シクラメンの育て方|植物図鑑

植物名
シクラメン
学名

Cyclamen persicum

英名
Cyclamen
科名
サクラソウ科
属名
シクラメン属
原産地
地中海沿岸

シクラメンの特徴

シクラメンはサクラソウ科シクラメン属の球根植物です。冬に室内で育てる花鉢の代表と言える花で、お歳暮や贈答用にもよく用いられます。寒い冬の時期に、室内を上品に明るく彩ってくれます。

シクラメンは、青々としたハート形の葉が茂り、葉の中央に細い茎を伸ばして頂点に花を咲かせます。花色は赤やピンク、白、紫などがあり、花びらは丸弁で反り返るようにして咲くのがスタンダードタイプ。愛好家の多いシクラメンは品種改良や新種開発も盛んで、今では数多くのシクラメンが存在します。花びらの形も、フリル咲き、フリンジ咲き、八重咲きなど多様にあります。株のサイズも両手で抱える大株のシクラメンもあれば、手のひらに乗ってしまう小さなミニシクラメンまで存在します。最近は香りが楽しめる品種も注目されています。

ミニシクラメンの中から、特に耐寒性の強い系統を選抜し、冬に屋外でも育てられるように改良されたものがガーデンシクラメンです。小さいシクラメンを屋外で育てる場合は、耐寒性があるかどうか(ガーデンシクラメンかどうか)の確認が必要です。

シクラメンの詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 20cm~50cm程度
耐寒性 弱い
耐暑性 弱い
花色 赤、ピンク、白、紫、複色
開花時期 10月~4月頃

シクラメンの種類

セレナーディア

セレナーディアはサントリーが開発した青いシクラメンです。

セレナーディア(青いシクラメン)

  • 希少なブルー系の花を咲かせるシクラメンの「セレナーディア」。恋人や大切な人のために演奏される「セレナーデ(小夜曲)」のように、 大切な人への想いを込めて、優しい青い色の花が次々と咲き誇ります。 その咲き姿は凛として、気品にあふれています。

Cyclamen Creator Yasuhiro Takahashi(CCYT)

Cyclamen Creator Yasuhiro Takahashi(CCYT)は、高橋康弘(たかはしやすひろ)氏とサントリーフラワーズのコラボレーションにより誕生したブルーシクラメンです。

江戸ノ青胡蝶月下瑠璃玉冬化粧などの品種があります。

Cyclamen Creator Yasuhiro Takahashi(CCYT)

  • 深く落ち着いた色調のブルーと圧倒的な豪華さが際立つ「Cyclamen Creator Yasuhiro Takahashi(CCYT)」は、日本トップクラスの育種力と生産技術力をもつ高橋康弘(たかはしやすひろ)氏と、「青い花」シリーズをプロデュースし続けるサントリーフラワーズのコラボレーションによりうまれた究極のブルーシクラメンです。 上品で落ち着いた雰囲気のあるブルーシクラメンは大切な方への贈り物にも最適。ご自宅用としてお好きなかごなどに入れてアレンジし、リビングや寝室に置いてもぴったりです。

シクラメン カレン

カレン

八重咲きの可愛い白い花が咲くシクラメンです。

ミニシクラメン カール

ミニシクラメン’カール’

花がリボンのようにカールしているミニシクラメンです。

ガーデンシクラメン

ガーデンシクラメンは、ミニシクラメンの中から特に耐寒性の強いものを選び、冬に屋外でも育てられるように改良されたシクラメンです。

ガーデンシクラメン

  • ガーデンシクラメンとは名前からもわかるように、シクラメンを品種改良した品種です。シクラメンは冬に室内で楽しむ鉢花の代表ですが、ガーデンシクラメンは、耐寒性があり寒い冬も屋外で楽しむことができます。寄せ植えなどに使う冬のガーデニング植物の定番としてよく用いられます。 寒さに弱いシクラメンのウィークポイントを克服するため、ミニシクラメンの中から特に耐寒性の強い系統を選抜し、冬に屋外でも育てられるように改良されたものがガーデンシクラメンです。冬から春にかけて次々に花を咲かせ、花の少ない時期のお庭を明るく盛り上げてくれます。花の色はシクラメンとほぼ変わらず赤や白、ピンク、紫などがあります。花形もバリエーションが豊富で、選ぶ楽しみが広がっています。

