黒ほおずき(ニカンドラ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
黒ほおずき(ニカンドラ)
学名

Nicandra physalodes

英名
Shoo-fly plant,、Apple of Peru
和名
オオセンナリ(大千成り)
別名・流通名
黒実ホオズキ、センナリホオズキ、シューフライ
科名
ナス科
属名
ニカンドラ属
原産地
ペルー、チリ

黒ほおずき(ニカンドラ)の特徴

黒ほおずき(ニカンドラ)は、ペルーやチリ原産のナス科の一年草、オオセンナリの園芸品種です。種から育てても発芽率が良く、栽培は簡単な草花です。夏に淡い紫色の花が開花した後、黒い萼片につつまれた果実を多数実らせます。

果実は、ほおずきと似て5枚の萼片に囲まれた形をしていますが、黒ほおずき(ニカンドラ)はニカンドラ属に属するため、植物分類的にはホオズキ属のほおずき(鬼灯)とは別です。

黒っぽい果実が茎にゆらゆらとぶら下がり、茎が優しく枝垂れるような見た目のため、流れを出す花材として生け花やフラワーアレンジ用の切り花としても流通しています。

黒ほおずき(ニカンドラ)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 50~100cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 淡い紫色
開花時期 7月~9月

黒ほおずき(ニカンドラ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
開花

黒ほおずき(ニカンドラ)の栽培環境

日当たり・置き場所

黒ほおずき(ニカンドラ)は、日当たりと風通しの良い場所を好みます。

用土

こぼれ種でも発芽するほどなので、一般的な草花が咲いている土なら問題ありません。鉢植えの場合は、草花用の培養土で栽培可能です。

黒ほおずき(ニカンドラ)の育て方のポイント

水やり

地植えの黒ほおずき(ニカンドラ)は、植え付け時以外は水やりの必要はなく降雨にまかせます。地面が割れるほどの日照りの場合は朝に水をたっぷりと与えましょう。

鉢植えは、鉢の表面が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。

肥料

地植えの場合は、ほとんど必要ありません。鉢植えは、草花用の肥料を開花期間中与えます。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

黒ほおずき(ニカンドラ)の詳しい育て方

選び方

葉が黄色くなっていない、きれいな緑色の葉の苗を選びましょう。ハエを追い払う効果があるとのことで、「シューフライ」という名前で流通していることもあります。

種まき

育苗ボックスにまいて本葉が2~3枚になったらポット苗に移植します。少ない株数でよい場合は、ポット苗に種をまいて間引く方法が簡単です。

植え付け

種から育てた黒ほおずき(ニカンドラ)は、ポット苗の鉢底まで根が回ってきた頃が定植のタイミングです。

鉢植えでも栽培可能ですが、1m前後の丈になるので、どちらかと言うと地植え向きです。隣の植物との間は十分取り、草丈を考えた位置に植え付けます。

黒ほおずき

夏に薄紫色の花が開花し、花の後にほおずきに似た黒い果実になります。実は有毒です。

 

黒ほおずき

収穫

黒ほおずき(ニカンドラ)は、切り花としても利用でき、流通もしています。黒から茶色く変化した実はドライフラワーにもなります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

黒ほおずき(ニカンドラ)は種で増やすことができます。環境にあうと、こぼれ種でも増えることがあります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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