菖蒲(ショウブ)の花咲く季節や育て方。菖蒲(ショウブ)とあやめ、かきつばたの見分け方まで

山田智美

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菖蒲ってどんな花かご存知ですか?菖蒲とあやめ、かきつばた(杜若)の違いはわかりますか?

菖蒲、あやめ、かきつばた(杜若)の見分け方の他に、菖蒲の基本的な育て方、咲く季節、端午の節句と葉菖蒲の関係など、菖蒲についての気になる情報を詳しくご紹介します。

目次

菖蒲(ショウブ)とは?基本情報

植物名:菖蒲(花菖蒲) 学名:Iris ensata 科名:アヤメ科 属名:アヤメ属 分類:多年草 菖蒲の特徴 菖蒲とは、ノハナショウブから改良されて作られた園芸品種です。  江戸時代中期には菖蒲の品種改良が始まっていたというくらい、菖蒲は古くから日本で愛されてきました。  菖蒲の花の咲き方は特徴的で、外花被と呼ばれる外側の花びらが大きな三英咲き、外花被も内花被も大きな六英咲きとがあります。  菖蒲は湿地や草原を好み、葉は平たく細く剣のようなフォルムで、地下には根茎を持ちます。

  • 植物名:花菖蒲(ハナショウブ)
  • 学名:Iris ensata
  • 科名:アヤメ
  • 属名:アヤメ
  • 分類:多年草

菖蒲(ショウブ)の特徴

菖蒲とは、ノハナショウブから改良されて作られた園芸品種です。「菖蒲」と呼ばれ愛されていますが、正しくは「花菖蒲(ハナショウブ)」という植物名です。

江戸時代中期には菖蒲の品種改良が始まっていたというくらい、菖蒲は古くから日本で愛されてきました。

菖蒲の花の咲き方は特徴的で、外花被と呼ばれる外側の花びらが大きな三英咲き、外花被も内花被も大きな六英咲きとがあります。

菖蒲は湿地や草原を好み、葉は平たく細く剣のようなフォルムで、地下には根茎を持ちます。

▼菖蒲についてさらに詳しくはこちら

花菖蒲(ハナショウブ)

  • 花菖蒲(ハナショウブ)は江戸時代を中心に品種改良が進んだ古典園芸植物です。現在は5000種類以上の品種があります。

    5月頃から新芽を出して50㎝~1m程に丈を伸ばし花を咲かせます。色は白、青、紫、斑入り、黄色などがあります。

    花の形は3枚の花びらを開かせる三英咲きと6枚の花びらを開かせる六英咲きと八重咲があります。葉は細くくっきりとした脈が隆起しています。

    品種の育成地によって大きく分けると江戸系、伊勢系、肥後系、長井古種の4タイプにこれらの交配種もあり、さらに種間交配によって育成された黄花品種や、アメリカなど海外で育成された品種もあります。

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菖蒲(ショウブ)の花の咲く季節

菖蒲の花が咲くのは初夏、梅雨に入る前の5月上旬から中旬です。年々気温の上昇と共に菖蒲の開花も早まってきています。菖蒲の花は開花期が短いので、見逃さないようにしたいものです。  菖蒲の花の色 菖蒲は花色が豊富で鮮やかであるというのも人気の理由の一つとされています。菖蒲の花色は、紫、藤色、ピンク、白、黄色などがあります。  さらには絞りが入ったものや覆輪などバリエーションも豊富です。  菖蒲は夏の季語 菖蒲は仲夏の季語ともされています。仲夏とは陰暦の5月のことを指します。

菖蒲の花が咲くのは初夏、梅雨に入る前の5月上旬から中旬です。年々気温の上昇と共に菖蒲の開花も早まってきています。菖蒲の花は開花期が短いので、見逃さないようにしたいものです。

