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モウセンゴケとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
モウセンゴケ
学名

Drosera rotundifolia

英名
Sundew
和名
毛氈苔
科名
モウセンゴケ科
属名
モウセンゴケ属
原産地
世界中の亜寒帯、温帯、亜熱帯

モウセンゴケの特徴

漢字で書くと「毛氈苔」となりますが、花が咲いて種子をつくりますので苔の仲間ではありません。葉の表面に腺毛がたくさん生えていてその先にきらきら光る粘液を分泌して虫を粘り付け消化吸収する粘着捕虫植物(食虫植物)の1種です。捕虫方法は、1つの腺毛に虫がかかるとその信号が他の腺毛にも伝わって、周囲の腺毛がだんだんと虫の方に向かって倒れ、多くの腺毛でからめとるように虫を消化します。世界中に140種類以上が分布していてその生育環境もさまざまです。日本でもっともポピュラーなモウセンゴケは平地から山間部の湿地に自生していて、直射日光を好みますが暑さに弱い性質があります。冬場は地上部は休眠しますが霜よけ程度の屋外で越冬できます。

モウセンゴケの詳細情報

園芸分類 食虫植物
耐寒性 やや強い
耐暑性 弱い
開花時期 6月~7月頃

モウセンゴケの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え替え
開花

モウセンゴケの栽培環境

日当たり・置き場所

直射日光を好みますが、暑さには弱いです。

用土

花用の培養土などは栽培に向きません。保水性、通気性が良く肥料分がないものが適しています。鉢の4分の1~5分の1程度底に日向土をいれ、植え付けにはミズゴケを使います。ピートモスやヤシがら繊維を配合してもよいでしょう。

モウセンゴケの育て方のポイント

水やり

常に水が必要なので受け皿に水をためておく腰水栽培が必要です。冬場の地上部が枯れる休眠状態のときも水はためたままにしておきましょう。

病害虫

たまに害虫被害がありますがそれほど多くはありません。スリップスやハダニカイガラムシがまれにつくことがあるので早めに薬剤散布で対応しましょう。病気はほとんどかかりません。

モウセンゴケの詳しい育て方

選び方

葉が多く出ているもの、株元がしっかりしていてぐらつかず太いものを選びましょう。花は咲いていても咲いていなくてもどちらでもかまいません。

種まき

夏から秋にかけて種子が採れるので保管せずにすぐにきざんだミズゴケにまいて覆土せず、腰水をするなど常に湿った状態を保ちます。発芽は翌春です。寒さにあたらないと発芽しません。移植は粘着液が出てきたころに行います。

植え付け

鉢底に4分の1~5分の1程度日向土や桐生砂をいれ、苗を鉢の中心に据えて反対の手で隙間にミズゴケを詰めていきます。隙間があかないように指や棒で押しこむようにしながら埋めます。深植えにならないように注意しましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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