ヒルデウィンテラ・オーレイスピナ(ヒモサボテン)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ヒルデウィンテラ・オーレイスピナ(ヒモサボテン)
学名

Golden rattail

英名
Hildewintera aureispina
科名
サボテン科
属名
ヒモサボテン属
原産地
ボリビア、アルゼンチン

ヒルデウィンテラ・オーレイスピナ(ヒモサボテン)の特徴

「ヒルデウィンテラ・オーレイスピナ」はサボテンの一種で、細長く伸びた茎を細かい黄金色の針が覆っています。株が小さいうちは直立しますが、育つに従い這うようになり鉢から垂れ下がるように見えることから、日本では「ヒモサボテン」と呼ばれることもあります。それほど太くならず長く伸びる品種です。トゲは細かく毛のように見えますが、決して柔らかくないため、手入れの際には手袋などで防護しましょう。一般的なサボテンと育て方は同じですが、小型のため冬の寒さに注意しましょう。

ヒルデウィンテラ・オーレイスピナ(ヒモサボテン)の詳細情報

園芸分類 サボテン
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

ヒルデウィンテラ・オーレイスピナ(ヒモサボテン)の栽培環境

日当たり・置き場所

夏は直射日光を避け、日当たりと風通しのよい雨の当たらない場所に置きます。冬場は室内の日当たりのよい場所に置きます。

温度

ある程度の暑さには耐えますが、小型のため寒さに比較的弱いです。冬場は室内で生育しましょう。

用土

水はけのよい土を使用します。ホームセンターや園芸店などで入手できるサボテン用の用土で良いでしょう。

ヒルデウィンテラ・オーレイスピナ(ヒモサボテン)の育て方のポイント

水やり

水やりは控え目にしましょう。生育期の春から秋は土中が完全に乾いてからたっぷりと水やりをします。冬場はさらに控え目にしますが、完全に断水すると枯れてしまうため、月に1回ほど土を湿らす程度に水やりをします。

肥料

植え替えの際に新しい用土に含まれる栄養分で十分です。

病害虫

カイガラムシが発生することがあります。カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。カイガラムシは国内で約400種が発見されており、大きさや形なども様々であり、カイガラがあるのとないものもいます。野菜や果樹、草花、サボテン、ラン、観葉植物と様々な植物に発生し、吸汁(きゅうじゅう)します。

ヒルデウィンテラ・オーレイスピナ(ヒモサボテン)の詳しい育て方

選び方

形や色がよく元気な株を選びましょう。最近ではハンギングスタイルで販売されているものが多いようです。

植え替え・鉢替え

年に一度、根詰まり解消のために植え替えをしましょう。春か秋の植え替えがおすすめです。植え替えの際は前もって数週間断水し土中を乾燥させます。根に付いた土をくずし、古い根を除去した後、日蔭で乾燥させます。その後新しい土に植え、水やりは1週間後から開始しましょう。

冬越し

寒さに弱いため、冬場は室内で生育します。水は完全に絶たず、1か月に1回程度、土を湿らせる程度に与えましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

春・秋にさし芽で増やすことができます。本体の横から生えてきた枝のような部分をカッターなどで切り、切り口を2~3週間乾燥させた後、新しい土の上に置きます。根が出てきたのを確認してから、少しずつ水やりをします。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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