菖蒲(ショウブ)の花の色

菖蒲は花色が豊富で鮮やかであるというのも人気の理由の一つとされています。菖蒲の花色は、紫、藤色、ピンク、白、黄色などがあります。

菖蒲は花色が豊富で鮮やかであるというのも人気の理由の一つとされています。菖蒲の花色は、紫、藤色、ピンク、白、黄色などがあります。

さらには絞りが入ったものや覆輪などバリエーションも豊富です。

菖蒲(ショウブ)は夏の季語

菖蒲は仲夏の季語ともされています。仲夏とは陰暦の5月のことを指します。

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菖蒲(ショウブ)、あやめ、かきつばた(杜若)の違いと見分け方を紹介

菖蒲、あやめ、かきつばた(杜若)の違いをご存知でしょうか。

「いずれあやめかかきつばた(杜若)」という慣用句もあるくらい、あやめもかきつばた(杜若)も甲乙つけがたいくらい美しい花です。

菖蒲、あやめ、かきつばた(杜若)のそれぞれの特徴と見分け方を紹介します。

花が咲いていないときに見分けるのは難しいのですが、開花中なら簡単に見分けることができます。ゆっくりとそれぞれの花を観察してみましょう。

菖蒲(ショウブ)の特徴と見分け方

菖蒲の特徴と見分け方 草丈:50~100㎝ 花:菖蒲は花びらの付け根に黄色の筋があります。 葉:葉は細く、葉脈がくっきりとしています。 見分け方:菖蒲の見分け方は、この花びらの黄色い筋で判断します。

  • 草丈:50~100㎝
  • 花:菖蒲は花びらの付け根に黄色の筋があります。
  • 葉:葉は細く、葉脈がくっきりとしています。
  • 見分け方:菖蒲の見分け方は、この花びらの黄色い筋で判断します。

あやめの特徴と見分け方

あやめの特徴と見分け方 草丈:30~60㎝ 花:あやめの花は、花びらの付け根に網目上の模様があります。 葉:葉は細く葉脈は目立ちません。 見分け方:あやめは菖蒲、杜若(かきつばた)に比べて全体的に小ぶりです。 あやめの見分け方は、花の付け根の網目模様です。さらに菖蒲と杜若(かきつばた)は湿地を好みますが、あやめは明るい草原を好みます。

  • 草丈:30~60㎝
  • 花:あやめの花は、花びらの付け根に網目上の模様があります。
  • 葉:葉は細く葉脈は目立ちません。
  • 見分け方:あやめは菖蒲、かきつばた(杜若)に比べて全体的に小ぶりです。あやめの見分け方は、花の付け根の網目模様です。さらに菖蒲とかきつばた(杜若)は湿地を好みますが、あやめは明るい草原を好みます。

かきつばた(杜若)の特徴と見分け方

杜若(かきつばた)の特徴と見分け方 草丈:50~70㎝ 花:杜若(かきつばた)は、花びらの付け根に白い筋があります。 葉:葉の幅は2~3㎝と広く、葉脈は目立ちません。 見分け方:杜若(かきつばた)は、花びらの付け根にある白い筋で見分けます。

  • 草丈:50~70㎝
  • 花:かきつばた(杜若)は、花びらの付け根に白い筋があります。
  • 葉:葉の幅は2~3㎝と広く、葉脈は目立ちません。
  • 見分け方:かきつばた(杜若)は、花びらの付け根にある白い筋で見分けます。

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菖蒲湯に入れる菖蒲(ショウブ)の葉とは?花菖蒲との違い

端午の節句の頃に入るとよいと言われている菖蒲湯。お風呂に菖蒲の葉を入れて楽しむものです。この菖蒲湯に使用する菖蒲の葉は、実はお花の菖蒲とは別な植物だってご存知でしたか。  菖蒲湯に入れる菖蒲の葉は、ショウブ科ショウブ属のショウブ(Acorus calamus)という植物です。  端午の節句が近づくと花屋やスーパーの店頭で葉菖蒲という名前で販売されるようになります。気を付けて見てみてください。

