ペラルゴニウム・パールグレイとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ペラルゴニウム・パールグレイ
- 学名
Pelargonium quinquelobatum
- 科名
- フウロソウ科
- 属名
- ペラルゴニウム属
- 原産地
- 東アフリカ
ペラルゴニウム・パールグレイの特徴
ペラルゴニウム・パールグレイは、原種系ぺラルゴニウムの一種で、グレイッシュな淡い紫色の花を周年咲かせる半耐寒性多年草です。
花の時期は4月~11月で、花後に切り戻しておくと一年に何度も開花する四季咲き性があります。
シックな花色はとても美しいですが、葉の色や形も魅力的で、寄せ植えの素材として使っても花のない時期も見栄えがする草花です。
ペラルゴニウム・パールグレイの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 30~50cm |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
花色 | グレイがかった紫色 |
開花時期 | 4月~11月 |
ペラルゴニウム・パールグレイの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
開花 |
ペラルゴニウム・パールグレイの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所で管理します。
用土
ペラルゴニウム・パールグレイは、過湿を嫌うので水はけが良い土に植えましょう。草花用の培養土でも問題なく育ちます。
ペラルゴニウム・パールグレイの育て方のポイント
水やり
過湿を嫌うので乾燥ぎみに育てます。鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。
肥料
ペラルゴニウム・パールグレイは繰り返し咲くので、開花期間中は定期的に使用している肥料の頻度を守って追肥しましょう。
病害虫
特別な病害虫の害はありません。
ペラルゴニウム・パールグレイの詳しい育て方
選び方
ペラルゴニウム・パールグレイの流通は苗が一般的です。根元まで葉がきれいについている株立ちが美しい苗を選びましょう。
植え付け
真冬と真夏を除けば一年中行えます。
剪定・切り戻し
株が生長し乱れてきたら切り戻して株を整えるとよいでしょう。
植え替え・鉢替え
鉢が根でいっぱいになったら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
花
ペラルゴニウム・パールグレイの花は、4月~11月まで繰り返し開花します。終わった花は、種を採る目的以外は摘み取ります。この作業をすると繰り返し開花します。
ペラルゴニウム・パールグレイは、つぼみのうちはうつむいた見た目です。開花間際になると起き上がってきます。
夏越し
真夏の日差しが強い時期だけ鉢を半日陰程度の場所に移動した方がよいでしょう。過湿を嫌うので水のやりすぎに注意します。
冬越し
切り戻しをして霜には当てないように注意して管理しましょう。
【実体験】
ペラルゴニウム・パールグレイの耐寒性は、-2~3℃程度です。東京で育てたところ、暖冬の冬は室外の軒下で越冬しましたが、低温気味で何度か大雪が降った冬は春に芽ぶきませんでした。
花芽を形成するには冬の寒さは必要なので、基本的には室外の軒下で管理しつつ、冷え込む夜間のみ室内に取り込んだ方が確実に越冬するでしょう。
越冬したペラルゴニウム・パールグレイ
越冬すると4月ごろ芽吹きます。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
ペラルゴニウム・パールグレイは、種まきと挿し木で増やすことができます。