クリスマスローズの苗の選び方や年間の育て方ポイント!

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今年から始めてクリスマスローズを育ててみたいと思っている方は、どんな苗を選べばいいのか迷っていませんか?

また、昨年購入した方はご自宅のクリスマスローズの花の調子はいかがですか?

今回はクリスマスローズの苗の選び方から、年間の育て方についてご紹介します。

目次

クリスマスローズの苗の選び方

初めてクリスマスローズを育てる方には、まずは苗の選び方からご紹介します。

販売されているクリスマスローズの苗は、今シーズン咲くものと、来期以降咲くものなど大きく分けて3つの種類があります。

苗の種類

開花株  種類…初花が咲いている状態で出回る5~6号ポットの苗。 出回る時期…早ければ12月、通常は1~3月の開花時期。  開花見込み株  種類…シーズンを迎えると初花を咲かせる予定の3年生株で、開花株と同じ 5~6号ポットの苗。葉の付け根が太く、秋になった時点で新葉が少ない開花見込み株は数か月後に開花する確率が高い。  ポット苗  種類…2~3号ポットの2年生の苗。1年以上育ててからでないと開花しません。 出回る時期…10月頃から。

開花株

種類…初花が咲いている状態で出回る5~6号ポットの苗。
出回る時期…早ければ12月、通常は1~3月の開花時期。

開花見込み株

種類…シーズンを迎えると初花を咲かせる予定の主に3年生株で、開花株と同じ5~6号ポットの苗。葉の付け根が太く、秋になった時点で新葉が少ない開花見込み株は数か月後に開花する確率が高い。

ポット苗

種類…2~3号ポットの2年生の苗。1年以上育ててからでないと開花しません。
出回る時期…10月頃から。

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クリスマスローズの苗の選び方のポイント

では、クリスマスローズの苗はどのようなポイントに注意して選べばよいのでしょうか?

選び方のポイント

クリスマスローズの苗は、どのようなポイントに注意して選べば良いのでしょうか。  芽と葉の数は少ないが、芽が太く充実しているもの  クリスマスローズの芽と葉の数は多いが、小さな芽しかないものは花が咲きにくく、芽と葉の数は少ないが、芽が太く充実しているものは花が咲きやすいようです。  花や葉に黒いしみなどの変色や、縮れのなもの  クリスマスローズがべと病などに侵されていると、葉の表面の病班が黒色となることから、健全に生育していて、花や葉に黒いしみなどの変色や、縮れのなものを選ぶように注意しましょう。  実生苗とメリクロン苗  市販されている苗の多くは※実生苗(みしょうなえ)です。種で増やしたクリスマスローズは1株ごとに個性があるので、咲いた状態で苗を選ぶと希望の花を入手することが出来ます。  ※実生苗とは、植物を種から育てた苗のことです。特にクリスマスローズは、種子一つずつ花の色や形が異なります。  そのため、花が咲く前に希望の花の種類を選びたいときは、固定した花の色、花の形が必ず咲く※メリクロン苗を購入することをお勧めします。  ※メリクロン苗とは、新芽から生長点を取り出し、無菌状態で培養して増やした苗で、同じ形や色の花を咲かせます。

芽と葉の数は少ないが、芽が太く充実しているもの

クリスマスローズの芽と葉の数は多いが、小さな芽しかないものは花が咲きにくく、芽と葉の数は少ないが、芽が太く充実しているものは花が咲きやすいようです。

花や葉に黒いしみなどの変色や、縮れのなもの

クリスマスローズがべと病などに侵されていると葉の表面の病班が黒色となることから、健全に生育していて、花や葉に黒いしみなどの変色や、縮れのなものを選ぶように注意しましょう。

実生苗とメリクロン苗

市販されている苗の多くは実生苗(みしょうなえ)です。種で増やしたクリスマスローズは1株ごとに個性があるので、咲いた状態で苗を選ぶと希望の花を入手することが出来ます。

※実生苗とは、植物を種から育てた苗のことです。特にクリスマスローズは、種子一つずつ花の色や形が異なります。

そのため、花が咲く前に希望の花の種類を選びたいときは、固定した花の色、花の形が必ず咲くメリクロン苗を購入することをお勧めします。

※メリクロン苗とは、新芽から生長点を取り出し、無菌状態で培養して増やした苗で、同じ形や色の花を咲かせます。

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クリスマスローズの植え替え・植え付け

一般地では10~3月、5月がクリスマスローズの植え替え・植え付けの時期です。

特に秋10~11月は、植え替え・植え付けに最も適している時期です。

鉢の植え替え:10~11月、5月

クリスマスローズが生長を始める10~11月と、花期が終わり花茎を切り終わった5月が最も適しています。

クリスマスローズの根が良く伸びて育ちやすいように深めの鉢で、 今お持ちの鉢の2まわり大きな鉢に植え替えるとよいでしょう。

ただし、根植え替え最適時期以外の植え替えは、根も切らず、鉢も崩さずに植えましょう!

