タケニグサとは？育て方・栽培方法｜植物図鑑
- 植物名
- タケニグサ
- 学名
Macleaya cordata
- 英名
- Plume poppy
- 和名
- 竹似草、竹煮草
- 別名・流通名
- チャンバギク、チャンパギク
- 科名
- ケシ科
- 属名
- タケニグサ属
- 原産地
- 日本
タケニグサの特徴
タケニグサは、ケシ科タケニグサ属の多年草。日本在来種で、各地に自生している野草です。
タケニグサは、草丈1～2mまで大きくなる大型の野草で、山野や公園、花壇、空き地、河原など、身近な場所で見かけます。葉の大きさは10～30cm、緩やかな鋸歯の入った葉で、キクの葉を大きくしたようなフォルムをしています。茎の中は中空で、折るとオレンジがかった黄色の乳液が出ます。この乳液はアルカロイドを含んでいて有毒なので、肌の弱い人は直接触れないように注意しましょう。6月～8月に咲く花は、花びらはなく、つぼみの状態は苞に包まれ、開花すると苞が落ちてしべだけになったものが花穂のようにつきます。高い草丈と大きな葉という豪快な見た目に、風に揺れるしべだけの花の柔らかな様子は、美しい光景です。反面、繁殖力が強いこと、葉や草丈が大きいことから、はびこると駆除が困難であるとか、周囲の植物を枯死させてしまうなど、厄介な雑草として扱われています。日本では厄介な雑草ですが、海外では園芸植物として愛されているということですから、ところ変われば扱われ方もずいぶんと差が出るようです。
タケニグサという名前の由来は、竹のように大きくなるから竹似草だとか、竹を煮るときに一緒に入れると竹が柔らかくなるからなど、諸説あります。
タケニグサの詳細情報
| 園芸分類 | 草花 |
|---|---|
| 草丈・樹高 | 1～2m |
| 耐寒性 | 普通 |
| 耐暑性 | 強い |
| 花色 | 白～グリーン |
| 開花時期 | 6月～8月 |
タケニグサの育て方カレンダー
| 時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 開花 |
タケニグサの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みます。
用土
あまり土壌は選びません。
タケニグサの育て方のポイント
水やり
降雨に任せて問題ありません。
タケニグサの詳しい育て方
選び方
野草のため、苗は流通していません。
種まき
種はとりまきします。
剪定・切り戻し
伸びすぎたと思ったら、適宜剪定します。茎を傷つけると出てくるオレンジがかった黄色の乳液は有毒です。素手で触れないように注意してください。
花
タケニグサの花は、7月～8月に開花します。花びらがなく、しべだけというのが特徴です。
冬越し
冬は地上部が枯れたようになって越冬します。特に必要な冬越しの作業はありません。
増やし方（株分け、挿し木、葉挿しなど）
種で増やすことができます。
