アネモネ・シルベストリスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- アネモネ・シルベストリス
- 学名
Anemone sylvestris
- 英名
- snowdrop anemone
- 和名
- 梅花一華
- 別名・流通名
- スノードロップ・アネモネ
- 科名
- キンポウゲ科
- 属名
- イチリンソウ属
- 原産地
- ヨーロッパ
アネモネ・シルベストリスの特徴
アネモネ・シルベストリスは、キンポウゲ科の初夏に咲く原種のアネモネのひとつです。アネモネというと球根の花が一般的ですが、シルベストリスは宿根草の草花です。花の咲く時期以外は下葉だけなので丈は低めですが、春になると株元から花茎が立ち上がり、晩春から初夏に白い花が開花します。白い花は可憐でやさしい雰囲気で、大株になるととても見事な景観になります。
アネモネ・シルベストリスは、とても丈夫でこぼれ種でも増えるほどです。
アネモネ・シルベストリスの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
---|---|
草丈・樹高 | 40cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 白 |
開花時期 | 4月~10月 |
アネモネ・シルベストリスの栽培環境
日当たり・置き場所
アネモネ・シルベストリスは、春は日当たりがよく、夏場は西日が強すぎないような場所で、風通しのよい場所が適しています。
庭植えのアネモネ・シルベストリスは、落葉樹の株元のような場所が適しています。
用土
草花用の培養土で問題なく育ちます。
アネモネ・シルベストリスは、肥沃で水保ち、水はけの両方よい土が好みです。
アネモネ・シルベストリスの育て方のポイント
水やり
庭植えのアネモネ・シルベストリスは、根付いてからは水やりの必要はありません。
鉢植えのアネモネ・シルベストリスは、鉢の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。極端な乾燥には弱いですが、蒸れにも弱いので、梅雨の時期や真夏の水やりは注意しましょう。
肥料
開花前の春と開花後に施す程度で十分です。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
アネモネ・シルベストリスの詳しい育て方
選び方
花の開花中以外は、下葉だけの状態です。下葉の状態がきれいな株を選びましょう。アネモネ・シルベストリスの流通は、3月ごろから4月が一番多く出回ります。
種まき
秋に種から育てることもできます。ポット苗に数粒ずつ蒔いて、間引く方法が一番簡単な方法です。
植え付け
植え付けは秋早めか、霜の心配がなくなった春以降に植え付けましょう。アネモネ・シルベストリスは、地植えにすると年々見事な株になります。草丈が40cm前後なのでボーダー花壇だと中間に植えるのに適しています。
植え替え・鉢替え
鉢植えのアネモネ・シルベストリスは、1年に1回、一回り大きな鉢に植え替えるか、植え替えのタイミングで株分けをすることができます。
花
アネモネ・シルベストリスの花は晩春に開花します。純白の花は、とても可憐で清楚な雰囲気があります。球根のアネモネと同様、アネモネ・シルベストリスの花は、太陽に反応して開き、夜に閉じる性質です。
株は年々見事になり、大株になるとたくさんの花が咲きます。
アネモネ・シルベストリスの主な開花期は春ですが、夏から秋も若干開花します。
夏越し
特別な夏越しの必要はありませんが、真夏の直射日光が一日中当たるような場所に植え付けたり、鉢を置くのは避けましょう。
冬越し
アネモネ・シルベストリスは冬場は地上部分が落葉するか、若干葉が確認できる程度です。耐寒性があるので、特別な冬越しの必要はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
アネモネ・シルベストリスは株分けと種まきで増やすことができます。アネモネ・シルベストリスは環境に合えば、こぼれ種で増えることもあります。ポット苗で流通している時点で、株元に種がこぼれて発芽している場合もあります。