オキナワスズメウリの育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- オキナワスズメウリ
- 学名
Diplocyclos palmatus
- 和名
- 琉球オモチャウリ
- 科名
- ウリ科
- 属名
- オキナワスズメウリ属
- 原産地
- 熱帯
オキナワスズメウリの特徴
オキナワスズメウリは、ウリ科の一年草のつる性植物です。名前に「オキナワ」とある通り暑さに非常に強く、発芽後はつるをぐんぐんと伸ばして旺盛に生長します。夏に可憐な花を咲かせた後には、まるでミニスイカのようなかわいい丸い実をつけます。
自立せずにつるを旺盛に伸ばして広がる性質があり、夏場の日よけを作る「グリーンカーテン」としても広く親しまれています。
開花期を過ぎると、直径2〜3cmほどの丸い実をつけます。緑地に白い縦縞が入った実は、熟すにつれて鮮やかな赤色へと変化し、長期間にわたって目を楽しませてくれます。秋以降に実を摘み取って、インテリアやリース素材として活用しても楽しめます。
なお、実や根など植物全体に毒性があるため食用にはできません。小さなお子さんやペットの誤飲・誤食には十分注意し、観賞用として楽しみましょう。
オキナワスズメウリの詳細情報
| 園芸分類 | 草花 |
|---|---|
| 草丈・樹高 | 5m~ |
| 耐寒性 | 弱い |
| 耐暑性 | 強い |
| 花色 | 黄色 |
| 開花時期 | 7月~8月 |
オキナワスズメウリの栽培環境
日当たり・置き場所
オキナワスズメウリは、日当たりと風通しの良い場所で育てます。生長力が非常に旺盛なため、鉢植えよりも地植えでの栽培が適しています。もし鉢植えで育てる場合は、根が十分に伸びる大きめの鉢を選びましょう。
また、つる性なので、フェンスやトレリスなど、誘引できるものの近くに植え付けましょう。
用土
土質は特に選ばず、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
オキナワスズメウリの育て方のポイント
日常の管理
一度植え付けてしまえば根付きやすく、頻繁な手入れの手間はほとんどかかりません。
ただし、オキナワスズメウリの茎は柔らかく自立できないため、自らコイル状のつるを伸ばして周囲のものに巻き付きながら伸びていきます。生長力が非常に強いため、つるを育てたい方向へ導く「誘引(ゆういん)」を行うのが日々の主な作業となります。
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。地植えの場合は、一度しっかり根付けば基本的に水やりの必要はありません。
ただし、夏場に雨が降らない日が続く場合や、地植えでも葉がしおれているようであれば、朝か夕方の涼しい時間帯にたっぷりと水を与えてください。
肥料
鉢植えの場合は、生育期間中に薄めた液体肥料などを定期的に与えます。地植えの場合は、特に肥料を与えなくても十分に育ちます。
なお、肥料を与える際は窒素分が多すぎないよう注意しましょう。葉ばかりが茂り、花や実がつきにくくなる原因になります。
病害虫
これといった病害虫の害はありません。
オキナワスズメウリの詳しい育て方
選び方
グリーンカーテンの素材が出回る4月~ゴールデンウィークくらいにお店に並びます。つるが伸びすぎていない葉の色がきれいな苗を選びましょう。
種まき
熱帯地域が原産の植物のため、発芽適温は25℃前後と高く、20℃以上にならないと発芽しません。関東近郊(東京など)の気候では、自然環境下だと4月下旬以降が種まきの適期となります。寒さが残る時期からスタートする場合は、日当たりの良い暖かい室内で発芽させるのもおすすめです。
種まきは、育苗ポットに数粒ずつまき、無事に発芽した元気な苗を間引いてから定植(植え替え)するのが手軽で失敗しにくい方法です。
植え付け
オキナワスズメウリは暑さにとても強い反面、寒さには弱い植物です。苗の植え付けは、遅霜の心配が完全になくなってから行うのが安全です。
店頭では4月頃から苗が出回り始めますが、実際の植え付けはゴールデンウィーク頃まで待つのがおすすめです。4月中は夜間に急な冷え込みが生じることがあり、寒さで葉が傷んだり生長が止まってしまったりするため注意が必要です。
なお、鉢植え・地植えのどちらでも育てられますが、地植えにするとつるが5〜10mほど伸びます。鉢植えで育てる場合は、根がしっかり張れる大きめの鉢を用意しましょう。
仕立て方
つる性で自立できないため、つるを這わせるためのネットやフェンス、トレリスなどが必須です。
花

夏になると、控えめで可愛らしい黄色の花を咲かせます。開花後、根元にある膨らみが徐々に大きくなり、おなじみの丸い実へと育っていきます。
収穫

実の大きさが直径2〜3cmほどになったら収穫のタイミングです。実がついたつるごと切って収穫すれば、そのまま丸めて丸型のリースに仕立てることもできます。
なお、実や植物全体には有毒成分が含まれているため絶対に食べることはできません。 誤食に注意し、あくまでインテリアや飾りなどの観賞用として楽しみましょう。
冬越し
オキナワスズメウリは夏から秋にかけて楽しむ一年草のため、冬越しの作業は不要です。秋が深まり、葉が黄色くなって枯れ込んできたら栽培終了の合図となります。
収穫したい実を取り終えたら、株を抜き取って処分しましょう。なお、落ちた実から来春自然に発芽することもありますが、種を保存したい場合は熟した赤色の実から種を取り出して乾燥させ、翌春まで保管しておくのがおすすめです。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
収穫した実から種を採取して簡単に増やすことができます。
収穫した赤色の実を風通しの良い室内に置いておくと、しばらくして乾燥し、表面がカサカサになってきます。その状態になったら実を割り、中の種を取り出しましょう。取り出した種は水できれいに洗い、ヌメリ(果肉)をしっかり落としてから風通しの良い日陰で乾燥させます。水分が完全に抜けたら、紙袋などに入れて冷暗所や冷蔵庫の野菜室で春まで保管してください。
- 監修者:LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN(ラブグリーン)の編集部アカウントです。ガーデニング、家庭菜園、インドアグリーンなど、幅広い植物ジャンルに精通したメンバーが在籍し、実際の栽培経験にもとづく花・植物の育て方や楽しみ方記事、お庭の取材記事、植物にまつわる企画などを配信しています。




