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コオニユリとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • オニユリ
植物名
コオニユリ
学名

Lilium leichtlinii

和名
小鬼百合
科名
ユリ科
属名
ユリ属
原産地
日本、朝鮮半島、中国

コオニユリの特徴

コオニユリは、日本全国の草地や湿地に自生する、ユリ科ユリ属の球根植物です。草丈100~150cm程度、花径の先にオレンジ色で褐色の斑点のある花を複数咲かせます。花はうつむくように下を向き、花びらは後方へ反り返ります。このため、しべ類が外に飛び出すように見えるのが特徴です。

よく似た花にオニユリがありますが、コオニユリは全体的に小ぶりです。また、オニユリは種を作らず、葉の基部にむかごを作りますが、コオニユリは種を作り、むかごは作りません。また、花のサイズもオニユリは花径10cm近くと大きな花を咲かせますが、コオニユリは花径6~7cmと小ぶりです。

コオニユリの球根は食用にできます。百合根という名前で流通しているのは、食用にするためにコオニユリから作られた品種です。

コオニユリの詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 100~150cm
耐寒性 普通
耐暑性 強い
花色 オレンジ
開花時期 7月~9月

オニユリ(鬼百合)とコオニユリ(小鬼百合)の見分け方

コオニユリの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け

コオニユリの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。

用土

水はけが良く、肥沃な土壌を好みます。

鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。

コオニユリの育て方のポイント

水やり

根付いてからは降雨にまかせます。乾燥が続くようなときは、様子を見て水やりしてください。

鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。

肥料

春の芽吹きの頃と、秋の休眠前に緩効性肥料を施します。

病害虫

アブラムシ がつくことがあります。見つけ次第駆除しましょう。

コオニユリの詳しい育て方

選び方

カビや傷がなく、しっかりと重さのあるものが良い球根です。

苗は、葉の色つやが良く、花芽が確認できるものを選びましょう。

種まき

コオニユリの種まきは、10月~12月が適期です。ただし、種から育てた場合、開花までに数年を要します。

植え付け

球根の植え付け適期は、10月~12月です。球根のサイズのおよそ3倍の深さに植え付けます。

仕立て方

風雨が心配な季節は、支柱などを添えて支えるようにしましょう。

剪定・切り戻し

種を採らないのであれば、花が終わったら花茎の付け根から切り取ります。葉茎は黄色くなるまで残して、しっかりと光合成をさせましょう。球根を太らせて、翌年も花を楽しむための作業です。

植え替え・鉢替え

植え替えは、休眠中の10月~12月に行います。

コオニユリの花が咲くのは、7月~9月。鮮やかなオレンジ色に斑点のある花を咲かせます。

冬越し

冬は、地上部が枯れたようになって休眠します。寒冷地では、球根が凍ってしまわないようにマルチングを施すようにするとよいでしょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種まきか分球で増やせます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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