クリスマスローズの花言葉|種類、特徴、色別の花言葉

LOVEGREEN編集部
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クリスマスローズの花言葉と種類についてご紹介。クリスマスローズは他の植物ではあまり見られない美しいシックな色味で俯き加減で咲く早春の花。
クリスマスローズの花言葉
クリスマスローズの花言葉は「いたわり」「慰め」「追憶」「私を忘れないで」
俯きがちの花に由来しているのか、控えめな花言葉の多いクリスマスローズ。控えめながらも、思いやりのある素敵な花言葉をもっています。
クリスマスローズは合格の花?
クリスマスローズの花びらに見える部分は本当は「ガク片」です。本来の花びらは退化して蜜腺となり、雄しべの周りにあります。花が咲き終わってもガクの部分が散る(落ちる)ことがないので、「ガク(学)が落ちない。」=縁起が良い花ということで「合格の花」とも言われます。受験生をひっそりと応援するために、さりげなく贈り物にしてみたり、おうちに飾ってもよいのではないでしょうか。
クリスマスローズの花言葉を意識した花の贈り方
クリスマスローズの贈り方としては3通り。「花束」、「アレンジメント」、「鉢植え」があります。花言葉を意識してクリスマスローズを贈ることを花屋さんに相談してみましょう。
クリスマスローズの花束
クリスマスローズの花束は持ち帰った後、花瓶に生ける必要があるので、花を生けるのが好きな方向けの贈り方です。
クリスマスローズのアレンジメント
花屋さん側で吸水スポンジにクリスマスローズと季節の花を組み合わせて生けてもらうスタイルです。持ち帰って置くだけですぐに飾ることができるのが利点です。
クリスマスローズの鉢植え
クリスマスローズはたくさんの品種があり、品種によって開花し始める時期が違います。花のカラーバリエーションがとても豊富なので、贈る方の好みにあわせて選んでみてはいかがでしょうか。
クリスマスローズについて
科・属 | キンポウゲ科・ヘレボルス属 |
和名 | 寒芍薬 |
英名 | Hellebore、Christmas rose |
学名 | Helleborus |
原産地 | ヨーロッパ・西アジア |
開花期 | 12月~4月 |
クリスマスローズの特徴
クリスマスローズ・ニゲル
クリスマスローズは、冬の花が少ない時期に花を咲かせるキンポウゲ科の常緑の植物です。
日本ではヘレボルス属を全てひとくくりにクリスマスローズと呼びますが、本来のクリスマスローズは、純白の品種「ヘレボルス・ニゲル」を指す名前です。
他には咲き方や色が豊富な「ヘレボルス・オリエンタリス」や、グリーンの特徴的な花の形状が面白い「ヘレボルス・フェチダス」等、たくさんの種類があります。ニゲルはクリスマスの頃が開花時期ですが、主なクリスマスローズの開花時期は年明け~春にかけてが開花時期です。
クリスマスローズの種類
クリスマスローズは大きく分けると、グリーンの葉を低く繁らせた中から茎を長く伸ばす有茎種と茎の低い無茎種があります。
有茎種
クリスマスローズ・アーグティフォリウス
茎が立ち上がって葉を展開し、その頂部に花を咲かせます。根茎は未発達で細い根が生えます。
無茎種
葉柄と花柄が根茎から別々に直接出ています。根茎は丈夫で太い根が生えます。
クリスマスローズの花色や咲き方
もともとは一重咲きのクリスマスローズですが、最近は八重咲き品種や半八重のクリスマスローズもよく見られます。八重咲きの中でも多弁と表現される花びらの枚数が多いものもあります。
日本には素敵な品種を作り出す育種家がたくさんいるため、毎年、新たな色合い、咲き方のクリスマスローズが流通します。実生のものが多いので、ひとつひとつの色合いや咲き方が微妙に違うのも魅力のひとつで、収集する楽しみもあります。
クリスマスローズは花色が豊富で、白やピンク、アプリコット、黄色、紫、緑、黒など様々なカラーバリエーションがあります。単色だけでなく、グラデーションのように花びらの先になるにつれ色が濃くなっているものや、縁だけ色がついているもの、スポットのように細かい斑点が花の中心に濃く入っているものなど多種多様です。
クリスマスローズには園芸品種名がない?
クリスマスローズは株分けで大量に増やすことはできません。そのため、種で増やしています。しかし、種で増やしても花色、花形、花の模様が安定せず、同じ花が咲きません。それがクリスマスローズの最大の特徴であり、最大の魅力です。 同じ花が咲かないからこそ、好みの花を見つけて、育て、新しく交配する楽しみができることがクリスマスローズの魅力の一つとなっています。
最近は「メリクロン」と呼ばれる生長点を培養することによって生産されるものも出てきました。これらは親株と同じ花が咲くため、咲くまでどんな花が咲くかわからないということがないのが利点です。
クリスマスローズを切り花で楽しむ
クリスマスローズとヤツデの実の花あしらい
切り花としてのクリスマスローズの流通量も年々増え、1月~4月ごろの花屋さんに並びます。有形種の草丈の長いものから20cm程度の短めの丈のものまであります。
庭のクリスマスローズを切り花として楽しむときは、一番花が咲いてすぐ切ってしまうと、新鮮な花でも水落ちしやすいので注意しましょう。中心のしべが落ち、ガクだけになったクリスマスローズは、とても日持ちがする花材になります。
▼クリスマスローズの育て方など詳しい情報はこちら
クリスマスローズ
- クリスマスローズは、クレマチス、ラナンキュラス、アネモネなどと同じキンポウゲ科の植物です。クリスマスローズは、冬の花が少ない時期に花を咲かせる常緑の植物です。 日本ではヘレボルス属を全てひとくくりにクリスマスローズと呼びますが、本来のクリスマスローズはクリスマスの頃に開花する「ヘレボルス・ニゲル」を指す名前です。 他には咲き方や色が豊富な「ヘレボルス・オリエンタリス」や、グリーンの特徴的な花の形状が面白い「ヘレボルス・フェチダス」等、たくさんの種類があります。 クリスマスローズにはグリーンの葉を低く繁らせた中から茎を長く伸ばす有茎種と、茎の低い無茎種があります。 クリスマスローズ・ニゲル
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