丈夫でかわいい花を咲かす宿根草、「クラウンベッチ」で雑草対策!

アバター画像

大曽根百代

このライターの記事一覧

公開日 :

暑さ寒さに強く丈夫なクラウンベッチという植物をご存知でしょうか?

丈夫すぎるうえ環境が合えば繁殖しすぎてしまいますが、とってもかわいい花が咲いて雑草防止にうってつけです。

クラウンベッチについて

科名 マメ科
別名 コロニラ・バリア、タマザキフジ、ツルレンゲ
属名 Coronilla varia
原産地 ヨーロッパ
開花期 5~9月
形態 耐寒性宿根草
耐暑性 強い。
耐寒性 強い。地上部は少なくなるが、-10℃くらいまで耐えます。
背丈 40cm程

淡い色のレンゲのような花がとてもかわいらしい植物です。花はほのかにいい香りがします。

暑さ寒さにも強く、やせ地でも育ち、ある程度の乾燥にも耐える優れものです。

生育旺盛で雑草除けになるほど増えるので、地植えの際は増えても困らないところで管理を♪

 

レンゲのようですね。和名ではタマザキフジやツルレンゲと呼ばれているのが分かります。

 

広がるとこうなります!

冬は地上部が少なくなり、寂しくなりますがちゃんと生きてます。暖かくなると元気よく伸びてきますよ。

夏の暑い時でも2、3cmほどの大きさの花をたくさん咲かせてくれます。

半日陰でも育ちますが、日向の方が花がたくさん開花します。

広がって咲くとこのような感じに。ふんわり広がります。

 

背丈が高くなってきたなと思ったら、半分くらいまたはもっと下で切っても構いません。

基本的に放任で大丈夫ですが、特に蒸れやすい夏はそのようにしてあげた方がいいでしょう。

 

帰化している場所も...

クラウンベッチは、太平洋戦争後に牧草としてヨーロッパから持ち込まれ、牧草だけでなく緑肥や雑草除けに用いられたそうです。(ちなみに緑肥とは、抜いたりせずそのまま田畑などに混ぜこみ、土と一緒に耕して肥料にすることです。)

その繁殖力の強さから北海道、本州では千葉で帰化しているそうです。北海道に帰化しているところから、寒い地域でも育つのが分かりますね。

少々丈夫すぎますが可愛らしい花とマメ科の特徴の葉っぱで癒されます。

 

いかがでしたか?増えすぎて困るところには植えないようにと注意が必要ですが、かなり丈夫で雑草除けにもなるのでおすすめです。

夏の暑さでだれてしまう植物が多い中、活躍してくれる植物でしょう。ピンクの花とふんわりした葉っぱがとてもかわいらしい植物です。

雑草でお困りの所にぜひいかがでしょうか。

 

LOVEGREEN(ラブグリーン)メールマガジン会員募集中!

関連ワード

今月のおすすめコンテンツ

「丈夫でかわいい花を咲かす宿根草、「クラウンベッチ」で雑草対策!」の記事をみんなにも教えてあげよう♪

アバター画像
大曽根百代

千葉大学園芸学部を卒業後、園芸店に勤め、販売だけなく植物をきちんと理解したいと思い、千葉大の苗生産部にて植物の生産業(花苗)に従事。その後、多肉植物の生産を経験。現在は多肉植物の販売サポートやバラの管理業務をしています。多肉だけでなく植物全般好きで、宿根草なども育てています。最近はマイクロ胡蝶蘭とバンダにも挑戦中。より植物の魅力を感じ、皆様にもその魅力と生産者情報を記事としてこれからも発信していきます。

このライターの記事一覧

LOVEGREEN 公式アカウントをフォロー!

  • Instagram
  • Facebook
  • LINE
  • Twitter

関連サービス

LOVEGREEN(ラブグリーン)メールマガジン会員募集中!

植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A

ミドラス