端午の節句の頃に入るとよいと言われている菖蒲湯。お風呂に菖蒲の葉を入れて楽しむものです。この菖蒲湯に使用する菖蒲の葉は、実はお花の菖蒲とは違う植物だってご存知でしたか。

菖蒲湯に入れる菖蒲の葉は、ショウブ科ショウブ属のショウブ(Acorus calamus)という植物です。

端午の節句が近づくと花屋やスーパーの店頭で葉菖蒲という名前で販売されるようになります。気を付けて見てみてください。

この、菖蒲湯に入れるショウブ科ショウブ属のショウブと混同しないように、花が咲く菖蒲は「花菖蒲(ハナショウブ)」と呼ばれます。

 

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菖蒲(ショウブ)の育て方

菖蒲を実際に育ててみませんか。菖蒲の簡単な育て方をご紹介します。  植え付け場所、用土 菖蒲は湿地を好みます。菖蒲園で見るような水の中に植え付ける必要はありません。極端に乾燥しやすい場所を避ければ、庭植えで楽しむことが出来ます。  鉢植えの菖蒲は市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。  植え付け時期 春から初夏、あるいは秋の暖かい時期に植え付けます。  水やり 菖蒲は開花期になるとたくさんの水分を必要とします。花芽が確認できるようになったら、乾燥させないようにこまめに水やりを行います。  鉢植えの菖蒲は鉢ごと大きな桶やバケツに浸けてしまうのもいいでしょう。その代わり水が腐らないようにこまめ取り換えるか、ホースなどを使って流水で溢れさせるように取り換えます。  肥料 花後にお礼肥として緩効性肥料を与えます。春は花芽が出てくる前に、開花のための栄養として緩効性肥料を与えましょう。  増やし方 菖蒲は株分けで増やせます。  菖蒲の花を楽しむコツ 菖蒲の花は2回咲きます。咲き終わった花の下から新しい花が出てきて開花します。菖蒲の花が終わってもすぐに花茎を切らずに花がらを摘み取るだけにしておきましょう。もう1回花を楽しむコツです。

菖蒲を実際に育ててみませんか。菖蒲の簡単な育て方をご紹介します。

植え付け場所、用土

菖蒲は湿地を好みます。菖蒲園で見るような水の中に植え付ける必要はありません。極端に乾燥しやすい場所を避ければ、庭植えで楽しむことが出来ます。

鉢植えの菖蒲は市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。

植え付け時期

春から初夏、あるいは秋の暖かい時期に植え付けます。

水やり

菖蒲は開花期になるとたくさんの水分を必要とします。花芽が確認できるようになったら、乾燥させないようにこまめに水やりを行います。

鉢植えの菖蒲は鉢ごと大きな桶やバケツに浸けてしまうのもいいでしょう。その代わり水が腐らないようにこまめ取り換えるか、ホースなどを使って流水で溢れさせるように取り換えます。

肥料

花後にお礼肥として緩効性肥料を与えます。春は花芽が出てくる前に、開花のための栄養として緩効性肥料を与えましょう。

増やし方

菖蒲は株分けで増やせます。

菖蒲(ショウブ)の花を楽しむコツ

菖蒲の花は2回咲きます。咲き終わった花の下から新しい花が出てきて開花します。菖蒲の花が終わってもすぐに花茎を切らずに花がらを摘み取るだけにしておきましょう。もう1回花を楽しむコツです。

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菖蒲(ショウブ)の植え替え

菖蒲の植え替えは、開花中、あるいは秋の暖かい時期に行います。  菖蒲は数年同じ場所に植えたままにしておくと、連作障害といって株が弱ってしまう植物です。庭植えの菖蒲は2~3年に1度は掘り上げて植え替えるようにしましょう。  同じ場所に植え付けたい場合は、土壌改良剤などを使用するのもよいでしょう。  鉢植えの菖蒲は1~2年に1度は植え替えるようにしましょう。  この時に株分けも同時に行います。

