【花のある暮らしを豊かに】夏の切り花アレンジ

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気温がぐんぐん上昇する夏は水が腐りやすいため、切り花が長持ちしないと思われがち。しかし、お手入れやアレンジ、選ぶ花材次第では長持ちさせることができます! アレンジ方法やおすすめの花材をご紹介します。

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フラワーコーディネーター、フォトグラファー。園芸も大好きなライフワーク。LOVEGREEN編集部に在籍。仕事で出会った植物、庭仕事の話題を中心に、植物のあれこれをお届けします。  オンラインの花屋・レコルト

金子 三保子さん

フラワーコーディネーター、フォトグラファー。園芸も大好きなライフワーク。LOVEGREEN編集部に在籍。仕事で出会った植物、庭仕事の話題を中心に、植物のあれこれをお届けします。

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目次

雑菌から花を守る

夏の切り花アレンジで注意すべき点は「雑菌」。花瓶の中で雑菌が繁殖すると、茎の切り口から給水ができなくなり、花が枯れてしまいます。そのため花瓶の中は、清潔な状態をキープしておくことが重要。水はこまめに替えて、花瓶は食器用洗剤とスポンジで洗いましょう。切り花延命剤の使用もおすすめです。また、茎の切り口を新しくする「切り戻し」をこまめに行うのも大切なポイント。ここでのポイントは、茎を斜めに切ること。断面を広くすることで、水が上がりやすくなります。花材に合わせて器を選びながら、アレンジを楽しんでみましょう。

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お部屋に涼を呼び込む 夏のグリーンアレンジ

夏は花瓶の中が蒸れやすく、水の温度も上がりやすいので、菌が繁殖するには絶好の環境。ここでは上の画像のアレンジを、夏でも長く楽しめるよう生け直します。いつものアレンジは花中心だけど、夏は最小限の花と日持ちするグリーンであしらってみてはいかがでしょうか。

夏は花瓶の中が蒸れやすく、水の温度も上がりやすいので、菌が繁殖するには絶好の環境。ここでは上の画像のアレンジを、夏でも長く楽しめるよう生け直します。いつものアレンジは花中心だけど、夏は最小限の花と日持ちするグリーンであしらってみてはいかがでしょうか。

メインの花材

トルコキキョウ  枝分かれして、複数の花がついているのでカットしてさまざまなアレンジを楽しむことができます。

トルコキキョウ

枝分かれして、複数の花がついているのでカットしてさまざまなアレンジを楽しむことができます。

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夏らしい清涼感のある香りが漂うミントのアレンジ

 アレンジにミントを入れると水が汚れにくくなるので、花が長持ちします。お花屋さんでも購入できますが、育てているミントをカットして使用してみるのもいいですね。

1つの花瓶に沢山の花材を入れると、中が蒸れて腐ってしまうので、夏場は出来るだけ少ない本数で生けるのもおすすめ。

少ない本数で生けると花材が固定されず、くるくると動いてあしらいにくい…。そんな時は口の細い花瓶に生けましょう。花材の位置が固定され、生けやすくなりますよ。

 

 アレンジにミントを入れると水が汚れにくくなるので、花が長持ちします。お花屋さんでも購入できますが、育てているミントをカットして使用してみるのもいいですね。

アレンジにミントを入れると水が汚れにくくなるので、花が長持ちします。お花屋さんでも購入できますが、育てているミントをカットして使用してみるのもいいですね。

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ツルを生かしてが立体感を出すアイビーのアレンジ

ゆるやかな曲線を描くツルと、可愛らしい葉が特徴のアイビー。花瓶に巻きつけたり、垂らしたり、さまざまな使い方ができます。

口の広い花器に生けたい場合はアイビーなどの花留めになる花材を選びましょう。また、花の頭を器に引っ掛けるようにして生けると、あしらいが安定します。

 

ゆるやかな曲線を描くツルと、可愛らしい葉が特徴のアイビー。花瓶に巻きつけたり、垂らしたり、さまざまな使い方ができます。

ゆるやかな曲線を描くツルと、可愛らしい葉が特徴のアイビー。花瓶に巻きつけたり、垂らしたり、さまざまな使い方ができます。

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形や色のトーンが違うグリーンでニュアンスを出す枝もののアレンジ

枝ものは茎が太い場合、ハサミで縦に切れ込みを入れたり、茎の周りをカッターで削いだりすると、より水の吸いあげが良好に。

キッチン雑貨であるピッチャーも花器として使うことができます。取っ手や注ぎ口がある左右非対称のフォルムなので、その形を生かしてあしらうことがポイント。注ぎ口の方に動きのある花材を出すと、バランスが取りやすいです。

 

枝ものは茎が太い場合、ハサミで縦に切れ込みを入れたり、茎の周りをカッターで削いだりすると、より水の吸いあげが良好に。

枝ものは茎が太い場合、ハサミで縦に切れ込みを入れたり、茎の周りをカッターで削いだりすると、より水の吸いあげが良好に。

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夏のおすすめ花材

せっかく生けるのなら、できるだけ暑さに強く、長持ちする花を選びたいもの。そこで夏におすすめな花材とお花屋さんで選ぶときのポイントをご紹介。夏の花は色鮮やかなものが多く、とても魅力的ですよ。

エキナセア

 夏から秋まで、カラフルな花を咲かせる宿根草。散った後の花の中央部分は、ドライフラワーにしても素敵。 選ぶときのポイント:花弁が反り返っていないもの

夏から秋まで、カラフルな花を咲かせる宿根草。散った後の花の中央部分は、ドライフラワーにしても素敵。
選ぶときのポイント:花弁が反り返っていないもの

▼エキナセアの育て方

 

カラー

 茎の流れが美しく、スタイリッシュなフォルムが魅力。ブーケやアレンジメントに使用されることが多い。 選ぶときのポイント:茎が細すぎずしっかりしたもの

茎の流れが美しく、スタイリッシュなフォルムが魅力。ブーケやアレンジメントに使用されることが多い。
選ぶときのポイント:茎が細すぎずしっかりしたもの

▼カラーの花言葉

 

キキョウ

 日本の夏を代表する花。かぶれを起こす危険性があるので、茎の切り口から出る白い液には要注意。 選ぶときのポイント:花弁が変色していないもの

日本の夏を代表する花。かぶれを起こす危険性があるので、茎の切り口から出る白い液には要注意。
選ぶときのポイント:花弁が変色していないもの

▼キキョウの花言葉

 

モカラ

南国生まれのトロピカルフラワー。3種のランをかけ合わせてできた花で、日持ちの良さも魅力のひとつ。 選ぶときのポイント:下の花にハリがあり、頂点の花に黒ずみがないもの

南国生まれのトロピカルフラワー。3種のランをかけ合わせてできた花で、日持ちの良さも魅力のひとつ。
選ぶときのポイント:下の花にハリがあり、頂点の花に黒ずみがないもの

▼ランの飾り方

 

アンスリウム

熱帯ならではの鮮やかな色と個性的な形の南国の花。熱帯アメリカには600種類以上があると言われる。 選ぶときのポイント:先端に黒ずみがないもの

熱帯ならではの鮮やかな色と個性的な形の南国の花。熱帯アメリカには600種類以上があると言われる。
選ぶときのポイント:先端に黒ずみがないもの

▼アンスリウムの花言葉

 

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いかがでしたか?暑い夏でも切り花を長持ちさせることができるアイデアをご紹介しました。夏もお部屋に花を飾って癒されましょう♪

 

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