マリーゴールド・ストロベリーブロンドとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- マリーゴールド・ストロベリーブロンド
- 学名
Tagetes putala
- 科名
- キク科
- 属名
- タゲテス属
- 原産地
- 園芸品種
マリーゴールド・ストロベリーブロンドの特徴
マリーゴールド・ストロベリーブロンドは、フレンチマリーゴールドの系統のマリーゴールドです。気温によって花色が変化し、咲き始めと咲き終わりでも色が変化します。耐暑性や連続開花性に優れ、初夏から秋までたくさんの花が開花し、夏の庭や寄せ植えなどに活躍します。
低温期のマリーゴールド・ストロベリーブロンド
地域によっては12月まで花が見られます。夏から秋とは色が変わり、低温期になると深い赤になり、そこから咲き進むとベージュピンクになります。
マリーゴールド・ストロベリーブロンドの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 20~30cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 赤系アンティークカラー(季節によって色が変化) |
開花時期 | 5月~11月 |
マリーゴールド・ストロベリーブロンドの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
肥料 |
マリーゴールド・ストロベリーブロンドの栽培環境
日当たり・置き場所
鉢植えでも地植えでも栽培可能です。
日当たりと風通しの良い場所を好みます。日光が足りないと花数が減り、ヒョロヒョロと徒長し、病害虫の害にあいやすくなります。
用土
水はけの良い土を好みます。
地植え
事前に植え付ける場所を掘り起こし、元肥や腐葉土などを混ぜ込んでおきましょう。
鉢植え
市販の草花用の培養土で問題なく育ちます。
マリーゴールド・ストロベリーブロンドの育て方のポイント
水やり
地植え
根付いてからの水やりの必要はありませんが、極端に土が乾燥する場合は与えましょう。
鉢植え
鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
肥料
開花期間が長い草花なので、肥料を切らさないようにしましょう。
植え付け時
元肥を混ぜ込み、植え付けます。草花用培養土を使用する場合は、「元肥入り」「元肥なし」かを確認するようにしましょう。
追肥
元肥の持続期間を確認し、効果が切れたら施肥を開始します。使用する肥料の使用頻度や量にそって追肥しましょう。
真夏
暑さで株が弱るため、肥料をいったんストップし、涼しくなってから再開しましょう。
病害虫
灰色かび病 | ボトリチス病とも呼ばれ、梅雨時期に特に発生します。花弁に褐色の小さなシミ状の斑点ができたり、茎や葉に灰色のカビが生えます。気温が20℃前後で雨が続くと発生しやすくなります。日当たりや風通しを良くすることが大切です。 |
ハダニ | 気温が高いところや乾燥している場所に発生します。暖かい時期に発生しやすく植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。また、もともと弱っている状態の植物はハダニの被害に遭いやすく、被害も大きくなります。ハダニの数が増えて被害が大きくなってくると、葉緑素の不足によって光合成ができなくなり、生長不良になったり、植物自体が枯れていきます。 |
ヨトウムシ | ガの幼虫で、年に2回ほど発生します。昼間は土の中に隠れていて、夜になると一斉に出てきて活動します。幼虫は葉や茎部分を集団で食害するため、気付いたら葉が丸坊主になっていることがあります。葉裏に大量に卵を産み付けるので、これが孵化しないうちに葉ごと処分しましょう。こまめに葉裏もチェックするようにしましょう。 |
マリーゴールド・ストロベリーブロンドの詳しい育て方
選び方
葉がきれいな緑で茎がしっかりとしていて、つぼみがたくさんついている苗を選びましょう。
種まき
発芽適温は20~25℃なので、4月後半以降が種まき適期です。市販の苗のように4月後半から開花させるには、加温できるスペースで早めにまき、育苗する必要があります。
種は、すじまきかばらまきし、5mmくらい覆土をします。発芽するまでは土が湿った状態を保ち、涼しい日陰で管理します。発芽したら日当たりと風通しの良い場所に移動し、本葉が2~4枚になったらビニールポットに移植し育苗し、市販の苗程度に育ったら定植しましょう。
ポットに直接種をまき、良い芽を残して育苗すると移植の手間が省けて手軽です。
植え付け
4月~9月が植え付け適期です。株間は、30~40cmが適当です。地植えは、霜のおりる心配がなくなってから植え付けましょう。
剪定・切り戻し
極端な暑さだと生育が止まることがあります。夏に草姿が乱れたときは、半分くらいに切り戻すと秋に再び開花します。
花
5月~11月の長期間、開花します。枯れた花をこまめにカットすると、次の花が咲きやすくなります。マリーゴールド・ストロベリーブロンドは、季節によって花色がかなり変化します。変わりゆく色合いを楽しみましょう。
収穫
切り花やドライフラワーとしても楽しめます。
夏越し
極端な暑さだと花がいったん休むことがあります。夏前に伸びすぎているようなら切り戻しを行いましょう。肥料は、夏は中断し、秋に再開します。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種で増やすことができます。