます。花は全体がピンク色でリップの濃い黄色が目立つ色彩です。小型なタイプで置き場も困りません。同じタイプで真黄色のデンシフローラム、白色のシルシフローラムなど、どれも豪華な咲き方をして絵になるので、コレクションしたくなる美しさです。」
育て方
置き場所
春から夏は半日陰の環境で野外にて雨に当てて管理するのがよい。強すぎない光が長時間ある場所に置く。秋雨には避けて管理し、冬は室内の太陽が射す明るいリビングで管理する。最低気温15℃を下回ったら、室内に取り込む。
湿度
普段はそれほど湿度を気にしなくても大丈夫だが、花芽がついた際は、湿度を少し高めてあげると綺麗に咲きやすい。
水やり
18℃以上で戸外で管理している際は、植え込み材料の表面が乾いたらたっぷり与える。冬場、室内に取り込んだらしっかり乾燥させる。冬場の水やりは1〜2か月ほど控え、バルブにシワがよって細くなってもそのままで管理。その最中は、週2〜3回、葉水をしてあげる程度でよい。この根に対する極度の乾燥状態が花芽を付けるポイント。
肥料
春に新しい芽が出始める5月から肥料を与える。肥料を与えるのは9月まで。それ以降は施さなくてよい。
8.ファレノプシス・アマビリス
アジアを代表する白花胡蝶蘭
Phalaenopsis amabilis Photo : 清水柾孝
「コチョウランの品種の中でも代表格のひとつ。白花の交配親としても重宝されている原種です。マレーシアから台湾北部に自生しています。ファレノプシスの中では比較的低温に強く、花つきのよさも定評があります。」
育て方
置き場所
1年中室内でも育てられる。年中レースカテーン越しの柔らかい陽射しで栽培するのがよいが、日照不足にならないように注意しましょう。5〜10月上旬までは戸外の風通しがよい場所で管理する。その際、強い直射日光が当たらないように注意。最低気温が15℃を下回り始めたら室内へ取り込みを行う。1年中20℃以上の環境で栽培していると株は生長し続けるが、咲きにくくなる場合がある。
湿度
室内では加湿器の近くで乾き過ぎないようにするとよい。定期的に霧吹きで葉水をしてあげて、株全体に潤いを与える。
水やり
水ゴケなどの植え込み材が乾いてからたっぷり与える。冬場は冷たい水を避けて、35℃前後のぬるま湯を与える。
肥料
春から秋は固形肥料または液体肥料を規定量与える。
9.ツニア・ブリメリアナ
冬は完全断水で多肉のように扱える
Thunia brymeriana Photo : 清水柾孝
「インドやタイに自生する比較的大型の着生ランです。春に新芽を伸ばし始めると、みるみる大きくなり、バルブの先端から比較的大きな花を複数咲かせます。洋ランとしては耐寒性が強く、冬の休眠期は葉が落葉してバルブのみなります。冬は完全に水を切り、休眠させておけば、光が当たらない押し入れなどに入れても大丈夫なので管理も楽です。カトレアの様に立派な花を咲かせます、花が1週間程度しか咲いておらず、開花期が短いのが玉にキズです。」
育て方
置き場所
葉がある生長期は、半日陰の環境でよく日光浴させて育てる。秋~冬の落葉期は室内に取り込むが、場所は問わず、暗い押し入れでも問題ない。新芽が出てきたら明るい場所に移動させる。寒さには強く5℃くらいの気温まで外で管理出来る。落葉した休眠状態では、夜温が0℃近くなっても傷むことは無い。
湿度
普段はそれほど湿度を気にしなくても大丈夫。
水やり
春に新芽が伸びてきたら、乾かさないようにしっかり水やりをする。生育期は水を好むので乾かしすぎないようにする。逆に秋に落葉してから新芽が伸びる春までは、水やりを中断し、カラカラに乾かしておく。
肥料
芽が出てきたら緩効性化成肥料を規定量与える。
10.バンダコスティリス・チャーム‘ブルースター’
爽やかな青さを演出する強健種
Vandachostylis Charm ‘Blue Star’ Photo : 清水柾孝
「バンダコスティリスはバンダとリンコスティリスの属間交配になります。日本原産のフウラン(バンダ・ファルカータ Vanda falcata)が交配親に使われており、その性質がチャーム‘ブルースター’にも受け継がれています。特に耐寒性の強さが受け継がれており、低温で傷みにくくて育てやすいランです。色合いも鮮やかな青紫色で、夏に開花すると涼しげな姿に見えます。」
育て方
置き場所
4月を過ぎたら風通しと日当たりがよい戸外で管理。夏場は半日陰が理想的。寒さには強い品種だが、最低気温を5℃程度保てれば株が傷まず素直に育てられる。冷たい風に当たらないように管理。
湿度
それほど湿度は気にしなくても大丈夫だが、コルクや流木などに着生させている株は根が過度に乾きがちなので定期的に霧吹きをするとよい。
水やり
着生材に付けている状態では、1〜2日1回は水をしっかり与える。生育期は水を好むので乾かしすぎないようにする。最低温度が10℃以下になったら乾かし気味に管理する。
肥料
春になって生育が始まったら、有機質固形肥料を与える。
まとめ
「この他にも枯らしにくいはたくさんあり、例えばこんなものがあります。」
- バルボフィラム エリザベスアン’バックルベリー’
- カトレア・インターメディア
- コウレリア ミゾグチ’プリンセスキコ’
- デンドロビウム・ジェンケンシー
- メディオカルカー・デコラタム
- パフィオペディルム・モーディエ
- ステノグロティス・ロンギフォリア
「いずれも育てやすく美しい花が咲くランですが、あまり管理が行き届かないと、さすがに枯れてしまったり、花が咲かないことになります。ペットを飼っているつもりになって、こまめに様子を観察し、かわいがりながら育てるようにしてみてください。きっと花を楽しめるはずです。」
清水さん、育てやすくて美しい花が咲くラン10選のご紹介ありがとうございました。ぜひ、みなさんもこの記事を参考に、ランを育ててみてください。
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