スズラン(鈴蘭)の花言葉|種類、特徴、色別の花言葉

LOVEGREEN編集部
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スズラン(鈴蘭)の花言葉と種類についてご紹介。スズラン(鈴蘭)は、春から初夏にうつむきがちに純白の花が開花するキジカクシ科の多年草。
スズラン(鈴蘭)の花言葉
スズラン(鈴蘭)の花言葉は、「再び幸せが訪れる」「純粋」
花言葉を意識したスズラン(鈴蘭)の贈り方
スズラン(鈴蘭)の贈り方としては2通り。「花束」と「鉢物」があります。
スズラン(鈴蘭)の花束
スズラン(鈴蘭)の切り花は、春から初夏に流通します。丈の短い花なので、他の花と組み合わせるよりスズラン(鈴蘭)だけで束ねてもらうのがおすすめです。
スズラン(鈴蘭)の鉢物
贈り物にするなら花つきのものがおすすめです。春から初夏に花が開花している状態の鉢物が流通します。ラッピングしてもらって贈りましょう。
スズラン(鈴蘭)について
科・属 | キジカクシ科・スズラン属 |
和名 | 鈴蘭 |
英名 | Lily of the valley |
学名 | Convallaria majalis |
原産地 | ヨーロッパ・アジア |
開花期 | 4月~5月頃 |
スズラン(鈴蘭)の特徴
スズランは、春の訪れを知らせる代表的な花で、香水の原料になるほど良い香りがします。純白で直径1cm弱の小ぶりで素朴な花は、多くの人に愛されています。
スズランを漢字で書くと「鈴蘭」ですが、蘭の属性ではありません。自生するものでは、中部地方より北側の涼しい高原によく生えています。栽培されているものの多くは、ヨーロッパ原産のドイツスズランです。葉は細長く、緑色で幅5cm前後、真っ直ぐ伸びる茎に添えられるように2,3枚生えてきます。葉の長さは10cmほどですが、茎はその倍の20cmほどに生長し、花茎から10個ほどの花を咲かせます。
スズラン(鈴蘭)の花の形は名前の由来にもなっているように、鈴に似た形で下向きに咲きます。北海道でも育つほど寒さに強く頑健で、環境に合うと地下茎で増えていきます。
スズラン(鈴蘭)の種類
スズラン(鈴蘭)は大きく分けると、日本に自生するニホンスズランと園芸品種として広まっているドイツスズランがあります。
ニホンスズランとドイツスズランの見分け方は?
一見すると同じに見えるニホンスズランとドイツスズラン。自生している様子を見れば、大きい方がドイツスズラン、葉の下に花が生えているのがニホンスズランと見分けがつきますが、花の部分だけを見るとなかなか見分けがつきません。
しかし、たった一つ見分けられる方法があります。それは、花の中。真っ白な花の中に赤い点が付いている方がドイツスズラン、真っ白なのがニホンスズランです。現在出回っているスズランは中が赤くなっているものがほとんどです。
5月1日はスズラン(鈴蘭)の日
フランスでは5月1日、愛する人にスズラン(鈴蘭)を贈る風習があります。この風習は1,500年代にまで遡ります。フランスの王様シャルル9世が5月1日に幸福を授けられると言うスズラン(鈴蘭)の花束を受け取り大変喜びました。それからというもの、5月1日に愛する人に必ずスズラン(鈴蘭)の花束を贈る事に決めたのです。この風習が庶民に広がり、今日まで続いていると言われています。最近は、日本でもこのスズラン(鈴蘭)の日を浸透させようとする動きがあります。
スズラン(鈴蘭)の毒
自生したスズラン(鈴蘭)の葉を野草と間違えて採取し、口に含み毒が当たったという話は何例も起こっているようです。スズラン(鈴蘭)は葉だけでなく、花にも根にも含まれています。小さなお子さんやペットとお住まいの方は、誤ってスズラン(鈴蘭)を口に含むことがないように気をつけてください。犬や猫などはわずかでも口にすれば体調不良だけでなく、最悪死に至ります。地植えのスズラン(鈴蘭)は、柵で囲うなど対策をするとよいでしょう。
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