毎日の花あしらい。複数の花瓶に春の花を飾ってみよう!
金子三保子
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みなさんは、おうちに花を飾りますか?たくさんの花でなく、たった一輪でも季節感のある花や葉っぱがあると、部屋の雰囲気が変わります。
それぞれの花には終わりがあるのが生花の特徴。残念なことではありますが、反面、終わったら、次の気分に合う花を飾って雰囲気を一新することができます。
季節の花、好きな色、今日の気分・・・。色々な選び方で花を選ぶのも楽しい時間です。インテリアをがらっと変えることは難しいですが、飾る花を変えることによって、簡単に空間のリフォームにもなります。
複数の花瓶にちょっとずつ花を飾ってみましょう!
桜の咲く3月後半以降からが、外の木々の花や草花が一斉に咲きだす時期ですが、花屋さんで売られている春の花の流通は12月~3月。4月に入ると春の花から初夏~夏の花材の割合が日ごとに多くなってきます。
今回は、春ならではの花材を使って、複数の花瓶に少しずつ花を入れて生けてみました。
フラワーアレンジするのはハードルが高いなと感じる方は、複数の花瓶に花を少しずつ生けて飾ってみませんか。高低差をつけて置くだけなので、とても簡単です。
1.複数の陶器に春の球根花をアレンジ
使った花は、春の球根花、チューリップ、アネモネ、ヒヤシンス、ラナンキュラス、フリージア。それにユーカリをプラスしました。
今回使った春の花は「浅水」と言って、水を少なめにして生けた方がよいタイプの花です。これは茎が柔らかくて腐りやすいので、水に浸かっている部分が多いと茎の途中で腐ってしまうのを防げるからです。
花によって、浅い水を好むものと深い水を好むものがあるので、同じ好みのもの同志を選ぶと日持ちがしやすくなります。
アネモネ
左からフリージア、アネモネ、ラナンキュラス
一口に紫と言っても、赤紫から青紫まで色々な紫色があります。春はどの色も色幅がとても豊富な季節です。右の濃い紫色は、ラナンキュラスの中では、一番小輪のモロッコシリーズの一種です。なんだか花びらが散ったあとのような趣です。モロッコシリーズのラナンキュラスは、めしべが目立つのが特徴です。
チューリップ・ジャックポット
チューリップは、生けてからも伸びる不思議な花です。朝晩、開閉し、よく動きます。品種によって、垂れてくるものと立ち上がるものと様々。最初に生けた場所とは、全然違うところにいる・・・なんてこともあります。水に生けるときは、最初から茎をたくさん切らない方が長持ちします。
2.ヒヤシンスをボトルにアレンジ
ヒヤシンスは、チューリップ同様、生花になってからも伸びます。とても重さのある花なので、ナチュラルスタイルに茎を見せて生けると、花の重みに耐えかねて、茎が折れてしまうことがあります。花瓶のフチで花を支えてあげるようにして生けると、茎が折れずに最後まで楽しめます。
写真のヒヤシンスは、生けて1週間以上経過した満開状態。茎が柔らかくなってきたので、思い切り短くしてボトルに生けました。
ほんのりとよい香りです。ヒヤシンス、フリージアは香りがする春の花の代表的存在です。
3.クリスマスローズをボトルに
こちらはうちの花壇で咲いているクリスマスローズ。
クリスマスローズは、雄しべが落ちて、花弁(ガク)と雌しべになって、色が退色してきた頃にカットして生けると長持ちします。春は切り花にもできる素敵な花苗がたくさん出回る季節です。お気に入りの花苗を見つけたら、育てて少しずつ部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。
新しいことを始めたくなる春。お部屋に花を飾ってみませんか?
ただいま花屋さんは、春の花が豊富にある時期です。是非立ち寄ってみてください。
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