コニファーとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
コニファー
英名
Conifer
和名
コニファー
科名
マツ科、スギ科、イチイ科など多数
原産地
種によって異なる

コニファーの特徴

園芸用に用いられるヒノキやマツなどの針葉樹の総称をコニファーと呼びます。近年ではヨーロッパから入ってきた園芸用の針葉樹を指すことが多いです。コニファーには、様々な種類があります。すっきりとした姿と緑の葉が特徴ですが、たくさんの品種があるため、こんもりと生い茂るものから円錐形の姿のもの、シルバーリーフと呼ばれる銀色を帯びた葉から明るい黄緑色、新緑のものまで色も樹形も千差万別です。鉢植えに適するもの、地植え向きのもの、どちらにも使えるものと用途も幅広く、寄せ植えの引き立て役や庭木、街路樹にと様々な場面で植えられています。またクリスマスシーズンのリースづくりには、材料としてコニファーは欠かせません。

コニファーの詳細情報

園芸分類 コニファー
草丈・樹高 ~20m
耐寒性 品種によっては弱い
耐暑性 品種によっては弱い

コニファーの種類

ゴールドクレスト

最もポピュラーで、山椒に似た独特の香りと円錐形の葉で知られます。寒さに強く、日当たりと水はけの良い環境を好みますが、高温多湿に弱いという特徴があります。

ブルーアイス

シルバーリーフの1つとしても知られる銀白色の葉が美しい品種で、最も香りが強く、丈夫で育てやすいとされています。

ヨーロッパゴールド

樹高が5mにもなる大型のコニファーで、柑橘系の香りと四季を通じて変化する葉の色が人気の品種です。

コニファーの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
増やし方
剪定
肥料
開花

コニファーの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所を好みます。ある程度日陰になっていても育ちますが、育てる場合は日向を選びましょう。室内でも明るい場所なら育ちますが、日当たりのよい戸外で栽培する方が育てやすいです。

用土

水はけのよい土を好みます。市販の観葉植物用の土がよいでしょう。

コニファーの育て方のポイント

水やり

鉢植えの場合、土が乾いたらたっぷりと水を与えるようにします。地植え、鉢植えのどちらでも夏は涼しい朝か夕方に水やりをするのがおすすめです。また、冬は土の表面が凍るのを防ぐため、午前中に水やりをすると良いでしょう。

肥料

鉢植えでは、生育が活発になる3月、6月に液体肥料を与えます。地植えの場合、3月に油かすなどの肥料を施します。ブルーアイスなど、品種によっては肥料のやりすぎにより生育が旺盛になり樹形が崩れることもあります。そのため、適量の施肥を心がけましょう。

病害虫

コニファーの病害虫として有名なものは、暑さと乾燥を好むハダニ、葉が黒くなるスス病、カビが原因の葉枯病などです。ハダニ、およびスス病の原因であるアブラムシは薬剤を用いて対処します。葉枯病の原因は高温多湿。剪定を行い風通しを良くするか、殺菌剤を散布したり鉢植えを風通しの良い場所に移動したり工夫をしましょう。

コニファーの詳しい育て方

選び方

葉がみずみずしく、樹形がすっきりとした立ち姿のものを選びます。葉の先が茶色く変色している、葉が乾燥して萎れている、といったものは避けるようにしましょう。

植え付け

植え付けは3月~4月に行います。鉢は苗よりも一回り以上大きなものを選びます。地植えでは、苗の2~3倍深い穴を掘り、苗の間隔をあけて植えましょう。

剪定・切り戻し

剪定は真夏(7月~8月)を避けて行います。大きな剪定は3月~4月に、細かい剪定は6月~7月や9月~10月に行います。葉の変色を避けるため、剪定には金属製でなくセラミック製の鋏を用いるか、手で不要な葉を摘み取ります。

夏越し

暑さに強い品種は問題ありません。

冬越し

寒さに弱い品種は室内で冬越しをしましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。
監修している植物一覧を見る
植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A

人気の植物ランキング