スミレイワギリソウ(菫岩桐草)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
スミレイワギリソウ(菫岩桐草)
学名

Petrocosmea flaccida

 

和名
菫岩桐草
別名・流通名
ペトロコスメア・フラッキダ
科名
イワタバコ科
属名
ペトロコスメア属
原産地
中国

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)の特徴

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)は中国雲南省~四川省の高地原産の多年性山野草で、全体的にセントポーリアに似ています。和名にイワギリソウとついていますが、イワギリソウに比べスミレイワギリソウ(菫岩桐草)の方が育てやすいと言われています。

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)は開花期になると次々と花を咲かせるため、非常に見ごたえのある山野草です。また、ロゼット型の葉もとても美しいです。

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 5~15cm
耐寒性 普通
耐暑性 弱い
耐陰性 強い
花色
開花時期 9~10月

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え替え
植え付け
株分け
葉挿し
開花

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)の栽培環境

日当たり・置き場所

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)は風通しの良い半日陰で育てましょう。スミレイワギリソウ(菫岩桐草)は暑さに弱いため夏の直射日光は厳禁です。

用土

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)は水はけの良い土を好みます。山野草の土かセントポーリア用の土を使うとよいでしょう。

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)の育て方のポイント

水やり

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)は表面の土が乾いたら水やりをするとよいでしょう。夏場は蒸れを防止するために水やりを控えめにするか、夕方の涼しい時間帯に水やりをするようにしましょう。

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)を室内で育てている場合は空中湿度を高くするため、時折葉水をするとよいでしょう。

肥料

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)は多肥を嫌います。そのため、1000倍以上に薄めた液肥を10日~2週間に一回程度与えるようにします。スミレイワギリソウ(菫岩桐草)が弱る夏と休眠する冬は施肥は行わないようにします。

病害虫

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)を屋外で育てている場合はナメクジに気を付けましょう。

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)の詳しい育て方

選び方

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)は根がしっかりと張っていて、葉が傷んでいないものを選びましょう。

植え付け

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)は暖かくなり始めた3月~4月頃に植え付けるとよいでしょう。植え付け直後は水切れをしないよう注意しましょう。

植え替え・鉢替え

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)は株数が増えて鉢が手狭になってきた時、もしくは土が潰れて水はけが悪くなってきたときに植え替えを行うとよいでしょう。スミレイワギリソウ(菫岩桐草)を植え替えるときは春の暖かい時期に行い、根鉢をあまり崩さないようにします。

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)はセントポーリアに似たビロード質の紫色の花を咲かせます。花が萎れてきたら摘み取るようにしましょう。

夏越し

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)は暑さに弱い傾向があるため、風通しの良い日陰~半日陰の場所に置きます。また、春秋に比べて水やりを控えるようにしますが、水切れを起こさない程度にしましょう。

冬越し

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)は暖地では屋外越冬が可能です。ただし霜に当たったり凍ってしまうと枯れるので、寒冷地では凍らない場所に置くか、藁などでマルチングを施すとよいでしょう。

また、スミレイワギリソウ(菫岩桐草)は寒さに当たると地上部を枯らすことがありますが、根が生きていれば春に芽吹きます。休眠中も根を完全に乾かさないように注意しましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

スミレイワギリソウ(菫岩桐草)は株分けと葉挿しで増やすことができます。スミレイワギリソウ(菫岩桐草)を株分けをする場合は植え替え時に行うとよいでしょう。スミレイワギリソウ(菫岩桐草)の葉挿しも株分けと同様に暖かくなってきた頃に行います。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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