ひたむきな美しさで初春を彩る、クリスマスローズの基本

LOVEGREEN編集部

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クリスマスローズはキンポウゲ科の多年草です。世界に約20種の原種があり、イギリスではバラやクレマチスと並んでとても人気のある植物です。

クリスマスローズという名前はニゲル(Helleborus niger)という原種がクリスマスの頃に咲くことに由来しています。

 

Helleborus niger

クリスマスローズの原種の一種。純白の花が美しく、原種ならではの野性味を感じます。

 

クリスマスローズの管理方法

クリスマスローズは10月上旬~5月中旬の寒い季節に生育する多年草で、5月下旬~9月下旬の暑い季節に休眠します。
そのような性質に合わせて、特に植木鉢やプランターで栽培する場合には、暑い季節と寒い季節で水やりや置き場所を変えてあげることが大切です。

冬の管理

クリスマスローズの栽培は屋外が基本になります。

置き場所と温度

日当たりの良い場所で管理しましょう。冬は気温が低くなり、クリスマスローズの生長が盛んになりますので、光がたくさん当たる場所で管理してください。

寒さは特に気にしなくて大丈夫です。雪が降り、植物が雪で埋まってしまっても、雪が溶けたらまた出てくるのでご心配なく。

水やり

10月上旬~5月中旬の気温の低い季節は生長期になります。3日に1回程度の頻度で鉢の底から水が流れるくらいたっぷりと水やりをします。

受け皿を使う場合は、受け皿に水が溜まったままにならないように注意しましょう。

肥料

きれいな花を咲かせるためにも、生長期にあたる冬は肥料をあげましょう。2か月に1度を目安に緩効性の置き肥か、10日に1回程度の頻度で液肥をあげると良いでしょう。

肥料については、パッケージの容量・用法を守って正しくお使いください。

夏の管理

夏は休眠しますので、とにかく涼しくしましょう。

置き場所と管理

地中海沿岸や黒海周辺など、比較的涼しく乾燥気味なヨーロッパ地域に広く自生していることから、夏は乾燥していて涼しい状態を好みます。

日本のじめじめした夏の暑さはあまり好きではないので、なるべく外の直射日光が当たらない風通しの良い涼しい場所で管理しましょう。

水やり

5月下旬~9月下旬の気温の高い時期は休眠します。この季節は生育が鈍くなりますので、水やりの回数を週1回程度にまで減らして乾燥気味に管理します。

葉っぱがしんなりとした状態になっても水やりで元通りになるのでご安心を。

肥料

休眠期に当たる夏は養分をあまり必要としなくなります。肥料はあげないようにして、水やりだけにします。

休眠期は植物も栄養を取り過ぎるのを控えるので、土の中に肥料が残っていると、根が息苦しくなって正常な生育ができない状態になってしまいます。

夏越しのポイント!

・直射日光の当たらない涼しい場所で管理しましょう!
・乾燥気味に管理しましょう!
・目の届く場所に置いて株の調子を観察しましょう!

北海道・東北地方での育て方

関東以北の地域では管理の方法が少し変わってきます。

北海道

北海道の夏は、他の地域と比べると気温が低く涼しいため夏も休まずに生長してくれます。

ただし冬が長く、雪が積もっている期間も長いため開花時期が5月頃と少し遅く、9月には雪籠りの準備をして、最も気温が低くなる1月~2月頃はマルチングや軒下に移動をして防寒をしたほうが良いでしょう。

東北地方

東北地方は、クリスマスローズの自生地であるヨーロッパとほぼ同緯度地域に当たるので、関東以西と比べても育ちやすい環境です。

夏の湿度が高い熱帯夜の期間も短いので、置き場所や水やりはより柔軟な対応でも大丈夫です。

 

クリスマスローズの土

土は市販のクリスマスローズ用の土がおすすめです。

もし自分で配合する場合は、赤玉小粒4:鹿沼土小粒2:腐葉土2:軽石小粒2を混ぜ合わせたオリジナル用土8:軽石小粒2の比率にした土がおすすめ。できるだけ水はけの良い土を使うのがポイントです。

 

クリスマスローズの植え付け

クリスマスローズは花芽が動き出す前の10~11月頃が植え替えのタイミングになります。一回り大きな鉢に、根を十分にほぐして高植(植え付ける部分を、周りよりも少し高めに土を盛ること)にして植え込みます。

2月~3月頃の花付きの株を植え付ける場合は、あまり根を傷めないように軽くほぐす程度にして、一回り大きな鉢に植え付けるようにしましょう。

1.ポットからクリスマスローズを抜き、根を優しくほぐします。

 

2.高植えにして植えこみます。

 

3.軽く土を押さえて完了です。このとき置き肥を置いてもOK。

地植えにする場合

クリスマスローズを地植えにする場合、夏に直射日光が当たらない場所を選ぶと良いでしょう。また、できるだけ水はけの良い土壌を選ぶのもポイントです。

 

1.今まで植わっていた鉢よりも少し大きめの穴を掘ります。

 

2.鉢からクリスマスローズを取り出し、優しく根をほぐします。

 

3.クリスマスローズを穴に入れ、高植えにしたら完了です。

 

花がらの摘み方

園芸用のハサミを使って、地面のきわから数センチ上での茎だけを切ります。6月の梅雨前までにはお手入れできるのが理想です。

 

クリスマスローズの剪定

無形種と呼ばれる茎立ちにならないクリスマスローズは、11月頃に剪定をしましょう。春に出た古い葉を剪定して取り除くことで、根元まで日光が行き渡るようになります。

花芽や新しい葉が出てきたら、それらを傷つけないように注意してください。

 

おすすめのクリスマスローズ

種類がとても多いクリスマスローズの中から、編集部おすすめのクリスマスローズ5種類をご紹介します!

アンジェリエ

花色はアイボリーホワイトで、花の中心部に進むにつれて緑がかりとてもきれいな品種です。

 

サクラシフォン

アネモネ咲きという立体感のある花形で、全体にやわらかい桜色の花を咲かせる魅力的な品種です。

 

ブラックスワン

マットブラックな花色がかっこいい品種です。中輪の八重咲になります。

 

ホワイトオーケストラ

紫に縁どられた白い花びらが美しい品種です。アネモネ咲きの立体的な花形を長く楽しめます。

 

イエローオーケストラ

やや緑がかった黄色の花色が美しい品種です。ホワイトオーケストラ同様に花形を長く楽しめます。

 

いかがでしたでしょうか。
冬の庭を鮮やかに彩ってくれるクリスマスローズ。皆さんも育ててみてはいかがでしょうか。

<監修>

株式会社エム・アンド・ビー・フローラ 営業部
高橋 伸さん
生産者様への鉢物・花壇苗向けの種子や苗をご紹介しながら、小売店様への植物のご提案を行うことで、生産者から消費者までをつなぐ仕事に携わっています。

庭リノベの無料相談、お見積はMIDOLAS

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