ふんわり優しい春の花、ラナンキュラス|育て方とお部屋での飾り方ガイド
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ラナンキュラスは、幾重にも重なる繊細な花びらと豊かな色彩で、春を象徴する花として愛されています。育てる喜びと飾る楽しさ、その両方を満たしてくれるラナンキュラスの魅力をたっぷりとお伝えします。
目次
ラナンキュラスの特徴と魅力

ラナンキュラスは、冬から春に切り花や苗として流通しているキンポウゲ科の球根植物です。薄紙のような繊細な花びらと、開くごとに色合いが変化し、日ごとに表情を変えていく姿は、見る人を飽きさせません。

花の大きさは多様で、小輪から大輪種まで流通しています。また、カラーバリエーションも豊富で、鮮やかな原色、パステルカラーやアンティーク調、シックな黒花系まで揃います。寄せ植えやアレンジメントの雰囲気に合わせて、好みの品種を選ぶ楽しさは格別です。

育種が盛んで次々と新品種が登場し、咲き方もいろいろあり、見ていて飽きません。一枚の花びらに複数の色が混じる「複色」の品種が多く、日ごとに表情が変化するのも魅力の一つです。
同じ季節に咲くアネモネとラナンキュラス。同じキンポウゲ科で、見た目がよく似ていますが、ある部分を確認すると簡単に見分けることができます。
一般的なラナンキュラスの花びらは何枚くらいあるかご存じでしょうか? スタッフが地道に数えてみたので興味のある方はご覧ください。
大人気! 宿根草タイプのラナンキュラス・ラックス

宮崎県の綾園芸さんが異種間交配によって作出した新しいラナンキュラスです。一般的なラナンキュラスの草丈より高く、50〜60cmほどあります。ラックスという名は、ワックスをかけたようなキラキラした花びらから、ラナンキュラス+ワックスを合わせて「ラックス」と名付けられました。現在は「ラックスシリーズ」として、毎年のように新品種が増えています。
庭や花壇に植えると植えっぱなしで翌年も開花するため、宿根草としてガーデニング界で非常に人気が高まっています。

一重から半八重の花を咲かせ、1本の茎が分枝するスプレー咲きのため、たくさんの花が楽しめます。一重の花は花の日持ちが良くないことが多いのに対して、ラックスは日持ちが良く、つぼみまでよく開くため、切り花でも人気があります。
ラナンキュラスの育て方
球根の特徴と植え付け方

ラナンキュラスは、主に「球根」と「苗」の2つの状態で流通しています。苗は年明けから流通が多くなり、芽出し苗として一番花が咲いたくらいの状態で出回ります。
球根は紅葉が色づき始めた頃の10月~11月が植え付け適期です。ラナンキュラスの球根はちょっと変わった見た目で、完全に乾燥した状態で売られているため、急激な吸水による腐敗を防ぐ「吸水処理」をしてから植え付けるのがポイントです。コツを覚えれば簡単なのでご覧ください。
適した環境
日当たりと風通しが良い場所を好みます。
用土
水はけが良く、肥沃な土壌を好みます。鉢植えは、市販の草花や球根用の培養土で問題なく育ちます。
水やり
庭植えは、植え付け直後以外の水やりは自然に任せます。鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から出てくるくらいたっぷりと与えましょう。開花中の水やりは、花びらに水がかからないように注意しましょう。
肥料
元肥の後は、草花用の固形の緩効性肥料か液体肥料を施します。製品ごとの規定量や頻度を確認してから与えるようにしましょう。
病害虫
病害虫の被害はそれほど多くはありませんが、株が弱ったり、肥料が多すぎるとアブラムシが発生することがあります。また、水のやりすぎなどで葉が濡れた状態が多いと、うどんこ病になることがあるため、タイミング良く水やりを行い、風通しの良い場所で育てることが予防になります。
開花中の手入れ
咲き終わった花茎は、根元で切り取ります。
開花後
花がすべて咲き終わり、葉が黄色く枯れてきたら掘り上げ、よく洗って完全に乾燥させてください。乾燥させた球根は、バーミキュライトで包むようにして、通気性の良い冷暗所で保管します。
ラナンキュラスの寄せ植え

芽出し苗として流通するラナンキュラスは、春の寄せ植えの主役として人気があります。色合いが豊富なので、仕上げたい雰囲気に合わせて草花やカラーリーフと一緒に寄せ植えを作ってみませんか。
花びらが多く、複色のラナンキュラスは、つぼみの時と開き切った色がとても変化することがあります。見た目の雰囲気ががらりと変わるため、こだわりのある方はつぼみと開き切ったときの色を確認して購入しましょう。
ラナンキュラスを暮らしに取り入れよう

切り花として楽しむ
庭やベランダで育てる楽しみはもちろん、切り花としても非常に優秀で、お部屋を一気に華やかにしてくれます。バラにも引けを取らない華やかさを持ちながら、どこか親しみやすい愛らしさも兼ね備えています。
切り花は12月〜3月頃に多く流通します。ラナンキュラスの花は、温度によってつぼみから見頃を迎えるまでの日数が大きく変わり、少しずつ開いていく様子をゆっくりと楽しめるのは冬の間です。
花瓶に生ける際は、茎が腐りにくいよう「浅水(少なめの水)」で管理しましょう。水を交換するごとに少しずつ切り戻していくと日持ちが良くなります。
満開近くになると、つぼみの時より花の直径が2~3倍になることが多く、花の重みで折れてしまうことがあります。開いてきたら短めに切り戻し、花首を花瓶に引っ掛けるように支えてあげると折れるのを防ぐことができ、長く楽しめます。
ドライフラワー
ラナンキュラスはドライフラワーにすることができます。簡単な作り方ときれいに仕上げるコツを紹介します。
花言葉
ラナンキュラスの花言葉は「とても魅力的」「華やかな魅力」
そのほかに色別の花言葉もあります。花贈りのときに参考にしてみてください。






































