オステオスペルマムの育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- オステオスペルマム
- 学名
Osteospermum
- 英名
- African daisy
- 科名
- キク科
- 属名
- キンセンカ属
- 原産地
- 熱帯アフリカ
オステオスペルマムの特徴
オステオスペルマムは、南アフリカ原産のキク科の多年草です。見た目はディモルホセカと似ていますが、分類的にはディモルフォセカは一年草、オステオスペルマムは多年草として分類されています。ただし、両者を交配して作られた種も最近はあります。
オステオスペルマムは、花びらがきらきらとして艶があり、太陽とともに開き、夜間や曇天、雨の日は花びらが閉じます。最近は、開閉しない品種も出てきています。オステオスペルマムはとても豊富なカラーバリエーションで、花の咲き方も八重咲や花びらがスプーン状の品種もあります。多花性で斑入り品種もあり、葉っぱと花を両方楽しめる品種もあります。寄せ植えなどにも大活躍する育てやすい草花です。
オステオスペルマムの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 20~50cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 薄紫、ピンク、白、赤、オレンジ、黄色、アプリコット色、複色 |
開花時期 | 3~6月、9~11月 |
オステオスペルマムの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
開花 |
オステオスペルマムの栽培環境
日当たり・置き場所
オステオスペルマムは日当たりと風通しが良い場所が適しています。梅雨の時期は雨を防げる軒下などで管理するとよいでしょう。
用土
オステオスペルマムは乾燥気味の土を好むので、水はけのよい土に植えましょう。
草花用の培養土でも問題なく育ちます。
オステオスペルマムの育て方のポイント
日常の管理
オステオスペルマムの開花中、花がらや枯れた葉をこまめに摘み取るとたくさんの花を咲かせ、健康的な株を維持できます。花がら摘みをやるとやらないのでは、ワンシーズンに咲く花数と開花期間に違いが出ます。また、葉が混みあってきたら、下草の部分や黄色い葉を取り去り、風通しを良くすると元気に生育します。
水やり
土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりしましょう。オステオスペルマムは多湿には弱いので、乾燥気味に育てたほうがよく育ちます。
肥料
オステオスペルマムは開花期間が長い草花なので、肥料を定期的に与えるのが大切なポイントです。液体肥料なら月に2~3回、固形肥料なら月に1回程度が目安です。それぞれの肥料の説明書きに書いてある使用頻度は必ず確認しましょう。
オステオスペルマムの詳しい育て方
選び方
株元が乱れていない、葉の色がきれいで、つぼみのたくさんついたオステオスペルマムを選びましょう。
種まき
最近のオステオスペルマムは種ができない品種がありますが、種まきできる品種の種まき時期は9~10月です。
剪定・切り戻し
オステオスペルマムは高温多湿に弱いので、株が蒸れるのを防ぐためにも切り戻しをして風通し良くするといいでしょう。
花が一通り咲いたら株の1/3ほどの長さに切り戻して夏場に株を休ませると、秋になると再び花が返り咲き見事な株になります。
植え替え・鉢替え
鉢植えのオステオスペルマムは、2年に1回、一回り大きな鉢に植え替えます。春の開花後の梅雨前に、株を切り戻してから植え替えましょう。
花
オステオスペルマムは、3~6月と9~11月の長い間開花します。
夏越し
オステオスペルマムは高温多湿に弱いので、梅雨時期は雨を防げる軒下などで監理しましょう。
冬越し
オステオスペルマムは霜や雪にあてなければ、-5℃程度まで耐えられます。鉢植えのオステオスペルマムは、霜に当たらないように軒下やベランダで育てましょう。地植えのオステオスペルマムは、寒冷紗などで寒さ除けをしましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
オステオスペルマムは種と挿し木で増やすことができます。ただし最近の新品種は、種ができない品種もあります。