オキナワスズメウリとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- オキナワスズメウリ
- 学名
Diplocyclos palmatus
- 和名
- 琉球オモチャウリ
- 科名
- ウリ科
- 属名
- オキナワスズメウリ属
- 原産地
- 熱帯
オキナワスズメウリの特徴
オキナワスズメウリは、ウリ科の一年草のツル植物です。名前に「オキナワ」とついているように暑さにはとても強く、生長力が旺盛で、発芽後、ツルがぐんぐんと伸びた後に、花が咲き、花の後にかわいい実ができます。
オキナワスズメウリはの実は、とてもかわいい実ですが有毒成分があるので観賞用です。
オキナワスズメウリの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
---|---|
草丈・樹高 | 5m~ |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 黄色 |
開花時期 | 7月~8月 |
オキナワスズメウリは寒いのが苦手
暑さには強いオキナワスズメウリですが、寒さにはとても弱い植物です。そのため、苗の植え付けはゴールデンウィーク以降の遅霜が降りる心配がなくなってからにした方が安全です。
また、木枯らしが吹くと急に元気がなくなります。種まきから育てる場合は、遅くても6月後半くらいまでに植え付けた方が確実に実が収穫できます。
オキナワスズメウリの栽培環境
日当たり・置き場所
オキナワと名前がつくように、日当たりが良く、風通しのよい場所で育てます。オキナワスズメウリは生長力があるので鉢植えより地植え向きです。鉢植えで育てる場合は、大きめな鉢で育てましょう。オキナワスズメウリはツル性で、単独では直立することができないので、フェンスやトレリスなど這わせる何かが必要です。
温度
オキナワスズメウリは暑い地域が原産の植物なので、発芽適温は20度以上にならないと発芽しません。
用土
草花用の培養土で問題なく育ちます。
オキナワスズメウリの育て方のポイント
日常の管理
一度植え付けてしまえば、特に手入れの必要はありません。
オキナワスズメウリの茎は柔らかくて自分では直立できないので、絡ませるものが必要です。コイルのようなツルが出てきて絡まっていきます。生長力が強いので、行ってほしい方向へ誘引していくのが日々の作業です。
水やり
鉢植えのオキナワスズメウリの水やりは、鉢の表面が乾いたら鉢底から水が流れるくらいたっぷり与えましょう。地植えのオキナワスズメウリは、根付いてからは水やりの必要はありません。
肥料
鉢植えオキナワスズメウリは、生育期間中、花用の肥料を与えます。地植えのオキナワスズメウリは、特に肥料がなくても育ちます。
病害虫
これといった病害虫の害はありません。
オキナワスズメウリの詳しい育て方
選び方
苗が出回るの時期は、グリーンカーテンの素材が出回る時期の4月~ゴールデンウィークくらいです。
種まき
オキナワスズメウリは暑い地域が原産の植物なので、発芽適温は20度以上にならないと発芽しません。自然の状態だと東京だと4月の後半くらいなので、暖かい室内で発芽させるのも手です。
種まきはポット苗に数粒蒔いて発芽したものを植え替えるのが楽な方法です。
植え付け
オキナワスズメウリは、植え付ける時期がとても重要です。
オキナワスズメウリは暑いのは得意ですが、寒いのは苦手な植物です。植え付けるのは遅霜の心配がなくなってからの方が安全です。
苗が4月から出回っていますが、地面に植え付けるのはゴールデンウィークの頃にしましょう。4月のうちは急に夜が冷え込む日があるので、冬が来たと勘違いして葉っぱが急に元気がなくなってしまうことがあるので注意しましょう。
オキナワスズメウリは鉢植えでも地植えでも育てることができますが、地植えにすると5~10メートルくらいは軽く伸びます。鉢植えの場合は、大きめな鉢に植えましょう。
仕立て方
オキナワスズメウリはツル性で単独では直立しない性質のため、這わせる何かが必要です。環境にあうと、5~10m近く伸びるので、それを考えた仕立て方をしましょう。
剪定・切り戻し
オキナワスズメウリは剪定の必要はありません。
植え替え・鉢替え
オキナワスズメウリは一年草のため、植え替えの必要はありません。
花
夏に小さな黄色い花が咲きます。花の後、花のおしりの部分が膨れて実になります。
収穫
オキナワスズメウリは実が1~2cmくらいになったら収穫できます。ツルごと収穫して、リースを作ることもできます。
オキナワスズメウリの実には有毒成分が含まれているので、あくまでも観賞用です。
夏越し
オキナワスズメウリは暑いのが大好きな植物なので、特別な夏越しの作業はありません。
冬越し
オキナワスズメウリは夏から秋の一年草のため、冬越しの作業はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
オキナワスズメウリは、種で増やすことができます。赤い実を風通しの良い室内に置いておくと、しばらくすると乾燥してカサカサになってきます。その状態になったら中を割って種を採りだし洗って乾燥させます。水分がきれいに抜けたら冷暗所もしくは冷蔵庫の野菜室で春まで保管します。