ディアスキアとは？育て方・栽培方法｜植物図鑑
- 植物名
- ディアスキア
- 学名
Diascia
- 英名
- Twinspur
- 科名
- ゴマノハグサ科
- 属名
- ディアスキア属
- 原産地
- 南アフリカ
ディアスキアの特徴
ディアスキアは、南アフリカ原産のゴマノハグサ科の草花です。種類によって一年草と多年草があり、穂状につく小花がかわいらしく、花壇や寄せ植えの材料として人気があります。
ある程度の耐寒性があるので、温暖地では戸外で冬越しが可能です。高温多湿に弱く、梅雨の時期から夏を風通し良く管理できれば、長期間花を楽しむことができます。
ディアスキアの詳細情報
| 園芸分類 | 草花 |
|---|---|
| 草丈・樹高 | 20〜40cm |
| 耐寒性 | 普通 |
| 耐暑性 | 弱い |
| 花色 | 白、ピンク、赤、オレンジ、アプリコット、ピーチ、紫、ニュアンスカラー |
| 開花時期 | 3月～5月、10月～12月 |
ディアスキアの育て方カレンダー
| 時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 開花 |
ディアスキアの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しが良い場所を好みます。高温多湿を嫌うため、梅雨から夏の暑さが落ち着くまでは、半日陰程度の風通しの良い場所で栽培するとよいでしょう。耐寒温度は-５℃程度なので、寒冷地でなければ戸外で越冬可能です。
用土
水はけが良い土が適しています。
鉢植えは、草花用の培養土で栽培可能です。
ディアスキアの育て方のポイント
水やり
地植えは、植え付け直後以外は降雨にまかせ、水やりの必要はありません。
鉢植えは、多湿を嫌うので鉢の表面の土が乾いてから水やりをしましょう。
肥料
開花期間中、液体肥料もしくは緩効性肥料を決められた頻度で施しましょう。
病害虫
害虫：アブラムシ
病気：蒸れると菌系の病気にかかりやすくなります。こまめに葉をチェックし、病葉を発見したら株元で切り取りましょう。
ディアスキアの詳しい育て方
選び方
株元まで葉がついた、葉色が美しくつぼみが多くついたものが良い苗です。ここ最近、褪せたデニムのような色やグレイッシュカラーなど、色にこだわった品種も登場しています。
品種によって、一年草と多年草のものがあるので確認しましょう。
種まき
春と秋が種まきの時期です。ポットにまいて良い芽を残して育苗すると移植の手間が省けて手軽です。
植え付け
春と秋が植え付け適期です。品種によって草丈に違いがあるので、確認してから適所に植えましょう。
梅雨が近づいたころに地植えにすると蒸れてしまうことがあります。地植えにする場合は、霜の心配がなくなった春の早めに植え付けた方がよいでしょう。
摘芯(摘心)・摘果
開花前に摘心を繰り返して育てると、花茎の多いボリュームのある株に仕立てることができます。
剪定・切り戻し
初夏の開花がひと通り終わったら、全体的に株を切り戻します。
植え替え・鉢替え
春と秋が植え替えの適期です。
花
春から初夏と秋が開花時期です。（一年草タイプは春～初夏が開花時期）
すべての花が終わった花穂はカットし、次のわき芽を育てましょう。
夏越し
多年草タイプは、初夏の開花が一通り終わったら株を切り戻し、梅雨から夏の間は風通しの良い半日陰程度の場所に鉢を移動するとよいでしょう。
冬越し
秋の開花が終わったら、株を全体的に切り戻し、土が乾いたら水やりを続けます。
耐寒温度は-5℃程度なので、温暖地では戸外で冬越しが可能です。寒冷地では、冬の間は日当たりの良い室内で管理しましょう。
増やし方（株分け、挿し木、葉挿しなど）
種まきで増やすことができます。
