ユーフォルビア・カラキアスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ユーフォルビア・カラキアス
学名

Euphorbia characias

別名・流通名
ユーフォルビア・カラシアス、ユーフォルビア・キャラシアス
科名
トウダイグサ科
属名
ユーフォルビア属
原産地
ヨーロッパ

ユーフォルビア・カラキアスの特徴

ユーフォルビア・カラキアスは、トウダイグサ科のユーフォルビアの一種です。ユーフォルビア属は、多肉植物、木本性、草本性と性質が多種多様です。ユーフォルビア・カラキアスは耐寒性があり、戸外で育てられる多年草のユーフォルビアで、自生地では乾燥した岩場の斜面などに自生しています。

ユーフォルビアは、杯状花序と呼ばれる花を包む苞葉が花びらの様になっています。苞と花芯の色合いが美しく、シルバーグリーンの葉は冬も常緑を保ち、花のない季節もカラーリーフとして使うことができます。ユニークなフォルムは庭や花壇の中で引き立つ存在になります。丈夫で乾燥にも強いため、屋上緑化やロックガーデンなどの材料としても利用されています。

なお、ユーフォルビアは、剪定すると茎先から乳液のような液体が出るのが特徴です。体質によってはかぶれることがあるので、肌の弱い方は注意しましょう。

ユーフォルビア・カラキアスの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 50~150cm(品種による)
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 黄緑(苞の色)
開花時期 3月~5月

ユーフォルビア・カラキアスの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所~半日陰までで栽培可能です。日光が足りないと徒長するので注意しましょう。夏の蒸れを嫌うので、風通しを良くするのも大切です。

用土

乾燥した土壌を好むので、水はけの良い土に植え付けましょう。市販の多肉植物用や山野草の土や花と野菜用の培養土でも栽培可能です。

ユーフォルビア・カラキアスの育て方のポイント

水やり

地植え、鉢植えともに、夏場は蒸れに注意し、乾燥気味に管理します。

地植えは、根付いてからは特に水やりは不要です。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いてから一日空けて与えるくらいが適当です。鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりと与えましょう。

肥料

丈夫で痩せ地でも元気に育つので、特に肥料の必要はありません。生育が思わしくない場合は、春か秋にごく少量与える程度で十分です。過肥にすると、徒長して姿が乱れることがあります。

この性質から過肥を好む植物の近くに植えたり、寄せ植えをするのは避けたほうが無難です。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

ユーフォルビア・カラキアスの詳しい育て方

選び方

株元まできれいな葉がついた姿が美しいものを選びましょう。

ユーフォルビア・カラキアスは多くの園芸品種があり、品種によって草丈に違いがあります。それぞれの品種の草丈を確認してから適した位置に植えましょう。

植え付け

春と秋が植え付け適時です。乾燥を好むため、水はけの良い場所に植え付けましょう。レイズドベッドした場所やロックガーデンなどへの植え付けも適しています。

植え替え・鉢替え

鉢植えは、1~2年に一度、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

春に開花します。終わった花茎は株元でカットしましょう。

夏越し

多湿に弱いため、蒸らさないように注意しましょう。

冬越し

極端な寒冷地以外では、冬も戸外で越冬可能です。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し芽で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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