【冬におすすめの切り花】アマリリス
金子三保子
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アマリリス・モカ
今日ご紹介するのは大輪で華やかなアマリリス。アマリリスは春から初夏と秋に咲く花ですが、切り花としては通年流通しています。中でも種類や流通量が増えるのは冬。クリスマス、お正月といつもより豪華にお花を飾り付ける機会が多いこの時期は、色々な種類のアマリリスがお花屋さんで売られています。
白、クリーム、ピンク、紫、赤、オレンジ、複色、覆輪と様々な花色。一重咲きから八重咲き、剣弁咲きや全体的に丸みを帯びたものまで咲き方も様々です。
今回のアマリリス・モカは、白~クリーム色の花びらにうっすらと赤みがさした、シックで素敵な複色カラー。
アマリリスは太い茎に数輪の花がついていて、花はいっぺんには開かず、一輪ずつ開花していきます。元々日持ちする花ですが、冬の気温の低い時期は特に長持ち。一輪を長くゆっくりと楽しむことができます。
きれいに見える管理のコツは、最初に咲いた花が終わったら花の根元で取り去ること。終わった花をそのままにしているより美しく見えます。
アマリリスの太い茎の中はご覧の通り空洞です。フローリストとしてアマリリスを扱う時は、茎の中に細い枝などを入れて補強して生けこむこともあります。
茎を切り戻さないでそのままにしていると、裂けてタコウィンナのような見た目になることも。これを防止するために、水替えのタイミングで少しずつ茎を切り戻してみてください。
花瓶の水の量は浅めが適当です。ただし、重みのある花なのでバランスをとって安定感のある花瓶をセレクトしてください。軽い花瓶だとアマリリスの重みに耐えられず倒れてしまいます。
食卓などに飾る場合は、開花したら早めに花粉を取るとテーブルに花粉が落ちることがないのでおすすめ。特に気にならない場合は、そのままでも花の色気を感じさせてくれます。
暖房のきいていないスペースに飾ると、一輪で数週間楽しませてくれる冬のアマリリス。とてもたくさんの品種が流通中です。一年の最後の月、お部屋を華やかに彩ってみてはいかがでしょうか。
アマリリス 長持ちさせるコツ:少しずつ茎を切り戻す 置き場所:暖房が直接当たらない場所 花瓶の水の量:少なめ(ただし花瓶は安定感のあるものをセレクト) |
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