植えっぱなしOKの宿根草!ベロニカ・オックスフォードブルー
金子三保子
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ベロニカ・オックスフォードブルーは、這性のベロニカ。春から初夏にかけて小さな青い花を地面一面に咲かせる花のかわいい宿根草です。ベロニカ・オックスフォードブルーは、性質がとても強く、植えっぱなしで大丈夫。植えておくと、自然に増えて雑草防止にもなります。
ベロニカ・オックスフォードブルーの特徴と育て方をご紹介します。
目次
ベロニカ・オックスフォードブルーとは?
ベロニカ・オックスフォードブルーは、ゴマノハグサ科の宿根草。
ベロニカとひと口に言ってもたくさんの品種があり、立性で穂状の花を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、ベロニカ・オックスフォードブルーは這性で地面を這うように生長するので、グランドカバーや花壇の前側に植えるとよい植物です。
ベロニカ・オックスフォードブルーは花丈10センチくらいで、東京だと4月の終わりごろから5月に青い小さな花が無数に咲きます。私がこの植物を花壇に植えたのは10年以上前のこと。とにかく丈夫な草花で、最初の株をどこに植えたのかがわからないほど、今ではあちこちに株が増えています。
ベロニカ・オックスフォードブルーの特徴
ベロニカ・オックスフォードブルーは性質が強く、一度根付けば特に世話がいらない草花です。這うように生長していくので、うまく根付けば花のかわいいグランドカバーになります。
ベロニカ・オックスフォードブルーは分類的には宿根性ですが、冬場も葉っぱがあるので1年通してグランドカバーになります。耐寒性、耐暑性の両方とも強く、東京のような酷暑でもまったく問題なく育っています。
ベロニカ・オックスフォードブルーの咲き始め
葉っぱの形が小さくて明るめのグリーンなので、他の植物と色合わせがしやすいのもよいところ。花の時期には、小さな青い花が株全体にびっしりと埋まるくらい咲きます。満開時はブルーの小花のカーペットのようで素敵です!
徐々に咲いてきたところ
花壇からこぼれるように伸びます。
最近は花壇から飛び出て通路でも開花しています。
とにかく丈夫なので花壇から伸びだ花茎が通路に根を下ろし、最近は花壇以外の場所でも花が咲くようになりました。ベロニカ・オックスフォードブルーの横に咲いているのはワスレナグサや野草のキュウリグサ。
ベロニカ・オックスフォードブルーの育て方のポイント
日当たりが良い場所が最適ですが、私の育てている環境は半日陰なので、明るめの半日陰なら問題ないようです。一度植えて根付けば、手間いらずで植えっぱなしで大丈夫です。花の後に、早めに切り戻しておくと、再度花が咲く場合もあります。
日当たりが良い場所で見かけたベロニカ・オックスフォードブルー
日当たりが良い場所に比べて、我が家のような半日陰に植えると花は少なめになります。花をたくさん楽しみたいなら、できれば日当たりが良い場所に植えた方が花つきに差が出ます。
ベロニカ・オックスフォードブルーの葉は、秋から冬にかけると銅葉になります。秋冬の葉の色も美しい草花です。早春になると、いつのまにか葉っぱの色が緑色になり、春から初夏にかけて青い花を咲かせます。
初冬のベロニカ・オックスフォードブルー
花が咲き終わった後の茎が枯草のような状態で乱れてきます。このような状態になったら、株元でばっさりと切り戻しをします。
切り戻し完了。春になると株元から新芽がどんどん出てきます。
ベロニカ・オックスフォードブルーの苗の購入方法
ベロニカ・オックスフォードブルーとネモフィラ
ベロニカ・オックスフォードブルーの苗が市場に出回るのは2月ごろから初夏まで。4月から5月だと花付きの苗が購入可能です。花の時期以外でも通信販売では購入可能です。
とにかく丈夫で植えっぱなしOKでたくさんの花が咲くベロニカ・オックスフォードブルー。青い花のグランドカバーを探している方にはおすすめです。
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