アネモネ・バージニアナとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- アネモネ・バージニアナ
- 学名
Anemone virginiana
- 別名・流通名
- 春咲き秋明菊、春明菊・グリーンベリー
- 科名
- キンボウゲ科
- 属名
- イチリンソウ属(アネモネ属)
- 原産地
- 中国
アネモネ・バージニアナの特徴
アネモネ・バージニアナは、キンポウゲ科の初夏に咲く宿根草です。アネモネというと、球根の花が一般的ですが、バージニアナは、宿根草タイプの草花です。花の咲く時期以外は、下葉だけなので丈は低めですが、春になると株元から花茎が立ち上がり、5月後半ごろ、白い花が開花します。とても丈夫でこぼれ種でも増えるほどで、地植えにすると見事です。花の姿が秋明菊に似ていることから、春咲き秋明菊とも呼ばれることがあります。
アネモネ・バージニアナの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 70~80㎝ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 白 |
開花時期 | 5月~6月 |
アネモネ・バージニアナの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
開花 |
アネモネ・バージニアナの栽培環境
日当たり・置き場所
春は日当たりがよく、夏場は西日が強すぎないような場所で、風通しのよい場所が適しています。
用土
草花用の培養土で問題なく育ちます。
アネモネ・バージニアナの育て方のポイント
水やり
乾燥気味を好む草花です。地植えの場合は、根付いてからの水やりの必要はありませんが、鉢植えは乾いたらたっぷりとを目安に水やりをしましょう。
肥料
開花前の春と開花後にあげる程度で大丈夫です。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
アネモネ・バージニアナの詳しい育て方
選び方
花の開花中以外は、下葉だけの状態です。下葉の状態がきれいな株を選びましょう。アネモネ・バージニアナは、流通名だと春明菊・グリーンボールで流通していることがあります。
種まき
秋に種から育てることもできます。ポット苗に数粒ずつ蒔いて、間引く方法が一番簡単な方法です。
植え付け
植え付けは秋早めか、霜の心配がなくなった春以降に植え付けましょう。アネモネ・バージニアナは地植えにすると見事な株になります。ボーダー花壇だと奥に植えた方がよいでしょう。ただし、背丈が高いのは、花がついている時期だけですので、それを考慮して植え付けるとよいでしょう。
仕立て方
花茎が立ち上がる春以降、花が倒れないように支柱をしてあげると、風で倒れるのを防止することができます。
剪定・切り戻し
種を採る目的以外は、花が終わったら株元から花茎を剪定します。
植え替え・鉢替え
年々大株になるので、鉢植えの場合は、1~2年に1回、一回り大きな株に植え替えましょう。
花
初夏に純白の花が開花します。
収穫
アネモネ・バージニアナは切り花にもできます。また、花が散った後のグリーンの実はドライフラワーになります。
冬越し
耐寒性があるので、特別な冬越しの必要はありません。宿根草ですが、東京のような場所だと地上部分にも葉が確認できます。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
こぼれ種でも発芽するほど性質が強い草花です。種で簡単に増やすことができます。