ネコノヒゲとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ネコノヒゲ
学名

Orthosiphon aristatus

英名
Cat’s-whiskers
別名・流通名
キャッツウィスカー、ミスクチン、オルトシフォン、キャットウィスカー
科名
シソ科
属名
オルトシフォン属
原産地
インド、マレー半島

ネコノヒゲの特徴

ネコノヒゲは、シソ科の多年草です。厳密には、原産地では常緑多年草ですが、日本では越冬が難しいため、一年草として扱われています。ネコノヒゲというかわいらしい名前の由来は、ピンと上を向いた長い雄しべと雌しべがネコの髭を連想させるから。英名も Cat’s-whiskers で、猫のヒゲという意味、別名のクミスクチンも原産地の言葉で猫のヒゲという意味です。

マレーシアでは、ネコノヒゲは薬草として扱われています。「クミスクチン」と呼ばれ、葉茎を乾燥させてつくるお茶は、「クミスクチン茶」という名の薬膳茶として飲用されています。

シソやサルビア類の草姿によく似ていて、花は白と薄紫があります。黒みを帯びた茎と花とのコントラストが美しく、開花期間が長く様々な草花と合わせやすいため、ガーデニングの素材としても親しまれています。

ネコノヒゲの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 40~60cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 白、薄紫
開花時期 6月~10月

ネコノヒゲの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け
植え替え
肥料

ネコノヒゲの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。

用土

水はけの良い土壌を好みます。

鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。

ネコノヒゲの育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからは降雨に任せて問題ありません。晴れが続いて地面が乾燥しているような時は、水やりをしましょう。

鉢植えは、表土が乾いたらたっぷり水やりをします。

肥料

植え付け時に元肥、その後開花中も緩効性肥料を施します。

病害虫

特に目立った病害虫の被害はありません。

ネコノヒゲの詳しい育て方

選び方

葉の色つやが良く、茎が太くてぐらつきのない苗を選びましょう。つぼみの数が多ければ、たくさんの花を楽しむことができます。

植え付け

植え付け適時は、4月~6月です。庭植えは、日当たりの良い場所に植え付けると、たくさんの花を楽しめます。

剪定・切り戻し

花が終わった花茎をこまめに切り戻すと、次の開花を促すことになるので、たくさんの花を楽しめるようになります。

植え替え・鉢替え

一年草扱いなので、基本的に植え替えの必要はありません。株が大きくなり、鉢が狭くなったら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

花茎の下の方から順次咲き上がっていきます。花が終わった後は、次の開花を促すために、花茎を根元から切り取ります。

冬越し

本来は多年草ですが、耐寒性がないため、日本では一年草扱いされています。寒くなる前に室内の日が当たる場所に移動すれば、冬越しさせることもできます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

越冬ができたら、翌春の生育期に株分けで増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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