4月29日の誕生花|カキツバタ(杜若)

LOVEGREEN編集部
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4月29日の誕生花は「カキツバタ(杜若)」です。「カキツバタ(杜若)」について、花言葉や基本情報、色別の花言葉、豆知識など気になる情報をご紹介!
4月29日の誕生花
4月29日の誕生花は「カキツバタ(杜若)」。
「カキツバタ(杜若)」の花言葉は「幸運は必ず訪れる」。
カキツバタ(杜若)について
科・属 | アヤメ科・アヤメ属 |
和名 | 燕子花 |
英名 | Water iris |
学名 | Iris laevigata |
原産地 | 日本、東アジア、ロシア東部 |
開花期 | 5月~6月頃 |
カキツバタ(杜若)の特徴
カキツバタ(杜若)はアヤメ科アヤメ属の多年草で、高さは50~70cmほど。カキツバタは水湿地を好み、、10cm程度の比較的大きな白色や濃紫色の花びらの真ん中に白色のすじが入っている花を咲かせます。
カキツバタ(杜若)は「いずれアヤメかカキツバタ」の慣用句で知られるように、古来から美しいもの、優れたものの象徴として愛されてきた花です。 アヤメとよく似ていますが、アヤメは陸生、カキツバタは池や沼地などで育つ水生であることが大きな違いです。 そのため、カキツバタ(杜若)は株の一部が常に水に浸かった状態で育てる必要があります。鉢よりひとまわり大きな容器やかめに水を張って、カキツバタ(杜若)を鉢ごと入れておきましょう。水の腐敗しやすい夏場は時折、交換が必要です。 日本産ですので、暑さ寒さに強く育てやすいのが特長です。
カキツバタ(杜若)という名前はその昔、この花の汁を擦り付けて布を染めたことから「掻付花(カキツケバナ)」または「書付花」と書き、そこから「カキツバタ」へと変化していったと言われています。
カキツバタ(杜若)の種類
カキツバタ(杜若)には約50の品種があります。ポピュラーなのは大輪の「御所紅」。白のぼかしが入り花びらに重量感のある「折鶴」、風雨に強い「紅丸」なども人気です。
古くから愛されたカキツバタ(杜若)
カキツバタ(杜若)という名前は花の汁を擦り付けて布を染めたことからきているといわれていますが、カキツバタ(杜若)で布を染めていた様子は万葉集にも詠まれています。
『万葉集』では大伴家持、『伊勢物語』では歌人・在原業平が和歌で詠んだほど、カキツバタ(杜若)は古くから日本人に馴染みがありました。
古今和歌集と伊勢物語 東下りにおいて、
から(唐)衣
きつつなれにし
つましあれば
はるばる来ぬる
たび(旅)をしぞ思ふ
という風に詠まれています。この歌の頭文字を並べると「かきつばた」になるという歌です。
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