植え替え手順

1.根鉢を軽くほぐし、古い土を落とします。

2.水をはったバケツに根鉢をつけ、古い土を全て落としましょう。

3.黒く変色した傷んでいる根を取り除きましょう。

4.新しい鉢にクリスマスローズを入れ元肥と園芸用の土を入れましょう。クリスマスローズは芽が上の方にありますので、深植えせず、浅植え気味に芽が隠れないように植え付けましょう

※酸度は弱酸性から中性が望ましい。

生育期である10~5月位までは日当たりの良い場所で管理し、半休眠期である6~9月は半日陰で管理しましょう。

風通しを良くし、過湿を避けて管理しましょう。

 

鉢植えのクリスマスローズの水やり

クリスマスローズの生育期にあたる10~5月までは、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。冬は夕方に水を与えると、夜間の冷え込みのため 根が凍結してしまうこともあるため、晴れた日の午前中に行いましょう。

6~9月は高温多湿になるため根腐れを起こしやすい時期です。この時期は、乾燥気味に育てた方がいいでしょう。

庭へ植え替え:10~12月、3月

お庭への植え替えなら花期の前である10~12月、花期の最後である3月頃が適しています( お礼肥をあげる前)。

クリスマスローズは暑さが苦手です。夏に直射日光が当たる場所は避けて植え付けましょう。

鉢植えと同じように、根植え替え最適時期以外の植え替えは、根も切らず、鉢も崩さずに植え付けましょう!

1.鉢植えの時と同様に、根鉢を軽くほぐし、古い土を落とします。

2.水をはったバケツに根鉢をつけ、古い土を全て落としましょう。

3.黒く変色した傷んでいる根を取り除きましょう。

4.植え付け時(元肥)、又は花が咲き終わった後(お礼肥)に肥料を忘れずに与えましょう。クリスマスローズは芽が上の方にありますので、深植えせず、浅植え気味に芽が隠れないように植え付けましょう

庭植えの水やりは、夏に何日も雨が降らない時を除いて、基本的に水やりの必要はありません。

根がぐるぐると巻いていて根詰まりのクリスマスローズ苗の状態

植え替え時、根がぐるぐると巻いていて根詰まりの苗の状態の時は、クリスマスローズの根を5分の1ほど切って植え替えましょう。

クリスマスローズの植え替え時期である10~11月は生育期でもあります。切られた根はまた再生するので、切って植えても構いませんが、この時期以外は根鉢を軽くほぐす程度にとどめておきましょう。

切る際に5分の1以上に根を切ってしまった場合、その分の地上部の葉を切り取ることでバランスをとります。

クリスマスローズの根は、3分の1~2分の1くらいあれば枯死することないようです。

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クリスマスローズの年間のお手入れ

ご自宅の庭に植えているクリスマスローズの花つきが悪いと感じている方はいませんか?

鉢で育てている方なら根詰まりの可能性もありますし、お庭で長年育てているなら株分けをしなければならない時期かもしれませんし…

もしかしたら単純に肥料切れかもしれませんね。

肥料不足のクリスマスローズの見分け方

葉が黄色い  ・窒素不足…葉全体が黄色くなって、根の機能が低下して生育不良になる。 ・カリウム・マグネシウム不足…葉縁、葉脈間など葉の一部分が黄変する。  このように、葉の状態を見て肥料不足かどうか判断することもできます。  反対に、窒素肥料過多になってしますと、葉ばかりが茂って花付きが悪くなり、かえって株自体が軟弱となり、病気や害虫に弱い体質になってしまいます。むやみやたらと肥料を与えることはくれぐれもやめましょう。

