ドクダミとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ドクダミ
学名

Houttuynia cordata

英名
chameleon plant
和名
どくだみ
別名・流通名
ドクダメ(毒溜め)、ギョセイソウ(魚腥草)、ジゴクソバ(地獄蕎麦)
科名
ドクダミ科
属名
ドクダミ属
原産地
東アジア

ドクダミの特徴

ドクダミは、原産地が東アジアのドクダミ科での多年草です。独特な匂いでコンクリートの割れ目からも生えてくるくらい強く、抜いても抜いても生えてくる……と、雑草扱いされることも多い草花ですが、化学薬品のなかった昔は民間治療薬として重宝されてきた和のハーブのひとつです。

ドクダミは別名「十役」と呼ばれ、開花時期は5~6月で、茎先に十字型の白い花を咲かせます。ドクダミの花名の由来は、毒や傷みを抑える効果を持つことから「毒痛み」が転じたと言われる説と、葉の特有の匂いが毒ではないかといわれたことで「ドクダメ」と呼ばれるようになり、それが「ドクダミ」になったという説があります。

冬の間は地上部分はなく、春になると芽吹いて、花は5月の終わりから6月に開花します。ドクダミの花びらに見える白い部分は「総苞(そうほう)」です。花はとんがっている黄色い部分に密集しています。

近年では、観賞用のドクダミとして原種のバラのような趣がある「八重咲き」や、カラーリーフとして楽しめる「斑入り」の品種も流通しています。

ドクダミの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 ~30cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色
開花時期 5~6月

ドクダミの種類

八重咲きドクダミ2

八重咲きドクダミ

清楚で可愛らしい八重咲きの白い花が咲き、グランドカバーとして人気があります。

斑入りドクダミ

斑入りドクダミ

葉に斑があり、温度の変化によって葉の色が赤色や黄色に変わります。

ドクダミの栽培環境

日当たり・置き場所

ドクダミは、やや日陰の湿った場所を好みます。

用土

半日陰から日陰の湿り気のある土を好みます。鉢植えは、草花用の培養土で問題なく育ちます。

ドクダミの育て方のポイント

水やり

地植えのドクダミは、根付いてからの水やりの必要はありません。

肥料

特に肥料を施さなくても育ちます。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

ドクダミの詳しい育て方

選び方

ドクダミはもともとは野草として扱われる草花ですが、最近は花の八重咲種や葉の斑入り種などが園芸種として流通しています。

植え付け

陽気の良い時期ならいつでも植え付け可能です。

植え替え・鉢替え

鉢植えのドクダミは、鉢が根でいっぱいになったら一回り大きな鉢に植えかえましょう。

ドクダミの花は、5月~6月に開花します。ドクダミの花びらに見える白い部分は「総苞(そうほう)」です。花はとんがっている黄色い部分に密集しています。

夏越し

特別な夏越しは必要ありません。

冬越し

特別な冬越しは必要ありません。冬のドクダミは、地上部分がなくなりますが、春になると芽吹きが始まります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ドクダミは地下茎で増える草花です。そのため抜いても抜いてもなくならないと表現されます。非常に繁殖力があるので、増やすのは簡単です。逆に完全に駆除したい場合は、株元から地面を掘り起こし、地下茎をすべて取り去る必要があります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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