菖蒲の植え替えは、開花中、あるいは秋の暖かい時期に行います。

菖蒲は数年同じ場所に植えたままにしておくと、連作障害といって株が弱ってしまう植物です。庭植えの菖蒲は2~3年に1度は掘り上げて植え替えるようにしましょう。

同じ場所に植え付けたい場合は、土壌改良剤などを使用するのもよいでしょう。鉢植えの菖蒲は1~2年に1度は植え替えるようにしましょう。

この時に株分けも同時に行います。

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菖蒲(ショウブ)がかかりやすい病害虫と対処法

菖蒲はとても育てやすい植物で、目立った病気の被害はありません。  害虫は5~6月くらいにヨトウムシとメイガの被害にあうことがあります。メイガの幼虫はこまめに様子を見て、見つけ次第捕殺します。  ヨトウムシは日中は土の中で眠っていて、夜になると活動を始めます。気が付いたら薬剤を散布してください。

菖蒲はとても育てやすい植物で、目立った病気の被害はありません。

害虫は5~6月くらいにヨトウムシとメイガの被害にあうことがあります。メイガの幼虫はこまめに様子を見て、見つけ次第捕殺します。

ヨトウムシは日中は土の中で眠っていて、夜になると活動を始めます。気が付いたら薬剤を散布してください。

▼ヨトウムシについて詳しくはこちら

 

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菖蒲(ショウブ)の魅力を知って、もっと仲良くなりましょう

気温が上がり始めた初夏に咲く、涼やかな菖蒲の花。初夏の陽射しの下でも、梅雨の霧雨の中でも、優雅な美しさで私たちの目を楽しませてくれます。  菖蒲は自宅でも簡単に育てられます。菖蒲の花がたくさん咲いたら、花瓶に生けて飾るのも楽しみの一つです。 菖蒲の花をもっと身近に楽しんでみませんか。

気温が上がり始めた初夏に咲く、涼やかな菖蒲の花。初夏の陽射しの下でも、梅雨の霧雨の中でも、優美な姿で私たちの目を楽しませてくれます。

菖蒲は自宅でも簡単に育てられます。菖蒲の花がたくさん咲いたら、花瓶に生けて飾るのも楽しみの一つです。菖蒲の花をもっと身近に楽しんでみませんか。

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▼編集部のおすすめ

アヤメ(文目・あやめ)

  • アヤメは下に垂れている大きな外花被片と直立している内花被片をそれぞれ3個つけているため、遠くからでも一目で分かるほど特徴的な花です。花の色は紫色か白色ですが、外花被片には網目模様があり、なおかつつけ根は黄色になっています。アヤメの品種の一つであるジャーマンアイリスは、花の色が紫色や白色をはじめ数多くの色を持っており、外花被片と内花被片で色が異なっているものもあります。また花被片そのものも大き目でフリルのような形をしています。シャガという品種は、茎が分かれるため1株で小さめの花を数輪つけるのが特徴的です。

アイリス

  • アイリスはアヤメ科アヤメ属の総称です。アイリスの仲間は世界に約170種あり、その中の何種かは日本にも自生しています。アイリスは地下に球茎を作るという特徴があり、球根植物として扱われる多年草です。

    通常アイリス(アヤメ)というと春から初夏にかけて湿地に咲く花というイメージですが、一概に湿地に咲くものばかりではありません。日本に自生するアイリスの中でも有名なアヤメ(Iris sanguinea)や、ジャーマンアイリス(Iris germanica Hybrid)などは、やや乾燥した草地を好みます。アヤメとよく似たカキツバタ(Iris laevigata)は浅い水辺を好みます。

    アイリスというと、アヤメ(Iris sanguinea)、カキツバタ(Iris laevigata)、ジャーマンアイリス(Iris germanica Hybrid)など、様々な種類があり、その性質や特徴も多様です。

     

     

 

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山田智美
山田智美

植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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