葉が黄色い

窒素不足…葉全体が黄色くなって、根の機能が低下して生育不良になる。

カリウム・マグネシウム不足…葉縁、葉脈間など葉の一部分が黄変する。

このように、葉の状態を見て肥料不足かどうか判断することもできます。

反対に窒素肥料過多になってしますと、葉ばかりが茂って花付きが悪くなりかえって株自体が軟弱となり、病気や害虫に弱い体質になってしまいます。むやみやたらと肥料を与えることはくれぐれもやめましょう。

1回目の施肥の時期

10月から11月初旬の生育が始まる時に、緩効性の化成肥料を 肥料を与えましょう。この時期施肥することで、クリスマスローズの花付きが良くなりますので忘れずに与えましょう。

鉢植えで育てている方は、お庭で育てている方と違い、水やりや降雨によって肥料分が流されてしまいます。10~5月までの間、不足するようでしたらリン酸分の多い肥料や液肥で補いましょう。

クリスマスローズの古葉取り

11~12月にかけての作業のひとつに、クリスマスローズの古葉の切り落としがあります。古葉を切ると株本がすっきりとして、開花時期にクリスマスローズもより美しく見えます。密植させないためにも古葉取りをしましょう。

その際あまり根元ぎりぎりで切ろうとせず、クリスマスローズの新しい芽を傷つけないように注意しましょう。

クリスマスローズの花期

1月から3月にかけて美しいクリスマスローズの開花期がやってきます。つぼみの段階でも大変美しいクリスマスローズです。特に白いクリスマスローズのつぼみは、純白の卵のようです。  これから1月から3月という長い間咲き続けてくれるクリスマスローズを存分にお楽しみください。

1月から3月にかけて美しいクリスマスローズの開花期がやってきます。つぼみの段階でも大変美しいクリスマスローズです。特に白いクリスマスローズのつぼみは、純白の卵のようです。

これから1月から3月という長い間咲き続けてくれるクリスマスローズを存分にお楽しみください。

2回目の施肥の時期

花期が終わった4月にお礼肥の追肥をしましょう。ゆっくりじっくり効くように1回目同様緩効性の化成肥料を与えましょう。

花期が終わった4月にお礼肥の追肥をしましょう。ゆっくりじっくり効くように1回目同様緩効性の化成肥料を与えましょう。

クリスマスローズ花茎・花柄切り

クリスマスローズの花期を十分に楽しんだら、花茎・花柄を切りましょう。  クリスマスローズは種を作ると株も疲れます。初めて開花したばかりの未熟な苗は種取を止め、体力を温存させるためにも種を作る前に花茎・花柄を切り、花瓶などに活けるなどして楽しみましょう。  種を取る取らないにかかわらず、遅くとも梅雨前には花茎・花柄を株元から切りましょう。 この時、有茎種は新しい茎の有無を確かめましょう。新しい茎が出ていない場合は花茎を根元から切ると、ショックで株全体が枯れてしまします。  その場合は、種を取って株を更新させましょう。 種を取る場合は、花に袋やネットをかけ、種が飛び散らないように注意しましょう。

クリスマスローズの花期を十分に楽しんだら、花茎・花柄を切りましょう。

クリスマスローズは種を作ると株も疲れます。初めて開花したばかりの未熟な苗は種取を止め、体力を温存させるためにも種を作る前に花茎・花柄を切り、花瓶などに活けるなどして楽しみましょう。

種を取る取らないにかかわらず、遅くとも梅雨前には花茎・花柄を株元から切りましょう。 この時、有茎種は新しい茎の有無を確かめましょう。新しい茎が出ていない場合は花茎を根元から切ると、ショックで株全体が枯れてしまします。

その場合は、種を取って株を更新させましょう。 種を取る場合は、花に袋やネットをかけ、種が飛び散らないように注意しましょう。

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クリスマスローズの種まき

種まき

種まきは5月ごろ採取した種をすぐまく「とりまき」と、種を保存して秋にまく「秋まき」があります。

どちらも半日ほど種子消毒用の殺菌剤につけてから作業を行います。

発芽するまでの間は日陰で管理します。種を乾燥させると発芽率が悪くなりますので、乾かさないように注意しましょう。

いかがでしたか?

今年からクリスマスローズを育てる方は、良いクリスマスローズの苗を選んで下さいね。

育てている方は、クリスマスローズの花期に備えてお手入れ開始しましょう。

皆さんのクリスマスローズが、素敵にたくさん咲きますように♪

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