シクラメンの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
肥料
開花

シクラメンの栽培環境

日当たり・置き場所

シクラメンは冬の植物ですが、寒さに弱いため基本的に室内で育てます。

置き場所は室内の日当たりの良い窓辺が最適です。ただし、夜間の窓辺は気温が下がるので、夜間のみ置き場所を移動するなどの工夫が必要です。暖房の風が直接当たるような場所も避けましょう。

ガーデンシクラメンのように耐寒性がある品種は、屋外で育てることができます。

用土

シクラメンは市販の草花用の培養土でも問題なく育ちますが、専用の培養土も販売されています。

シクラメンの育て方のポイント

水やり

底面給水で育てている場合は、夏に休眠させないのであれば、受け皿の水がなくならないように一年中適宜水を足します。

普通の鉢で育てている場合は、土が乾いたらなるべく花や葉に水がかからないように、株元にたっぷり水やりしましょう。受け皿にたまった水は捨てます。

水やりのタイミングは、土を見るだけでなく、茎や葉を見て判断することも出来ます。普段シクラメンの茎や葉は真っ直ぐピンと伸びていますが、水が足りないと徐々に倒れてきます。土や茎、葉を見ながら水やりのタイミングを見極めましょう。

シクラメンの球根を夏に休眠させる場合は、6月~8月は水やりをストップします。それ以外の時期は水を与えます。

肥料

シクラメンの球根は肥料が足りないと花数が減ってしまいます。追肥の時期は10月~3月頃。花が咲く時期はどんどん栄養を必要とします。適量を適宜与えましょう。シクラメン用の肥料も販売されています。

病害虫

シクラメンがかかりやすい病気は、灰色かび病や軟腐病です。水のやりすぎに注意し、風通し良く育てるなどして予防しましょう。

つきやすい虫は、ホコリダニ。高温乾燥時に発生しやすく、葉や蕾が萎縮したり、花が奇形になることがあります。

シクラメンの詳しい育て方

選び方

シクラメンの球根は浅植えなので、球根の部分が土の表面に出ています。球根を触ってみてしっかりと硬さがある株は良苗です。また、シクラメンは葉と同じ数だけ花が咲くと言われています。イキイキとした葉が繁り、蕾が多い株を選びましょう。

種まき

シクラメンの種まきは9月~11月の間に行います。鉢を用意し用土を整え間隔をあけて種をまきます。寒すぎると発芽しないため、室内で管理するのが好ましいです。しかし、温度が20度を超えると発芽しないため、暖房が直接当たる場所は避けてください。

植え付け

シクラメンを植え付ける適期は秋頃。球根植物なので、開花苗を植え付けるときはあまり根の部分はいじらないで植えましょう。

植え替え・鉢替え

シクラメンの植え替え時期は秋です。夏越しできた株は1回り大きな鉢に新しい土を使って植え替えます。シクラメンの球根は浅植えを好むので、球根の1/3が土から見えるくらいに植え付けましょう。植え付け後はたっぷりと水やりをします。

シクラメンの花期は10月~4月頃です。冬から春にかけて、長い間花を咲かせます。

シクラメンを長く咲かせるコツは、まめに花がらを摘むことです。枯れた花をそのままにしておくと種ができ、種に栄養が行って次の花が咲きにくくなります。花が葉の上に落ちたままにしておくと、病害虫の原因にもなります。

花が咲き終わったら、茎の根元からひねるようにして抜き取りましょう。また、茎が途中で切れてしまうとそこから病気にかかることがあります。茎は根元から取り除くことが大切です。

夏越し

シクラメンは夏の暑さに弱い植物です。夏の間は休眠させる方法と、休眠させずに育てる方法があります。

休眠させる場合は、夏の間は水を与えません。球根を掘り起こして日の当たらない涼しい場所で保管する方法もあります。掘り起こした場合は、秋に新しい土を使って植え付け、水やりを開始します。

休眠させない場合は、風通しの良い涼しい場所で適宜水やりを続けて育てます。

▼シクラメンの夏越しについてはこちら

冬越し

シクラメンは寒さに弱いので、冬は室内の明るい窓辺で育てます。夜は窓辺の温度が急激に下がるので、窓から離した位置に移動させるなど注意しましょう。また、暖房の風が直接当たる場所は避けて管理します。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

シクラメンは球根植物ですが分球しないので、球根で増やすことはできません。シクラメンを増やすなら種で増やします。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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