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ナズナ(タラスピ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ナズナ(タラスピ)
学名

Thlaspi arvense

英名
pennycress
和名
薺(なずな)、軍配薺(ぐんばいなずな)
別名・流通名
タラスピ
科名
アブラナ科
属名
グンバイナズナ属
原産地
ヨーロッパ

ナズナ(タラスピ)の特徴

ナズナ(タラスピ)は、ヨーロッパ原産の一年草です。帰化植物として日本の山野にも自生しています。ナズナ(タラスピ)と呼ばれる植物には数種類ありますが、ここではグンバイナズナについてお話しています。
日本で見かけるものは草丈10~20㎝程度ですが、原産地では60㎝ほどになるものもあります。最近は切り花として輸入のナズナ(タラスピ)が出回るようになりました。日本で見かけるグンバイナズナよりも背丈が大きく50~60㎝くらいの草丈があります。切り花として流通する際には、タラスピという学名で呼ばれることが多いようです。

ナズナ(タラスピ)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 10~60㎝
耐暑性 やや強い
花色
開花時期 4~7月

ナズナ(タラスピ)は、公園や道端、山野など、身近なところで見かける花です。ナズナ(タラスピ)の花は、先端の白いふわっとした部分で、2~3㎜程度の小さな花を集合して咲かせます。茎に連なるようについているグリーンの平たく丸いものは、葉でも花でもなく種子です。グンバイナズナの名前の由来は、この種子が、軍配に似ているからということです。軍配とは、昔の武将が指揮をとるのに手にしていたうちわ状のものです。現在は相撲の行司が判定のために手に持っている道具です。

 

ナズナ(タラスピ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花

ナズナ(タラスピ)の栽培環境

日当たり・置き場所

ナズナ(タラスピ)は、日当たりの良い場所を好みます。

用土

ナズナ(タラスピ)痩せ地でもよく育ちます。肥沃な土壌では花付きが良くなります。

ナズナ(タラスピ)の育て方のポイント

水やり

ナズナ(タラスピ)の水やりは表土が乾いたら、鉢底から流れてくるくらいたっぷりと行います。

肥料

ナズナ(タラスピ)は痩せ地でも育つ植物です。過肥の必要はありません。

病害虫

特に目立った病害虫の被害はありません。

ナズナ(タラスピ)の詳しい育て方

選び方

ナズナ(タラスピ)の選び方は、下の方の葉が黄色くなっていない、しっかりとした株がいいでしょう。

剪定・切り戻し

ナズナ(タラスピ)は一年草なので、特に剪定の必要はありません。

植え替え・鉢替え

ナズナ(タラスピ)は一年草です。植え替えの必要はありません。

ナズナ(タラスピ)は、春から初夏にかけて白い小花を咲かせます。

収穫

ナズナ(タラスピ)の花が咲いている4~7月の間はいつでも収穫できます。ふんわりとした小さな白い花は、ジャムや薬の空き瓶のような小瓶に生けておくだけで絵になります。

冬越し

ナズナ(タラスピ)は一年草です。冬には枯れてしまうので、特に必要な冬越し作業はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ナズナ(タラスピ)は種子で増やせます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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